映画「マッドマックス2(1981年公開)」を観た。
【解説】前作よりさらに数年後、石油危機を迎え荒廃した世界。凶悪な暴走族と戦いながら荒野の中で生活を続ける一団に救われたマックスは用心棒として彼らに協力する。カー・チェイスを中心としたスタント・シーンはますます過激となりアクション映画としての充実度は高いが、この作品で特筆すべきなのはその異様な世界観である。改造バイクにまたがったモヒカン刈りの暴走族や、所々に機械が取り入れられた住居等、荒廃した近未来をリアルに描き出した独特の作品世界は、後の同趣向作品群(特にイタリア製)で幾度も真似される事になった。
このシリーズは過去に何度か観た事があった。数日前にマッドマックス1を観たのだが、1と2はシリーズ物とは思えない程内容が異なり、私は2が好きだったので途中で視聴を止めてしまった。埃まみれのイメージが強い作品で、内容も登場人物もまるで漫画のような映画で、ジャイロヘリがとても良いアクセントになっている。
解説にあるように独特の世界観はその後の映画に多大なる影響を及ぼしていると思うのだが、処刑シーンや敵の衣装が最近の事件と被ってしまうほどで、どうも嫌な気分になってしまった・・・