最近の通勤時に農道を車で走っていると、田植えを終えた田んぼが水鏡になって風景を映し出す光景と共に、ボクの五感を楽しませてくれる光景があります。それがこちら。
はい。麦が黄金色に色づき、収穫期を迎えています。春にこんな色(収穫の色?)を見るって、とても新鮮な気分ですよね。アップで見るとこんな感じ。
昔はこのあたりはずっと水田が広がっていたのですが、米の生産調整で枝豆畑と稲作がローテーションで行われたりしていたのです。それがここ数年、麦の栽培エリアが広がってきています。近隣町内には地場産の小麦を使ったピザ屋さんなんかもオープンしており、消費も拡大しているんでしょうかね?
「麦秋(ばくしゅう)」っていうこの状況にピッタリの言葉を知ったのは、数年前のことです。刈り入れの近づいた麦の穂が黄金色に輝いて見える時期、すなわち今のこの時期を麦秋(ばくしゅう)といいます。 この場合の「秋」は季節を表すものではなく、稲の秋にならったもので「収穫の時」を意味するのだそうです。
「麦秋」なのに「春(初夏か)」っていうのが面白いですよね。そういえば「小春日和(こはるびより)」なのに「晩秋」を意味する言葉もありました。日本語は難しいな。