新谷研究室

新谷研究室の教育・研究・社会活動及びそれにかかわる新谷個人の問題を考える。

研究の位置づけ

2006年04月27日 12時30分57秒 | 教育・研究
 Q教の論文提出締切ですね。Q教は気軽にろんぶんをかけるという意識があるせいか、さまざまなスタイルで投稿してくることがいます。それで昨年度から査読の制度を作りました。査読する人も会員に広く委嘱していますから、査読者の質も問われないことはないのですかが、それは査読者が常に正しいということではなく、査読もまたひとつの意見だというに過ぎません。
 とは言え、論文はきちんと書かなくてはなりません。以前にも書いたとは思いますが、問題の設定をすることがたいせつです。自分の研究がなぜ研究に値する意義があるのかを自分で知ることです。おかしな話ですが、何のために自分が研究をしているのかをわかっていないでやっているとが多くなっているように思います。研究は研究の世界で研究に値することをしなくては意味がありません。それを僕は「学界に貢献できる」ことと言いたいです。自分の研究がどう学界に貢献できるか、それをよく考えてください。
 自分の研究の重要性はそれまでに行われてきた研究との関係なしには語りにくいと思います。Aというものに重要な意味があるというのはBとか、Cとの関係があるから重要なのであって、Aだけで重要なのではない。でもそういう独りよがりの論文って多くなっている。学会発表や論文執筆を単なる業績稼ぎだと思っているとそういうことになる。気をつけよう。

論文の書き方

講談社

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一仕事

2006年04月26日 01時33分45秒 | 教育・研究
今日は午前中は研究戦略委員会。これはけっこう重々しい委員会なのだ。総長が出てるし、副学長、総長特別補佐なんかが何人も出ている。
で、研究院長とかも出ており、私は軽輩者。以前研究戦略企画室員をしていたが、これが後の席に控えにすわる(これで教授クラス)。そして競争的資金をいかに獲得するかの話をするのだ。午後から原稿書き。なかなかその気にならないので、進まない。結局夜遅くなってしまった。でもとりあえず完成。やったぁ!

旧帝大の崩壊―地元エリート国立大学の凋落と東大・京大の行方

WAVE出版

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今日は大忙し

2006年04月24日 19時41分27秒 | スケジュール
 今日は一日何かしている日だった。朝起きてわかめと玉葱の味噌汁を作る。玉葱を食べると身体から臭いを発する、と娘に責められつつ、大量の玉葱を入れた味噌汁を食す。んで、カミさんを駅の駐車場に送り大学へ。書きかけの草稿を清書して封筒に入れ、現金支払機で預金を引き出し、郵便局に行って原稿を送り、引き出した金を振り込む。戻ると大学院ゼミ。終わると即地下鉄に乗って市役所へ。市役所前の蕎麦屋で大ざるを掻っ込み、北別館の市PTA事務局で会議。戻って学部のゼミ。N中さんが研究室の整備をしてくれている。そこへ鳥取県人権文化センターのOさんが所長さんと一緒に来られた。で、事業計画について説明を受ける。なんと僕は客員研究員なのだ。
 で、お帰りの後、K米さんに無線LANについてレクチュアしてもらい、あとは夜間のゼミだけ。一日中休む暇なく働いている。そうそう今朝の車の中でカミさんに「あんたスケジュールのブログを持っているんだって?」と詰問される。スケジュールを公開しているとけっこう便利だ。日程調整のときに「ここ見て!」でやりやすいからだ。
 なんか腹が減っている。


日本共産党

新潮社

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研究会

2006年04月24日 01時26分24秒 | 教育・研究
 今日の研究会はなんと25名の大人数で盛り上がりました。ゲストに広島大学のSさんも見えたし、今回からF教育大学のTセンセも来てくださり、発表者も4人いて遅くまでいい議論ができました。発表した方々はそれぞれ今日の意見を参照にして研究を進めてください。殊に修論のかかった人、入試に備える人はしっかり形にしてください。夜も楽しかったですね。来月は土曜日です。間違えないように。

少年むくはとじゅう物語

理論社

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なんという…

2006年04月22日 14時45分12秒 | 教育・研究
 木曜日に六本松での文系コア科目「教育学」を講義したのだが、どうも感想文によるとマイクの通が悪いようだ。一回目はピンマイクを使ったのだが、声が聞き取りにくいと注文がついたので二回目はカラオケ風マイクに切り替えた。そうしたらやはり聞き取りにくいのでマイクに口を近づけてくれという意見が多々押し寄せられた。マイクというのはむずかしいものだ。中には「先生の声が聞きとりづらくて、何を話していたのか、全く分かりませんでした。声も小さいし、語尾ははっきりしていないし、聞くのが困難というか不可能に近かったです。第一回目の講義のときにも誰かに言われてましたよね?それなのになぜ二回目の講義でそれを改善していただけないのでしょうか。もしかすると、そのことを反面教師にして、自分は人前で話をするときははっきりと伝わる声で話しをしようと生徒に思わせるようにすることがこの講義の意味なのでしょうか?次は改善されていることに期待しています」というたいへん深い洞察のコメントが入っていた。よく講義の趣旨がわかったな、と感服する次第である。
 ところで、セクハラをしたと言われて議員を辞職した日本共産党の筆坂秀世氏の内幕ものの本が出た。かなりおもしろい。

日本共産党

新潮社

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行ったり来たり

2006年04月20日 11時48分19秒 | 教育・研究
 本日は朝は日赤看護大学、夕方に六本松で講義。学生委員会があるが、六本松の講義と重なるのでそっちはお休み。それまで自宅で原稿を書く。だから箱崎には行かない。一難去ってまた一難。締切が終われば、また原稿の締切だ。そうしないと月末の釜山旅行に行けない。

〈きょういく〉のエポケー第3巻―〈道徳〉は教えられるのか?

教育開発研究所

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会議ばっかり

2006年04月19日 16時07分19秒 | 管理・運営
 昨夜はヒューマンライツふくおかの事務局会。例によって深酒。「あんざ」を試そうとしたら満員だった。火曜日から呑んでばかりいるんじゃない!と人にはきびしい。
 中洲川端の交差点辺りでタクシーを探してたら若い女性2人に声をかけられ、CDを売りつけられた。「早く帰ってお帰り!」と言いたいところだったが、まあ許す。いったん断ったもののちょっとおもしろそうであったので、買ってやった。で、今朝車中聞きながら来たが、なかなかいいではないか。COOL.M.Bという男性デュオで「The Natural」というタイトル。3曲入りで1200円だった。
 ということだが、本日は午前中に学部改革委員会をやり、その後教務委員会とカリキュラム改革委員会の合同会議。お昼にそそくさと昼食を摂って、研究院長補佐会と合同運営委員会をこなす。とんでもない問題も出てきた。ドット部門長にはたいへんな難題登場です。部門の皆様方にはよろしく、ってか。
 さて、原稿だ。




中洲物語

海鳥社

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