映画「のぼうの城（2011年公開）」を観た。
【解説】戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれたヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。
まあ～とにかく野村萬斎の「のぼう様」がいい。でくのぼうから来ているのぼう様なので本来は高身長らしいのだが、それを差し引いても農民からの熱烈な支持があるのぼう様をとても好演している。そして何より通る声がまたいい。
私の好きな佐藤浩市は、この作品では彼の魅力を存分に映し出されている。そりゃ～馬上の侍はいつだって格好いいものだ。
劇中「良い戦だった」との台詞があるのだが、殺し合いをまるでゲームのように称えるシーンにはほんの少しだけ違和感を感じたが、全体的にもとても良い作品だった。やはり普段は頼り無さそうな人が、やる時はやるのは気持ちが良いし、鳥肌が立つ。
でももっと攻防戦を見たかったな～とは思う。
