体調不良により中村勘三郎が休演し、急遽演出のラサール石井が代演することになった「ペテン・ザ・ペテン」を観に行った。藤山直美を始め柄本明・小池栄子・ベンガル・渡辺えりたちの豪華共演者が勘三郎の穴を埋めてくれるだろうと期待しつつ、満員の館内で席に着く。
時は戦後の混乱期。あやしい温泉街に、ペテン師たちがやってきた!とある温泉郷に一大計画が持ち上がります。ひとっ風呂浴びようと、この街にやって来たペテン師二人組。そこには偶然にも別のペテン師が…!騙すか、騙されるか。この温泉街に儲け話は転がっているのか!?はたまたこの世までもがペテンなのか!?泣いて笑って大騒ぎ、はたしてその結末は…。(ホームページ内みどころより)
ペテン師の話は、私の好きな映画「スティング」同様に非常に面白いと期待していると、まさかのそのスティング同様の結末だった・・・オマージュなのだろうか?また渡辺えりが藤山直美を押しのけるような存在感で、両雄並び立たずといったところだろうか?また今回は他にも柄本明を楽しみにしていたが、舞台で「遊ぶシーン」が各所にあり、これをどう評価したら良いものだろうか?と思いつつ、小池栄子が格段に輝いていたからいいっか。歌あり、踊りありの派手やかな二時間半だった。
H君、観て来ましたよ。やはり直美はいい

