受験シーズンです。
中学3年の受験生が体験した感動の話を本人の証言をもとに再現していて、これらをまとめました。いい話じゃないですか!
埼玉県に住んでいる中学3年生の女の子が、小さい頃から飛行機が大好きで大きくなったら絶対パイロットになりたいと強く願うようになったそうです。そこで本人の強い希望で石川県輪島市にある航空学校石川高に進路を決め、学校の推薦で1月に試験を受けた時の話です。
埼玉から石川までの遠い移動なので、母親が付き添い前日から埼玉を出て、輪島で一泊する予定でした。
ところが連日の大雪のせいで、新幹線も遅れに遅れ、なんと長岡市で新幹線が止まってしまいました。もう夜の12時を過ぎていたので、これでは明日の受験をうけられないと娘は泣くばかりで、困った母親は考えに考え「そうだ!ヒッチハイクしよう!」と明るく言いました。娘は驚きましたが、バスもタクシーもつかまらないので母親の言うとおり走ってる車に向かって、傘を振って大声で「止まってぇ~!止まってぇ~!」と声をふりしぼりましたが、なかなか止まってくれず30分くらいたって、トラックが1台止まってくれて、100キロ先までしか行かないけどそれでもいいなら乗せてあげるというので、乗せてもらいました。
トラックが100キロ先まで到着した時には、もう夜中の2時を回っていました。丁寧にお礼を言ってわかれましたが、高速道路の下で降ろされたので、車がなかなか通らず、家もなくて2人で雪の中を2時間位歩いたそうです。しばらくするとガソリンスタンドが見えてきてお母さんがスタンドの人に「ここで待っていたら石川方面に行くトラックがくるかもしれないから待たせて下さい」と頼みました。
暫く待っていたら何と山形ナンバーのトラックの運転手さんが、石川の手前まで行くからそこまでだったら乗せていくよと言ってくれたそうです。乗った時には朝の6時を過ぎていて石川の手前まで着いた時には、8時をすぎてたそうです。
9時の試験にはもう間に合わないなと心の中で思ってたその時に、運転手さんが、「よっしゃ、輪島までまわってやるよ!」と言ってくれてありがたくて涙がでました。
夢をあきらめたくなくて遅れても行こうと思ってたそうです。試験開始の30分前に学校から娘さんの携帯に電話が入り、今トラックにのせてもらい、高速道路を走ってると伝えたら、「ヒッチハイクしてきたのかぁ~!」と試験官の先生方はすんごい根性してる子だと驚いたそうです。
そして何と試験開始10分前に無事に学校前に着き母親と何度も何度もお礼を言って、運転手の人に名前と会社を教えて欲しいといったけど「俺にも娘がいて受験生だから気持ちわがるんだ。落ち着いて頑張れよ」といって名乗らないで行ったそうです。(涙涙かっこいい)
試験会場に入り(推薦の試験なので作文と面接だけです)作文の原稿用紙を裏返ししたら何と問題が 『今までで一番感動したこと』 という題目でもうびっくりしたそうです。もう彼女はここに着くまでの感動の出来事を、息もつかないすごい勢いで書いたそうです。
そして後日彼女の自宅にめでたく「合格」の通知が届き親子で抱き合い喜んだそうです。そしてあの時乗せてくれた運転手さんに、是非お礼が言いたいと言ってテレビを通じてお礼をいってました。
こんなドラマみたいな話が本当にあるんだなと思い、多くの方に伝えたくて投稿しました。