新谷研究室

新谷研究室の教育・研究・社会活動及びそれにかかわる新谷個人の問題を考える。

旅の文化研究所

2008年02月17日 01時52分38秒 | 教育・研究
 ご機嫌で帰宅したら旅の文化研究所というところからの封書が届いていた。開けてみると案の定、dogloverさんの申請したプロジェクトに50万円の研究費が採択されたので、指導をよろしく、という手紙だった。このところゼミで修学旅行史研究をやってきたが、dogloverさんがこの研究所の公募プロジェクトを見つけてきて、僕が推薦書を書いた結果である。
 やはりアンテナを立てて研究費を取りに行くという姿勢が大切なのだと思う。金額は大型研究費に比すればささやかではあるが、しかし、院生にとっては大金である。申請書の書き方についてはdogloverさんに学ぼう。
 ところで、今日は大学院博士課程(社会人)の入試。しかし、いつもは僕と先を争ってきつい質問をするM教授がおとなしい。一言も発しない。「今日は静かですねぇ」と問うたら「今日はいい誕生日にしたいので…」とよくわからないことを言う。そういえば金正日と同じ誕生日だった。
 ところで、本日はO教授の定年退職祝賀パーティだった。O教授は僕がQ大着任時からずっと世話になっていた人。いつもOさんの後にくっついて遊んでいた。そしていろんなことを教わった。遊び人でならしたOさんだったが、このところ糸島で悉皆調査をしていることを説いていたが、その功績は海外でよく知られていると彼に近いH准教授から聞いていた。今日、引出物にその本をいただいたが、E氏の長文の後書きがついていた。E氏は以前Q大にいてOさんの下で助教授をしていた人で、京都大学に移った人。肩書きには(京都大学・東京大学)となっていた(両方に籍を置いている。どういうことだろう?)。そしてOさんは「発達心理学」の第一人者だと最後に書いている。こういう偉ぶらないOさんの人柄は魅力だ。それにこの本はおもしろい。
発達障害の早期支援 研究と実践を紡ぐ新しい地域連携
大神 英裕
ミネルヴァ書房

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 で、バーティも盛りあがりO教授の写真がスライドに映された。そしてリンカーンの像と一緒に写っているO教授の姿があらわれ、今日がO教授の63歳の誕生日で、リンカーンの199歳の誕生日なんだとメッセージが出た。なるほど、そういう事情でこの日に最終講義を持ってきたのか。さすがは我が師匠のOさん。粋だワイ。

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