人員不足はどの店舗でもどの業種でも同様で、客自ら作業することが少なくなく、食事処では食器の受け取りから後片付けシステムやお冷のセルフやセルフレジ、ガソリンスタンドでのセルフが少しずつ増え、券売機の設置率が高くなったような気がする。
ただ慣れないとなかなか操作が難しい。迷う指先が操作画面を行ったり来たりしてしまう。何とか発券まで出来たものの、店員さんに「○〇定食三人前ですね?」と言われ、誤りに気付いたことがあった。さらに後ろで待たれるとつい焦ってしまうし、行列が出来ているときにはその先頭には高い確率で高齢者さんが彷徨う指先で作業をしている。私もテキパキと操作出来ないこともあるので大人しく待つのだが、操作が出来ない苛立ちを店員さんに向けて怒鳴るのはおかしいだろう。
そんなことを考えていたら、飲食店の座席でのタブレットオーダーについて、高齢者から口頭での注文の要望が読者投稿され、後日その投書について様々な意見が出ていた。どれも一理ある意見が並んだが、すでに少子化の波が押し寄せている現在において「とにもかくにもやるしかない」のだと思う。それが嫌ならば口頭でオーダー出来る店に行くしかないが「作業が増える」「人員を増やさなければならない」店は当然価格に反映されることを承知の上での来店となる。
自分自身年々愚図になっていることを踏まえて、年齢的に今後確実に加速する省人化の社会に対して「足手まといにならない」「学習する」「年齢で諦めない」「謙虚」をしっかり留めておこうと怒鳴っていた老害○〇爺を見て改めて強く思う。
現在放映されているACの寛容ラップのCMがとても素敵だ。