一昨日は第15回宗像地区「」教育研究集会であった。何とか定着してきたと思う。全体講演の光井敬夫さんの話もよかったし、午後の分科会も充実していた。『学校は軍隊に似ている』は8冊売れた。なかなか本を買うという習慣は教員にはないらしい。
本を買うということは贅沢をするということではない。学生時代に本を買う金がないなあ、とぼやいていたとき勉強家のY君のカノジョが「彼はご飯食べる金があったら本を買うみたい」とのろけた。その瞬間ひびいたね。当時学食で昼食をとると100円くらいしたかな。その金で岩波文庫が買えた。「そうだ、そうなんだ」と思った。メシを食わなくても生きていける。知がなければ生きていけない、と思ったね。
で、その通り実行したかというとそれはウソだ。真っ赤なウソであった。意地汚い僕は飲み食いをやめたわけではなかった。しかし、優先順位は変わった。まず本代から遣う。そういうことにした。『定本 柳田国男全集』は当時大学の近くの古書店に少し安めに出ていたのをポケットに千円札があるたびにコツコツと一冊、二冊を買い増していく形で全部揃えた。
本をさらによく買うようになったのは東大の百年史編集室で仕事をしたときだ。生協の集配の方が注文書を回収し、本を配達してくれるシステムだった。支払いは月ごとにまとめての後払いだったと思う。そうすると他の室員(東大、慶応なんかの院生がほとんど)が何を買うかを横目で見ているから、本を買う競争になる。おもしろい本を人より早く見つけてこれみよがしに注文する。人のを見てそっと自分も注文を入れる、というように。
本を買うということは贅沢をするということではない。学生時代に本を買う金がないなあ、とぼやいていたとき勉強家のY君のカノジョが「彼はご飯食べる金があったら本を買うみたい」とのろけた。その瞬間ひびいたね。当時学食で昼食をとると100円くらいしたかな。その金で岩波文庫が買えた。「そうだ、そうなんだ」と思った。メシを食わなくても生きていける。知がなければ生きていけない、と思ったね。
で、その通り実行したかというとそれはウソだ。真っ赤なウソであった。意地汚い僕は飲み食いをやめたわけではなかった。しかし、優先順位は変わった。まず本代から遣う。そういうことにした。『定本 柳田国男全集』は当時大学の近くの古書店に少し安めに出ていたのをポケットに千円札があるたびにコツコツと一冊、二冊を買い増していく形で全部揃えた。
本をさらによく買うようになったのは東大の百年史編集室で仕事をしたときだ。生協の集配の方が注文書を回収し、本を配達してくれるシステムだった。支払いは月ごとにまとめての後払いだったと思う。そうすると他の室員(東大、慶応なんかの院生がほとんど)が何を買うかを横目で見ているから、本を買う競争になる。おもしろい本を人より早く見つけてこれみよがしに注文する。人のを見てそっと自分も注文を入れる、というように。
学校は軍隊に似ている―学校文化史のささやき福岡県人権研究所このアイテムの詳細を見る |