タケ・タケ・エヴリバディ!

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天外者(てんがらもん)

2024年04月06日 | 読みました!見ました!

女房が昔の職場で仲の良かった同僚との飲み会だったので、長岡駅周辺の会場に車で送迎をすることになりました。なんたってわが家は越後交通の路線バスで長岡駅まで25分もかかり、しかもバスの本数も少ないですからね(終バスは21:15だし)。飲み会の時には互いに送迎し合うという夫婦互助制度は、家庭内における平和維持のためにとても重要なわけなんですよ。

今回の飲み会は18時スタートの2時間半のコース。いったん自宅に戻ってくるという選択肢もあったのですが、いろいろ調べてみると女房が飲み会の時間帯にちょうどいい映画があったので、それを見ることにしました。18時10分スタートの2時間の映画ですから、ボクの予定にジャストフィットです。

それがこの映画「天外者(てんがらもん)」です。2020年7月に急逝した俳優・三浦春馬の遺作となったこの映画は、2020年12月に公開されました。今回の上映は、1日限りの特別上映なのです。なんというグッドタイミングでしょう。当時見たかったのに見逃してしまった映画を、公開から3年以上経って映画館で見ることができるなんて、ラッキー以外の何ものでもありません。この「天外者」のあらすじはこんな感じです。


時代は激動の幕末から明治初期。若き日より日本の未来のために世界に目を向け、薩摩藩士として培われた武士の魂と明治政府役人を経て実業家として成功した手腕を存分に発揮し、「商都大阪」ひいては近代日本経済の基礎を構築した稀代の「天外者(てんがらもん)」・五代友厚の生きざまを描く。


主人公の五代友厚(ごだいともあつ)に三浦春馬。坂本龍馬(三浦翔平)、岩崎弥太郎(西川貴教:消臭力)、伊藤博文(森永悠希)なども登場します。他にも日本史で勉強したことのある維新の頃の歴史上の人物がたくさん登場しますから、幕末から明治の時代が好きな人には、たまらない内容ですね

ところで実はボク、恥ずかしながら主人公の「五代友厚(ごだいともあつ)」ってよく知らなかったんですよ。映画を見ながら「へぇ〜!こんな傑物が幕末から明治にいたのかぁ!」「薩摩藩、やるなぁ!」ってビックリしました。NHKの大河ドラマ「青天を衝け」や朝ドラ「あさが来た」にも登場していたらしいですが、ボクは両方見ていなかったんですよね。ちょっと五代のプロフィールを紹介しますね。


五代友厚は、日本の実業家。父は薩摩藩士。安政4(1857)年長崎に留学、海軍伝習所に学ぶ。慶応元(1865)年薩摩藩留学生を率いて欧州諸国を巡歴。維新後の新政府下では、参与・外国事務局判事、外国官権判事、大阪府県判事を歴任する。明治2(1869)年官を辞し大阪において実業に従事。鉱山経営、藍の製造販売などを行う。藩閥政府とつながりが深く、政商とも呼ばれた。大阪株式取引所、大阪商法会議所、大阪商業講習所(大阪商科大学の前身)などを設立し、大阪の経済発展に貢献した。「近代日本人の肖像」より引用)


いい映画を見ました。「地位か? 名誉か? 金か? いや 大切なのは『目的』だ!」という三浦春馬が演じる五代友厚の言葉は、ずっしりと心に響きました。

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