4月は毎年恒例の修論検討会だった。
新たに参加したのが福岡大学のT部さん、研究生のT福さんだ。
で、自己紹介の後、午前中はT永さん(コメンテーターはI山さん)、午後はKK山さん(コメンテーターはI江さん)とO森さん(コメンテーターはS本さん)。
I山さんはいいコメントをした。つまり、グランドデザインについてだ。これは論文を書くときによくよく考えて欲しい。この研究が全体で何を目的とし、どういう構想の中に位置付くのか、ということだ。たぶん自分でも思い当たることがあるのだろう。そのことも大事なことだ。他人の研究を咀嚼して批評する。そうした作業の中で自分の研究の課題も見えてくる。だからこういう会は必要なのだろう。
それと、言い訳・弁明で逃げないこと。取り繕って批判をかわすと、自分自身に反省ができない。突っ込まれたら行き詰まることも大切だ。年齢を重ねるにしたがって言い訳が増える。これではそこから伸びない。
やはり挫折は必要なのだ。挫折は若者の特権のように思われてきたが、換言すれば、だから若者は成長するのだ。そういうところは若者に見習おう。老獪は研究にとっていいことではない。
懇親会はO森さんの中学時代の恩師であり、3月まで同級生となっていたK米さんがO森さんの出藍の誉れを祝して金一封を出してくださった。おかげで楽しい会となった。
そういう恩師をいっぱい連れてきて欲しい。
来月は5月8日(土)13時半から。
卒論、修論の構想発表だ。すると6月は新人のT部さんとかT福さんの番かな。