タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

プロジェクトが動き始めた!

2022年02月19日 | 竹と生きる

今日のブログ記事は「ゲゲル」シリーズの3回目。いちおう今日の記事で「シリーズ・ゲゲル」は一区切りつくことになります。えっと昨日の記事では、「さわやかピンポンズ」でボクと一緒に卓球をプレーする友人のゲゲルが、工作機械の設計と製造をする中小企業の社長で面白いヤツなんだ…というところまで紹介しました。

ボクとゲゲルには卓球以外にも共通点がいくつかあります。酒が好き、酒の失敗が過去にたくさんある、自然豊かな田舎暮らし、田舎の跡取り長男、女の子にモテない(一応2人とも妻子はいます)などなどです。あっ卓球のプレースタイルにも共通点があります。簡単に言うと、水谷隼や伊藤美誠などの今をときめく現代卓球とは正反対。ペンホルダーグリップで、超変態サービスから相手の虚を突く卑怯で嫌らしいプレースタイル。オリンピックの出場選手の中には、ボクらのようなプレースタイルの選手は決していません。(笑)

そしてそれらの中でも、「酒好き」「田舎暮らし」「変態卓球」という3分野では、ゲゲルはボクの追従を許しません。圧倒的な、まさに圧倒的な実力の差を見せつけるのですよ。ボクの女房なんてよく言うんですよ。「アナタはゲゲルさんと違って普通の人間なんだから、調子に乗って羽目を外し過ぎちゃダメよ」ってね。


このイラストも「いらすとや」さんのフリー素材です

そんなボクらが去年の春から夏にかけての頃、酒を飲みながらだったか、卓球練習後の雑談の時だったかは忘れましたが、互いにぼやき合った話題がありました。それが「竹林の手入れ」「竹の処理」の話題でした。

ボクの家にもゲゲルの家にも、家屋に隣接した敷地内に竹林があります(実際に見たことはないけど、ゲゲルの家の竹林の面積はボクの家の3倍はありそうです)。2人にとって雪が溶けた後の春から初夏にかけて、雪の重みで折れた竹を始末するのは本当に重労働です。そして重労働以上に面倒くさい。「なんとかならないかねぇ…?」ってわけですよ。まぁ詳細の内容は、ブログ記事のここ冬の竹林の惨状(in 雪国)」をお読みくださいね。


この画像はフリー素材集からいただきました

「折れた竹をなんとかする方法ないかねぇ?」
「ホント、ホント、ゲゲルはどうしてるの?」
「チェーンソーで切った後は『竹捨て場』を作って積んでおくだけよ」
「分別してゴミの日に出すなんて面倒くさくてできなしいね」
「ところがその『竹捨て場』もいっぱいなのよ」
「竹は腐らないからねぇ、ボクも同じよ」
「それでも折れた竹を始末している俺らはいい方だよ」
「荒れ放題にしている竹林をよく見るよね」
「うちの町内にも何カ所かあるぜ」
「ゲゲルさぁ、切った竹を粉砕する機械とか作れないの?」
「そう言えば『竹チップ』とか『竹パウダー』とか聞いたことあるなぁ」
「竹粉砕機、作れば売れるよ、絶対にニーズはあるよ」
「そっか?でも10万や20万でできるわけないぜ」
「『竹チップ』とかも売れるんじゃね?道の駅で売ってるって話も聞いたよ」
「お前、そんなに簡単に言うけどなぁ…」
「機械を移動式にしてさ、『出張!竹林のお片付け!』って商売になるかも?」
「じゃぁまぁ考えてみるか?」

まぁこんな感じの会話でした。今から数か月前の話です。

そして、先日のことです。休日の昼時に、ボクのスマホが着信を告げました。発信者は「ゲゲル」です。

「試作品ができた!」
「すぐに会社まで見に来いや!」

プロジェクトがついに動き始めました。


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