新谷研究室

新谷研究室の教育・研究・社会活動及びそれにかかわる新谷個人の問題を考える。

年休です。

2005年09月30日 08時05分27秒 | スケジュール
 本日は年休です。土日も不在です。なぜなら茨城県にある妻の実家の墓に四十九日の法要と納骨に行くからです。では、新学期に。その他の情報は裏ページに

わかりやすい労働時間・休日・休暇・休業の法律知識〈2004年法律施行版〉

日労研

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原稿を書き上げた

2005年09月28日 22時42分39秒 | 教育・研究
 教育基礎学研究会の時にparadoxくんが原稿を書き上げたときと同音異義の症状をしていると告白していたので、問い質すと時に書き上げた原稿を押し戻したりして凌いでいるとか。それは危険なのですぐに病院に行くように助言した。翌日比較のKさんがやはり彼からその件について告白をされていると聞いたのでやはり彼の将来を慮ると放っておけなくなり、その筋の専門家の書物を貸してあげた。僕が同病の人を見舞ったときに退屈のあまりその病院の院長の本を買って持っていたのだ。実際彼の症状はかなり危険なところに来ていて、研究者としての将来も心配になるくらいひどいのだ。夏目漱石も死ぬほど苦しんだということで、それが孤独な個人主義の文学を作ったといわれている。
 皆さんにもお勧め。↓

Q&A痔全科

篠原出版新社

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ホームページ

2005年09月28日 22時32分37秒 | 管理・運営
 今日は午前中に大学院問題の作戦会議。これからの具体的案作りと交渉の段取りを決めた。昼休みに食い込んでしまったのでmarronさんはすでにお弁当を頬張っていた。で、今日は一人で味の時計台筥松店に行くことにした。メニューは札幌で食べた激辛の激辛。ずずっと啜っていたらとなりのおっさんが(俺もおっさんか)「激辛の激辛は辛いですか?」とバカなことを訊いてくるので、「そんなに辛くはないですよ、市民の店だから」とバカな答えをしてしまった。その紳士は「それなら今度食べてみよう。今まで勇気がなかったので」とよくわからない反応をして席を立った。
 午後は大学院の教授会、けっこう出番が多かった。そして走ってカリキュラム改革委員会、そして社会人ガイダンス。時間的にはかなり重複してしまった。今日社会人の合格発表があって、5人合格のうち3人の方が見えていた。U野さんがいなかったが、会が終わって8時くらいに研究室にやってきた。僕はその時はK米さんと人環のHP再編の打ち合わせの途中で作業のために研究室に戻るところでばたっとU野さんに会ったのだ。うんと励ます。
 で、HPの編集。人環のHPはなかなか改訂できないので、K米さんと相談してうまくいく方法を考えてみたのだ。で、各部門の担当者にやってもらうことにしたのだが、今日は僕のパソコンから訂正する練習をした。見てごらん、だいぶ変わっているから。


超図解 ホームページ・ビルダー7

エクスメディア

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学生委員会

2005年09月27日 14時39分54秒 | Weblog
 15日に全学の学生委員会があったが、そこに九州大学学生表彰規程(案)というのが、提案された。学業に秀でて他の学生の模範となる学生を表彰する制度を盛り込もうというものだ。人環の教授会で報告するのに回答案も用意しておけという研究院長の指図なので、頭が痛い。なぜなら、例えば教育学部で学業に特に優秀な学生をどうやって選んだらいいのか。しかし、問題は別のところにあると思う。今まで課外活動や社会活動についての表彰規程はあった。わが体操部の田中くんも表彰されている。しかし、学業というのはそう簡単に比較できるものではない。かつ模範的学生となるとむしろ九大生の器を小さくしてしまう気がする。どうしようかねぇ。

権力にアカンベエ!―京都大学新聞の六五年

草思社

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全学教務委員会の平成18年度全学教育カリキュラム改革専門部会

