やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【エネルギー】 人類にとって、原発も核兵器と同じように廃絶が望ましいが…

2011年08月26日 | ~h27 政治経済

人類にとって、原発も核兵器と同じように廃絶が望ましいが…

■将来的には廃絶を

 原発の運転を続けていくのは、長期的には、日本でも世界でも、つまり人類にとって、「放射能
去技術」(※去ではない)が発明されないかぎり無謀な行為だと思います。《核+関連廃棄物を長期間無害化できないのに、日々地球上に増殖させる》 というのですから、いつかは無理がきます。しかも、時々の恐ろしい事故付きですから。
 原発を使わないでも電気の供給はできるのに、いまだに「危険な原発」を使っている根本的理由は、《資本家による投資回収・関係者の利権継続=カネもうけ》と《国力としての原子力技術・軍事力保持》でしょう。
 数十年前までは《人類の夢のエネルギー源保有》というわくわくするような期待もありましたが、すでに 《人類にとって放射能は手に負えない危険である》 ことが分かった以上、できるだけすみやかに撤退すべきです。

 (※2014.10.4加筆⇒運転中も使用後も安全な《新型原子炉》ができればそれが望ましい。/現有の「沸騰水型」「加圧水型」の改良には限界があると思う。そもそもアメリカが「核兵器」を作るために選んだ方式なのだから。)

■日本の原発もできるだけ早く

 ただし、今の日本にとっては
、「即時脱原発」は経済的自殺行為なのは明らか。
 したがって、非原子力のエネルギーをできるだけ早く活用することで、危険性の高い原発から
順次廃止していくことが最善の方法かと思います。(※今停止している原発の安全性を査定して、優良原発は稼働させる必要があります。特に、東北電力と関西電力管内の人々と産業にとっては死活問題のようです。)
 何年かかるかは、非原子力発電の発展しだいです。今は「できるだけ早く」としかいいようがありません。

 ※どさくさまぎれに、「太陽光:メガソーラー発電」などと、通常の数倍もの高コストの発電をむやみに許してはいけないと思います。命の危険性はなくても、電気料の高騰と、利己的な電力資本家の高笑いは目に見えているのですから。 他に発電方法はいくらもあるので、あわてる必要はまったくないと思います。

佐賀県の玄海原発の望ましい対応は

 
1号機は老朽化のためただちに運転停止後廃止。3号機は「プルサーマル発電・モックス燃料の危険性」のため今の停止のまま再稼働しない。 
 2号機は「安全審査」に合格しだい稼働(1号機を停止させるため)。最新の4号機は、通常運転継続。 
 ~他の発電方式の発電が実現しだい、2、、4号機の順に廃止する。~

 九電の非原子力発電の発電可能量は、理論的には九州の電力需要をどうにか賄えるという情報もあります。が、《機器は突然故障する》 のですから、常に想定重要の10%程度は余裕をもっておくために、2・4号機を当分の間稼働させるのはやむをえないと思います。専門家の見通しはどうなのでしょうか?
 (※現に、他管内ですが、火力発電所の故障があいついでいます。おそらくフル稼働し続けているためでしょう。) 


■住民・国民の健康と安全は後回し?

 東京も含めて東北・関東地方の広範囲がすでに 《レベル放射線汚染地域》
 になっているようですね。
 しかし、数千万の人々のほとんどは逃げようがありません。職場がなければ、「生活」は成り立たないのですから。(※少数の方々はすでに全国各地に避難している。佐賀県にも。)
  
 レベル放射能の影響については、確たる定説はないようです。つまり、低レベル被曝の短期間での影響は心配ないということでしょう。 
 しかし、長期的影響についてははっきりわからないというのが実情(=学者によってまちまち)のようですね。
 将来、《長期的にもさほどの被害は生じない》 ということになってほしいのですが、現状は、《壮大な実地検証》が始まったということになります。政府も関係者も真正面から現実を見据えて、《住民・国民の健康と安全を目指して》対処してもらいたいと思います。
 チェルノブイリの事故は1986年だから、日本より25年先行していて、そろそろ長期的影響の結果が表われる頃ではないでしょうか。しっかり研究して、日本の状況に活かしてほしいと切に願っています。
 
 私が棲んでいる佐賀県の玄海原発周辺では、「白血病の増加」が既定の事実として語られていますが、腹立たしいことにいまだに《的調査》がされていません! (調査したが公表していない、のかもしれないが…)
 《住民・国民を大事にする自治体・国家》なら、あり得ないこと。 
事実
としては、自民党・公明党政権も、民主党・国民新党政権も、どちらも電力利権側に立って、《原住民の健康は後回しに(無視?、あるいは隠蔽?)》してきたということになります。

 日本は、《政府も自治体もしっかり護ってくれないので、国民は自分でサバイバルするしかない》という、情けない国になり下っていると思いませんか?
 

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