老ホーク雑感

ホークスを中心に、野球の他、スポーツ全般の話を、何の脈絡もなく、思いつくままに書いています。

偉大なアニキ 金本知憲

2006-04-10 22:30:02 | Weblog
904試合連続フルイニング出場!

阪神タイガース金本知憲選手が、途方もないことをやってのけた。メジャーリーグのスーパースター、カル・リプケンの903試合を超える世界記録である。本人の強靭な意思、頑健な体力、不断の努力等は絶対必要な要件であるが、それにも増して重要なのは、野球能力が抜群で、首脳陣の絶対の信頼を得ている事である。チャンスで監督が代打!と叫べば一巻の終わり、エラーを咎められて守備要員と交替させられては連続は途絶える。

アニキ金本、2005年の成績を振り返ってみよう。
   打率.327  HR40  打点125  出塁率.429  長打率.615
   走者有打率.339  得点圏打率.366  満塁打率.529
頼りになる男アニキの面目躍如としている。
もう一つ、アニキの凄い活躍を示すデータがある。トータルアベレージ(TA)だ。
総獲得塁数を総アウト数で割る、即ち1アウトにつき、何個の塁を奪えたかと言う、いわば打者の総合的な能力を映し出すデータである。
アニキ金本は1.218、12球団のトップである。2位は松中の1.206、以下福留、カブレラ(西武)、ズレータ、岩村、和田・・・と続く。因みに、数値1を超えているのはこの7人だけである。

こんな最強バッターに、連続試合フルイニング出場されては、相手投手はたまらない。

記録という以上、「前人未到」である。恐らく、後人も到達することは無いだろう。
しかも、明日から日々記録は更新される。