今までにもこのブログで、ボクがフォーク小僧であることは何度か話題にしてきました。ボクらは、吉田拓郎・井上陽水・かぐや姫らが歌うフォークソングに憧れ、NSP(岩手)・とんぼちゃん(秋田)・ふきのとう(北海道)らの北国フォークに心を震わせた、「モーリスを持てばスーパースターも夢じゃない」とフォークギターを手にみんなで奏でて歌った世代です。
「フォークソング」はその後「ニューミュージック」へと名前を変え、やがて「J-POP」へと進化します。フォークソングから始まった「自分で詩を書き曲を作り、自分で歌う」というシンガーソングライターの歴史は、現在も多くのミュージシャンによって脈々と受け継がれているのが、日本の音楽シーンだとボクは思っています。
今現在も多くのミュージシャンやバンドが活躍する日本の音楽業界ですが、かつてフォークソングに心を揺さぶられたボクら世代にもとても親しみやすく、懐かしいテイストを感じさせてくれる若手ミュージシャンもいます。今、わが家の2人(ボクと女房:2人とも元フォーク小僧&フォーク娘です)がここ数年夢中になっているのは、高橋優と”あいみょん”です。この2人のミュージシャンのアルバムは全部もっていますし、ドライブ時やランニング時にはたいていこの2人の曲を聴いています。
高橋優:1983年生まれの38歳。秋田県横手市出身。ボクが初めて高橋優を好きになったのは、もう10年近く前になりますかね。この曲「福笑い」を聴いてからだったと思います。その後、女房も好きになってファンクラブに入り、コンサートにも時々行くようになりました。新潟県内でも数回、秋田や東京にも行ったことがあります。なんかね。ボクら世代のハートにも突き刺さってくる音楽なんですよ。
高橋優 「福笑い」
そして、もう一人が”あいみょん”です。「いい年したオヤジが”あいみょん”かよ!」って言われそうですが、いいモノはいいです。この前、「吉田拓郎の最後のテレビ出演」っていう番組をやっていましたが、その中で天下の吉田拓郎も「”あいみょん”の曲が好きだ」と言っていましたよ。やっぱり同じ感性を感じるんですかね?
あいみょん:1995年生まれの27歳。兵庫県西宮市出身。ボクが”あいみょん”を好きになったのは、ここ3~4年のこと。「マリーゴールド」や「ハルノヒ」を聴いて、「おっ!いい曲を歌う若いシンガーがいるな」って興味をもち、次々にレンタルショップでCDを借りてきて、「君はロックを聴かない」や「夢追いベンガル」を聴いてさらに好きになりました。
あいみょん 「君はロックを聴かない」
いいものはいい。好きなものは好き。自分に嘘はつけません。”あいみょん”の新曲「初恋が泣いている」もいい曲です。そして10月に発売になる高橋優のニューアルバム(アルバム名は未発表)も予約しました。これからも年齢や流行にとらわれることなく、自分の感性で気に入った音楽を聴いていきたいと思っています。