当社では現在新規で契約される場合、連帯保証人の有無に関わらず賃貸保証会社での契約は必須としている。最近では書類の煩雑さから保証人なしの保証会社のみ契約も増えつつある。保証会社がこれだけ浸透する前は親族の連帯保証人が必要で、滞納や夜逃げの度に保証人へ催促・対応を求めたが、そのような契約違反を犯すような入居者の親族も同様に不誠実の対応が少なくなく、保証会社による負担軽減はとても有難かった。
2年前にとある保証会社が倒産した。過去にも同様に倒産するケースはあったものの、引受会社にて対応してくれたので大きな問題にはならなかったが、今回はそれが無かった。一時期当社ではメインの保証会社として利用していたが、途中から業務の怠慢が増え始め、数年前からメインから外れて行き、そして倒産との情報。メインではないものの、当然倒産した保証会社での契約が残っている。特に保証人さんなしの保証会社のみ場合は保証が全くない契約となるので早急に対策を考える。
通常保証料は初回は高く、更新以降は安くなるのだが、受け入れ先の保証会社からするあくまでも「新規」であるので、その保証料を更新扱いとして受け入れてもらえないか?と現在利用している保証会社数社に打診すると、前保証会社と同じ条件で受け入れて貰える保証会社が比較的多かったのはちょっと意外だった。ただ契約途中での保証料負担は難しく、オーナーさんと協議し、あくまで更新時に再審査・契約とすることにした。
更新時に改めて保証会社にて審査を行うのだが、中には入居当初は勤務していたものの再審査時点では無職となっていたり、親族が他界していたり、審査が難航するケースもあったものの、どうにか先日全契約での保証会社移行が完了し、とりあえはひと安心である。
どちらにせよ、業務の怠慢が見え始めた時はどの業種に関わらず注意が必要なのである。
【明日11/1(火)~11/2(水)は当社連休となります】