雪の季節なのでちょうど10年前の2月に行ったスノーシューの記事に手を加えて再投稿する。
スノーシューをやりはじめたばかりの2013年2月、群馬のたんばら高原にあるペンションでスノーシューをレンタルしてくれることがわかったので、赤城山に同行した息子と歩いてみた。
借りたのは、「森のペンションつつみスクエア」。本来は宿泊客用に用意したらしいのだが、問い合わせてみたら外来でも貸してくれるという。
ペンションの前に車を置かせてもらい、すぐ裏から始まるブナの森に入り込んでいった。
森を自由に歩くのはとても気持ちがいい。しかし、安全のために地形を把握しておく必要がある。
この森はたんばらスキーパークというスキー場の南東側に広がる緩斜面の森で、等高線にそって南東に歩いていくと急斜面の谷にぶつかる。
ここから先には踏み込まないこと。わからなくなったら、等高線にそって、つまり水平に北西に歩けばスキー場に戻ることができる。
雪の森に入れば必ずのように出会うのが動物の足跡。
雪のほうが生き物の息吹を感じることができる。
お天気も良くてブナの森の中まで日差しが届いている。
目の前に斜面につながる台地の縁が見えてきた。
見通しの良い森にはところどころかなり大きなブナの木があった。
そんな森の中を南東のヘリまで歩いてから北へ方向転換し、少し登りながらスキー場方向に戻った。
途中にキャンプ場の建物があったので、そこで昼食にした。
なにせ、雪が深くて座れる場所が見つからない。
食後はスキー場を横断して、今度は西側の森に入ってみた。
スキー場のリフトを使えば鹿俣山の山頂直下まであがれるが、この日は下のほうの森を選んで歩いた。
北西方向にむかって左下がりの斜面を玉原湿原にむかった。
木の種類が変わったのか、枝についた雪がめだつところがあった。
森の雰囲気ががらっと変わる。
玉原湿原の入口にある駐車場の先からブナ平にのぼるハイキングコースのあたりに出ると見通しがよくなった。
ブナの巨木で有名なブナ平にも行ってみたいが、今日は無理だろう。
しかし、深い雪の中、湿原までは少し遠すぎた。私より息子のほうがへばってきてしまった。
息子はロードバイクを乗り回しているのだが、使う筋肉が違うらしい。
左へとくだって湿原入口の玉原自然環境センターの軒先をかりて休憩した。
隣にある十二山宮の鳥居が雪に埋もれていた。雪の深さがよくわかる。
玉原湿原は、ここからさらに下った奥にある。
ということは帰りは登り返しになってしまう。
時間も経過しているので湿原はあきらめた。
帰りは車道をたどってスキー場にもどった。この道だって帰りは少しづつ上りなのだ。
帰る途中でスノーシューを借りたペンションのご主人から携帯に電話が。
ちょっと留守にするのでスノーシューは玄関に置いておいてほしいとのことだった。
最後に駐車場の土手を直登してスキー場に戻ることができた。
今回歩いたコースは次の地図の赤い破線。反時計回りで歩いている。