「カサンドラ・クロス(1976年公開)」を観た。
【解説】アメリカが極秘に研究していた細菌を浴びて逃走したゲリラを、CIAが彼の乗った列車ごと抹殺しようとする作戦を描いたサスペンス映画。製作はカルロ・ポンティ、監督はジョルジュ・パン・コスマトス、撮影は「ブラザー・サン、シスター・ムーン」のエンニオ・グァルニエリ、脚本はコスマトス、ロバート・カッツ、トム・マンキーウィッツ、音楽はジェリー・ゴールドスミスなと。出演はバート・ランカスター、ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、エヴァ・ガードナー、マーティン・シーン、イングリッド・チューリン、リー・ストラスバーグ、ジョン・フィリップ・ロー、アン・ターケル、O・J・シンプソン、レイモンド・ラヴロックなど。
公開当時、まだ10歳だった私は家族で映画館にて観た記憶がある。この頃は我が家はよく家族で映画館へ行ったものだ。まるでお人形さんのようなソフィア・ローレンがまあ綺麗で色っぽい。「あの」O・J・シンプソンも出演している。30年前を感じさせる古めかしいコンピューターに囲まれた司令部であのフィールド・オブ・ドリームスのバート・ランカスターが苦悩の指揮官を好演している。なかなか登場人物がバラエティーに富んでいる作品である。また防護服が「色々な意味」で少し恐ろしい・・・
ラストシーンはCGではないのだが、今観てもなかなか迫力がある。公開当時、私は実写だと思っていたものだ。そして改めて観ると随分と「被害者を出した」事に気が付くが、それにしてもなかなか良い作品であった。