歌集 林檎の感触 | |
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7日の学校文化史では鈴木その子「公立小学校に於ける大正新教育―東京都滝野川尋常高等小学校の「綜合教育」―」を読んだ。
まあ、社会人のゼミだとはいえ、歴史の論文は歴史の論文として読んで欲しいというのが最初の感想である。このことは社会人学生にとってはかなり難しいことだ。日ごろの職務から思考と思考様式が離れないからだ。しかし、それをやらないと自分は進歩しないとし、高い授業料原って大学院に来ている意味もない。
それはさておき鈴木論文。着実に論文としてまとめているが、〈なにゆえに公立小学校と新教育なのか〉という課題意識がすっぽりと抜けている。〈公立学校であるが故に・・・〉というのは実におもしろい課題設定だと思うのだが、本人は気づいていないのかもしれない。
帰って昨夜から寝ながら読み返していた『鬼平犯科帳』に驚いた。「浮世の顔」(文庫版14巻)の舞台は滝野川村であった。