新潟の夜

行形亭（いきなりや） で、お昼をゆったり過ごした後は、ホテルに戻り休憩。　


夜 　ブラジルから帰って来ている主人の父の同窓生と、そのお嬢さんに、私達も一緒にお会いすることに。


父の同級生は、フルブライト奨学金制度 で、アメリカに留学され、その後国際結婚をされ、数ヶ国をまわり、現在ブラジルに住んでいらっしゃる女性の方です。
　

オランダに駐在された時は、反日感情が強かった時代で、オランダ語で『鶏肉を下さい』と何度言っても、お店の人は売ってくれず、何件もお店を渡り歩いたと。
しかし、その反面、日本人に対して、快くお家 を貸してくれる方もいたそうです。
今と違って、数十年前に海外で暮らすということは、大変なご苦労があったのだと
思いました。



お嬢さんは、ご結婚 されて、新潟に１０年以上住んでいらっしゃいます。
と～っても綺麗 で明るい方です。　
ポルトガル語・スペイン語・英語・日本語と、４ヶ国後をお話され、語学レッスンや通訳のお仕事をされています。
そして、新潟のサッカーチーム アルビレックスの選手や家族たちの通訳などもしていらっしゃるそうです。　



最後はみんなで記念撮影



またお会いする日を楽しみにしています！　



さて、主人と私は、ちょっと小腹が空いたので、ホテル近くにある 博多長浜らーめん　あぁ博多人情 新潟古町店　へ～


まずはビール




博多名物すもつ　　おつまみに最高




有ちゃんギョウザ




ばかねぎラーメン



博多長浜ラーメン 　初めて食べました！　
とんこつ なので、こってりなのかと思ったら、意外にあっさり食べれて美味しい～ 　
ここ数日、いろいろ食べ続けているので、主人も私も替え玉までいきませんでした。　
九州の人は、女性も替え玉食べるのかしら？　

日本料理 行形亭（いきなりや）

新潟２日目は、小千谷から新潟へ移動し、お墓参りを済ませてから、ホテル イタリア軒 へ。　


青空が広がりいいお天気 　　暑いです。　


今日のランチは、ホテル近くにある老舗日本料理 行形亭（いきなりや）　で頂きます。　

なんと、創業は江戸時代中期の元禄の頃と言われ、、三百年近くの歴史があるそうです。


屋号の由来・・・
中興の主人が、まるで芝居の大石由良之助のような粋な人であったため、それまでの屋号「浦島屋」を誰言うとはなく「いきなりや」とあだ名して呼ぶようになったということです。




黒塀に囲まれた敷地　　入口には立派な松　　庭木の中で一番多い松はお店のシンボルだそうです。




お部屋に向う前に、流し素麺をいただきました～




植木の奥に板さん発見。　




お部屋は、池にかかる橋を渡ったところの『一番』　
２０畳の広いお部屋に、掘りごたつ式の大きな円卓、窓ガラスは大きな一枚ガラスで、綺麗なお庭を一望できます。

セミの泣き声も聞こえてきます。

お部屋の欄間は、１５０年ほど前ので、モミの木、桐、杉の三種類の素晴らしいものでした。




お品書き　　全て手書きです。




鶴も、松と同じく”いきなりや”のシンボル




氷膳　　海老塩茹・鮃味覚揚・帆立山椒・鮪時雨煮・玉子焼・烏賊雲丹和え




吸物　　甘鯛・白髪葱・冬瓜・花びら茸・すだち




刺身　　




焼物　　のどぐろ塩焼き




冷茶碗蒸し




名物かしわ味噌漬け




ご飯　　いきなりや風のりむすび 　　一口サイズの俵型　　




日本酒　　いきなりやオリジナル　　




水菓子　　自家製あいすくりーむ　　バニラ・お抹茶・赤紫蘇のシャーベット




懐紙が鶴の形に折られていました。




コーヒー　　ウェッジウッドのカップ




カップの反対側は鳥の絵柄




お部屋からお庭にかけて、松竹梅のおめでたいものが・・・・・


床の間左側に松




床の間右側に竹




お庭の写真　左側の黒っぽく見えるのが梅



こんな形の松竹梅も粋ですね～ 　さすが”いきなりや”



お庭にある石、亀の形に見えませんか？　これまたおめでたい。




掛け軸　　作者名を伺ったのですが忘れてしまいました。　




綺麗なお庭と几帳をバックに記念撮影




昭和50年までは、庭で丹頂鶴を飼っていたそうですが、特別天然記念物と指定されてからは、陶器で作られた丹頂鶴になったそうです。




お隣には、大きなたぬき




最後に、門の前でも記念撮影




暑い夏 　いたるところに ”涼” を感じさせるものがあり感激しました。
歴史ある日本料理のお店で、趣があるお庭を眺めながら、美味しいお食事、細かなところまでのさりげない気配りとおもてなしで、とても素敵な時間を過ごすことができました。　


そして、大女将、若女将からも、いろいろなお話を伺うこともでき、とても楽しいひと時でした。