聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

【ト】

2010年03月22日 | 歴史
 釘の痕が手首なのは、「手の平だと、体重で肉と皮がちぎれる」というのが理由です。しかし、手の平説も、捨てがたいものがあります。
19世紀までの絵画では、手の平に釘、または傷痕があります。ただし、グーの手や、指を曲げた絵もあります。処刑される人が釘の頭を握るなら肉がちぎれることは無いでしょう。息絶え握力が無くなった後、釘を抜かずとも死体を外すには、好都合だったかもしれません。
 【弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。 ~(中略)~。
 十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたときに、彼らといっしょにいなかった。それで、ほかの弟子たちが彼に「私たちは主を見た」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません」と言った。  八日後に、弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らといっしょにいた。戸が閉じられていたが、イエスが来て、彼らの中に立って「平安があなたがたにあるように」と言われた。それからトマスに言われた。「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」】