2005年09月27日 13時27分42秒 | 管理・運営
 タイトルのような長い会議に出てきた。会議をしていろいろ決めると言うより、それぞれについて納得していく会議でもある。全学教育を改革するというのであるからたいへんな課題がそこにはある。ひとつは「全学出動態勢」というのが共通の柱に立っていること。全学教育は全員でやろうということなのだ。専門の学部では「なるべくしたくないしぃ」と言いたいところだけれど、そうはいかない。なぜなら全学教育も含めて全体が学生の教育なのだから。構図としては基礎教育と専攻教育という段階的教育(基礎学力の上に専門性をつけていく)と平行して教養教育(総合性・学際性)をおくという感じだ。まだまだ、不整合もある。文系コア科目(教養教育)として「教育学」「心理学」が設置されているのに、文系基礎科目として「教育学概説」「教育心理学概説」がある。また、「大学とは何か」「九州大学の歴史」といった「総合科目」は申し出のあったボランティアに依存していたが、今年は「現代社会と人権」を休んだように減るのを留めることはできない。そういう提案をしたら企画調整の組織の立ち上げを検討するということにはなった。
 先に挙げた「教育学概説」や「教育心理学概説」も他学部の学生にも聴かせるため学生のモラールがあがらず、苦しい思いをしている旨発言するとその思いはみな共通のようであることはわかった。ただ、これらの科目はこれまではコア代替科目だったが、文系基礎科目に位置づけられて文系の学府(大学院だよ)での教育・研究を知っておいてもらおうという趣旨になったのだそうだ。
 そんなこんな議論だったが、多くは役員会で変更も含めて決められてくる。議論するということの意味が減ってきていることも確かである。嗚呼、法人化…残念!


立教大学「全カリ」のすべて―リベラル・アーツの再構築

東信堂

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情報化委員会

2005年09月26日 17時55分03秒 | 管理・運営
 本日は情報化委員会を10:30から開いた。議題は人環のHPの刷新である。いろいろ組織の再編があったりしてもそれを日常的に変える体制がとられていない。それで、今年は実践臨床心理学専攻も立ち上がったし、来年からは教育臨床学コースも立ち上がるし、21世紀COEも進んでいるし、大調整や微調整が次々と来る予定なのでこまめに書き換えていく段取りを作らなくてはならない。で、K米センセにたたき台を作ってもらって段取りをつけた。
 そんなもんで、昼飯はうめーもんでも食おうかとK米さんを誘ってそばを食べに行った。F県立大学に非常勤に行ってた頃は大学に帰る途中立ち寄っていたが、昨年やめたのでなかなか行けなくなっていたのだ。場所はちょっと遠いが、ドライブには恰好のところだ。八木山峠を越えたところで山中に入った古い農家を再生した蕎麦屋だ。日吉庵という。川のせせらぎの音と目の前を覆う緑の風景が会議に疲れた脳を癒してくれる。おすすめ。かつてW研究院長に勧めたら愛用しているらしい。maronさんをお連れしたこともあるが、彼女は迷いそうなので一人では行けない、のかもしれないが、その時は感動していた。飯塚の近大九州短大のM木くんは通勤途上なのでたまに行っているらしい。
 2年ほど前にこの店を訪ねた際に作った作品(『塔』2004年5月号)。

新蕎麦の出始めらしい 座敷には蘊蓄垂れる男らの声
                        休呆

 おりしも店主曰く、「新蕎麦が入荷したばかり」とかで、「うまいと思うけど、まずかったら二度と来ないで」という店主の自信はともかく、竹を割った器に寝かされて運ばれてきた蕎麦の緑かかった艶と官能的な香りに「ああ新蕎麦だなあ」と胸がときめいた。いい蕎麦と出会ったときは恋とよく似たときめきを感じるものだ。たまらず箸を出して蕎麦を啜る。これを「くちづけのよろこびといふ」と言い切ったのは誰だったっけ。ともかく、こういう良い蕎麦のときはつゆをつけすぎてはならない。昔から蕎麦通は蕎麦の先にちょこっとつゆをつけて喰うのが粋とされたが、その通人が死ぬ間際に「一度だけたっぷりつゆをつけて蕎麦を喰いたかった」と言い残したという逸話がある。しかし、それはその辺の立ち喰いそばなんぞを蕎麦だと思っている人の話。今日の日吉庵の蕎麦は心底つゆをつけるのが惜しくなるほど蕎麦の香りと味が良い。
 そばセットを頼むと突き出しに中津江村の椎茸を備長炭で焼きシシリー島の岩塩で味付けたものがいい味の自家製もろみを附した胡瓜や葛菓子、季節の果実などと出てくる。なかなか粋だ。そして先程のもりが出てきて、食べ終わって頃を見計らって温かい田舎そばが供される。こちらは挽きぐるみの薫り高いそば。もりそばのあとに食すとホッとしたやさしさを感じる激しい恋との出会いがやさしさの中に実を結んでいく、そういう心憎い組み合わせになっているのだ。
 で、今回大盛りがあることを知った。もちろんもりそばが大盛り。
蕎麦の蘊蓄―五味を超える美味しさの条件

