【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

『 煉瓦塀 』と「新千円札」と「シンパリカトリオ」

2024-07-07 | 保護犬ハッチ
ハッチのノミ騒動も
「シンパリカトリオ」の薬を服用したことで

ノミは完全にいなくなりました。
(さらにもう一度、シャンプーもしました)

疲れからうたた寝ハッチ ↓


平穏な生活を過ごすことができるのは
開発された薬のおかげ、だと思います。

薬がなければさらに長期間にわたって大変な生活を
過ごさないといけないところでした。

本当にありがたいことです。

ただ、
ここで忘れてならないことは

薬が開発されるまでの間には
たくさんの動物たちが犠牲になっている、という
こと。

効果を調べるために実験、研究は欠かせないものです。


作家、吉村 昭( よしむら あきら)の『煉瓦塀』という小説にも
ハブの血清療法のため馬が用いられる、
ということが書かれているのですが

それは「新千円札」の顔となった
北里柴三郎(きたさと しばさぶろう)の研究所でのことで

救われる命の代償には
犠牲になる命があるのだ、と。

この動物たちの存在は表には出てこないけれど
私たちは知っておくべきだ、と思います。

せめて
犠牲になった動物たちがいる、ということを
忘れないようにしなければ…


ハッチは殺処分から救われて
保護された犬です。


明日で、ハッチが我が家に来てから
6年半経過となります。

これからも一緒に暮らしていきます。

あと、毎月7日はティップの月命日。
ティップのことも忘れない。