悲しむのは復興してからにしよう

2011-03-29 00:43:13 | Weblog
 今さっき、被災地にいるニュースキャスターが言った言葉に心が釘付けになった。
 「悲しむのは、復興してからにしよう。」女川町長の言葉だそうだ。
 一瞬で、一気にいろいろなことが起きて、目の前も途方にくれるような事態で、自分のことさえままならないのに、家族や親族、友人の行方がわからない。もう、どこから手をつけていいのかわからない状況の中(テレビを通して見ていてもそうなのに)、自分の感情のことなんてとりあっていられない。でも、感情が、どうしていいかわからない。
 そんな時に、この言葉は、落ち着きというか気持ちを整理する方向を示してくれたように感じられた。いつまでも悲しんではいられない。でも、この気持ちをどうしたらいいのか。その狭間で揺れていたこの2週間で初めて方向性を見せてくれた。

 未曾有の大災害、どんどんいろんなことを見聞し、体験しよう。この災害を避けたり、人ごとにしたりするのではなく、自分なりの問題として捉えよう。今、同時代にいるのだから。しっかりこの目で見て、心で感じて、頭で考えていこう。被災地の方々が、毎日、ごはんを炊くことができて、あたたかい食事ができるようになるまで。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