講談社

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教育基礎学研究会

2005年09月25日 23時55分42秒 | 教育・研究
 23、24、25日と3連休は九重の国立大学共同研修センターで教育基礎学研究会の合宿を行った。ハードなスケジュールではあったが、充実した研究会であった。しかし、発表者が多いのでじゅうぶんに意見交換のできない部分もあったかもしれないが、ほぼ体力的にはいっぱいいっぱいであったかもしれない。
 われわれ教員の意見も重要だが、院生、学生相互の(かつ幾分専門を超えたところでの)議論がたいせつなのである。殊に今回発言をしなかった人、発表をしなかった人は今後よく考えて精進してほしいと思う。わざわざ山に籠もって合宿をするのだからただ、人の意見を拝聴するという気持ちではなく批判や論争のスキルも磨いてほしい。それからまだ発表になれていない人は研究の方法を盗む場でもある。研究のスキルを磨く80%は「盗む」という点にかかっている。それは「パクる」ことではない。
 古来、職人の世界ではその技の伝承は言語ではなく師匠や兄弟子から盗むという形で行われてきた。というより、技は秘伝でもあるし、自分自身の財産でもあるからめったに他人には教えられない。伝えてしまえば自分は超えられてしまうからだ。それを弟弟子はそっと「盗む」ことで自分のものにしていったのだ。その重要なポイントは自分を磨き、少しでも上達しようという意欲であった。それは抑えられれば抑えられるほど募ってくるものであり、それ故「盗む」というギリギリの努力が必要だったのだ。今は教わることに馴れすぎている。それが向上心を損ない、いつまでも一人前になれない理由でもある。
 ゼミとか研究会というのは公開の「盗む」場なのである。そこで互いに磨き合うということである。その意味では、自分の殻から抜け出せない人もいたし、自分の事と教員の意見にしか関心のない者もいたように思う。それでは伸びない。何より大事なのは自分が恙なく発表しようということではなく、友人の研究に関心を持つことである。友人の研究の良さやまずさから自分に返ってくるものを見つけるようにしなくてはならない。それがいちばんの成果なのだ。

研究計画書の考え方―大学院を目指す人のために

ダイヤモンド社

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今日の予定

2005年09月22日 11時33分15秒 | スケジュール
 昨日の研究院長補佐会で総長からの宿題が出たという。で、おはちがまわってきたので、その作業をしなくてはならない。気が重い。この後S医大へ行って加療後、大学に出るつもりだ。雑用が入ると論文が書けない。
 明日からは教育基礎学研究会の九重合宿。休みなし。
尋常中学校の成立

九州大学出版会

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振り回されて

2005年09月22日 11時28分09秒 | スケジュール
 21日は11時から九州教育学会総合部会の打ち合わせ。弁当付きであったので、弁当を食べ終わるや休みなく研究院長補佐会と合同運営委員会。これがややもめて終わると教育学部門会議。ここで今後の大学院改革について情報交換の後、marronさんとタクシーをとばしてココロンセンターへ。18時半からヒューマンライツふくおか市民会議の第1回人権講座でmarronさんが講演をしたのだ。で、終わった後事務局で講師を囲んで懇親会。帰ったのは深夜であった。会議の合間にも教務委員会の連絡をメールでしたり、雑用を秒単位でこなす。ううう、ただ振り回されて一日が終わった。
 
 そうそう北原かな子さんから『ローカルヒストリーからグローバルヒストリーへ』という本が送られてきた。これは面白い本だ。お勧めだよん。
ローカルヒストリーからグローバルヒストリーへ

岩田書院

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快挙

2005年09月18日 18時49分22秒 | 教育・研究
 ついにわが九大体操部が七大戦で4位となった。創部以来もっとも高い順位なのだ。写真は3位を賭けた着地に失敗してくやしがる田中くん。ここまできたのも田中くんの活躍なんだから、よかった、よかった。他のメンバーもよかった。来年は3位と言わず優勝してもいいよ。