先日ひょんな事で知人の行動を知ることがあった。どう上手く話せば良いのか説明に窮するのだが、簡単に言えば「わざわざそんな程度の事でクレーム付けるんだ~」という非常に幼稚で些細な内容だった。
まだその些細なクレームを当事者間で解決しておけばいいのだが、それをその相手の上役に話したものだから、非常に面倒で大事(おおごと)になってしまっている。目くじらを立てようと思えばいくらでも見つけ出せる世の中において、そのクレームの内容やクレームの付け方によってその人の度量や器量が分かる。
以前ラーメン屋さんで店員さんが運んで来たラーメンが少しお客さんにこぼれた事があった。平謝りの若い女性店員さんにおっちゃんは烈火のごとく怒り、最後は店長が登場する騒ぎになった・・・というのを見たことがある。もちろん私だってこぼされたら気分は良くないだろうが、わざとやった訳ではないのだからそんなに激高しなくてもいいじゃんと思いながら麺をすすっていた。以前飲み屋さんで最初に出されたお通しを頼んでないと会計時に店員と口論になった・・・というのを見たことがある。それは昔からあるシステムで、いわば席料のようなもので、大の大人がいちいち騒ぎ立てるようなものじゃない。嫌なら最初から拒否すればいいじゃんと杯を重ねていた。
これがせめて「先に」知り合いから直接聞いていれば、まだ少しは受け止め方が違かったのかも知れないが、どちせにせよ非常に残念であることには何ら変わりはない。