今日は、二小の第61回卒業式でした。
体育館の入口には、「卒業おめでとう」の飾りがありました。
朝早く、ピアノの練習をしている子がいました。本番では緊張すると思いますが、がんばってほしいです。
入場前、卒業生が控室に集まってきました。みんな、リラックスしているようでした。
卒業式が始まりました。
1組が、入場してきました。
2組が、入場してきました。
3組が、入場してきました。
卒業証書授与
一人一人、先生の呼名で「はい。」と返事しました。
将来の夢や決意を大きな声で言いました。
先生は、一人一人の名前を大切に呼んでいました。
卒業生は、私の目をしっかり見て卒業証書を受け取ることができました。みんな、堂々としていてとても立派でした。
来賓の皆さんにも、しっかりあいさつできました。
卒業証書をフォルダーに入れてもらいました。
校長式辞・・・電動車いすサッカーで活躍している吉沢祐輔さんの前向きに生きる姿を紹介しました。
※今日のブログの最後に、「校長式辞」の一部をご紹介します。
教育委員会告示・来賓祝辞がありました。
最後に、「門出の言葉」がありました。6年間の思い出や感謝の言葉等がありました。大きな声で自分の言葉を言うことができました。全員で揃える所は、みんなの気持ちが一つになり、とても迫力がありました。
5年生と6年生が、向き合って言葉を言いました。最後の「旅立ちの日に」の合唱は、5年生と6年生の歌声が交差して、とても美しい響きでした。
閉式の言葉が終わり、卒業生が退場しました。
後ろには、卒業生を見送る6年担任の姿がありました。
体育館の後ろの壁を見ると・・・
いつもの「ニコニコマーク」が「心」という文字に変わっていました。卒業生は、舞台の上で決意を言う時、この「心」を見ていたのだと思います。
クラスごとに記念写真を撮りました。
6年1組
6年2組
6年3組
卒業証書を手に、みんな晴れやかな表情でした。
1組
教室で、先生からの最後の話がありました。
2組は、最後の話が終わり、廊下に出てきたところでした。
3組
門出送り
いよいよ、学校から巣立つ時がきました。
大きな拍手の中、晴れやかな表情で花道を通っていきました。
門出送りの花道は、長く続いていました。
ゴールの南門にまで来た人たちは、名残惜しそうに集まっていました。
第61回卒業生は、堂々と二小を巣立っていきました。
※「校長式辞」から(抜粋)
新たな世界に夢と希望をもって羽ばたこうとしている卒業生の皆さんに、私は、昨年12月にご講演いただきました電動車いすサッカーでご活躍されている吉沢祐輔さんの前向きに生きる姿をご紹介したいと思います。
吉沢さんは、2歳の時に進行性筋ジストロフィーの診断を受け、小学5年の時から車いすでの生活が始まりました。小学生の頃は、「自分に自信がもてない」「自分は不幸だ」という思いが強く、ほとんど友達と会話をすることができず一人でいることが多かったそうです。しかし、その後電動車いすサッカーと出会い、厳しい練習を積み重ねる中で、日本代表として東京・パリと2回のワールドカップに出場するとともに、第1回アジア太平洋オセアニア選手権シドニー大会では、キャプテンとして出場し優勝するまでになりました。
吉沢さんは、日本代表として電動車いすサッカーを続けていくために、24時間人工呼吸器を付けるという決断をしました。また、私生活では、親元を離れ一人暮らしにもチャレンジしました。公的介護の認定を得るために、何度も何度も自分で市役所に交渉に行ったということを聞いています。
その吉沢さんから、先日、とてもうれしいニュースが届きました。それは、今年の7月にアメリカのフロリダで行われる第3回ワールドカップの日本代表に選ばれたというものでした。実は、日本代表の選考には、技術だけではなく無事開催国まで行くことができるか、ということも含まれていました。24時間人工呼吸器を付けている吉沢さんには、渡米だけでも大きな壁がありました。しかし、吉沢さんは、計り知れない厳しい条件を乗り越えて日本代表をつかみ取りました。どんな困難なことにもしっかりと向き合い、前向きにチャレンジしていく吉沢さんだからこその選出だったと思います。
選出が決まった後、吉沢さんからお手紙をいただきました。その中に、次のような言葉がありました。それは、「人工呼吸器をつけている人の可能性を、日本はもちろん世界にも知ってもらいたいと思います。」というものでした。
今、みなさんは、小学校を卒業し、中学校という新しい世界に旅立ちます。これからの人生、様々なことが待っています。楽しくうれしい時もあれば、つらく苦しい時もあります。良い時ばかりでもなく、悪い時ばかりでもないのが、人生です。つらく苦しい時、あきらめそうになることもあると思います。そういう時大切なことは、自分の進むべき道をしっかり考え、あきらめずに進んでいくことです。
意志あるところに道は開けます。
いつまでも、真っ暗な道が続きそうに思うこともあると思います。
しかし、意志あるところに必ず道は開けます。
自分を信じ、逃げない気持ちを大切に乗り越えていってください。周りの人に相談することも、大切です。しかし、最後に決めるのは、やはり自分です。自分の人生は、自分の責任でつくっていくものです。明るくステキな未来を、自分で切り開いていってください。