聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

【リ】

2009年03月29日 | Weblog
 ラクダには2種類があります。絵札は、フタコブラクダです。こちらの方が力持ちで250kgも運べるそうです。十頭連れて行ったとあります。ヒトコブラクダにしても、旅行中の必要物資もあったにしろ、1トンほど量の花嫁とその家族への贈り物だったことでしょう。帰路は花嫁と侍女たちの乗用になりました。
さて、乗り心地は如何に?。日本では、鳥取砂丘で、ラクダ乗りが、できます。(女性ならリベカ気分が、男性ならアラビアのロレンス気分が、味わえます。)
 【「ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。主が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」
アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して主を礼拝した。そうして、このしもべは、銀や金の品物や衣装を取り出してリベカに与えた。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈った。~(中略)~
 それで彼らはリベカを呼び寄せて、「この人といっしょに行くか。」と尋ねた。すると彼女は、「はい。まいります。」と答えた。そこで彼らは、妹リベカとそのうばを、アブラハムのしもべとその従者たちといっしょに送り出した。彼らはリベカを祝福して言った。「われらの妹よ。あなたは幾千万にもふえるように。そして、あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。」リベカとその侍女たちは立ち上がり、らくだに乗って、その人のあとについて行った。こうして、しもべはリベカを連れて出かけた。】

【ビ】

2009年03月22日 | Weblog
 お見舞いに行くのは、どうも苦手です。何を持って行ったら差しさわりがないか?。どんな言葉をかければよいのか?など、むずかしところです。例えば「パイナップルは酸っぱくてきらいかなぁ。」とか「バナナだと食事制限で食べられなかったら、いかんなぁ。」などです。
 お見舞いされる立場にいたら、手ぶらでも、特別な言葉を掛けてくれなくても、訪ねて来てくれるだけで、十分うれしいと思います。「私のことを、覚えていてくれる。」ということですから。
 ヨブは、経済的な打撃と、家族との死別が、一度に襲って来ました。更に、病気・・・・という中で、三人の友人が来ました。さて、お見舞いの品は?。
 【ヨブの三人の友は、ヨブに降りかかったこのすべてのわざわいのことを聞き、それぞれ自分の所からたずねて来た。すなわち、テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、ナアマ人ツォファルである。彼らはヨブに悔やみを言って慰めようと互いに打ち合わせて来た。彼らは遠くから目を上げて彼を見たが、それがヨブであることが見分けられないほどだった。彼らは声をあげて泣き、おのおの、自分の上着を引き裂き、ちりを天に向かって投げ、自分の頭の上にまき散らした。こうして、彼らは彼とともに七日七夜、地にすわっていたが、だれも一言も彼に話しかけなかった。彼の痛みがあまりにもひどいのを見たからである。】

【ズ】

2009年03月15日 | Weblog
 先週の続きです。潤った土地を選んだロトは、四人の王と五人の王の争いに巻き込まれてしまいます。引用箇所の続きでは、伯父アブラムに救出され、家族の命も財産も無事でした。しかし、この後、ソドムの町が滅ぼされ、ロトは家族の大半を亡くし、二人の未婚の娘が残されたのみでした。 【ケドルラオメルと彼にくみする王たちがやって来て、アシュテロテ・カルナイムでレファイム人を、ハムでズジム人を、シャベ・キルヤタイムでエミム人を、セイルの山地でホリ人を打ち破り、砂漠の近くのエル・パランまで進んだ。彼らは引き返して、エン・ミシュパテ、今のカデシュに至り、アマレク人のすべての村落と、ハツァツォン・タマルに住んでいるエモリ人さえも打ち破った。そこで、ソドムの王、ゴモラの王、アデマの王、ツェボイムの王、ベラの王、すなわちツォアルの王が出て行き、シディムの谷で彼らと戦う備えをした。エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティデアル、シヌアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨク、この四人の王と、先の五人の王とである。 シディムの谷には多くの瀝青の穴が散在していたので、ソドムの王とゴモラの王は逃げたとき、その穴に落ち込み、残りの者たちは山のほうに逃げた。そこで、彼らはソドムとゴモラの全財産と食糧全部を奪って行った。彼らはまた、アブラムのおいのロトとその財産をも奪い去った。ロトはソドムに住んでいた。】

【ロ】

2009年03月08日 | Weblog
 伯父と甥の二人が別の土地で暮らすようになるお話です。伯父のアブラム(後に改名してアブラハム)が、甥のロトに好きな方を選ばせています。ロトは、伯父に遠慮することなく、潤った良い土地を選びました。最終結果は、「残り物には福がある」ということわざにぴったりの状況になります。続きの一部は来週登場させます。ちなみに、ロトの英語Lot は、くじの意味のlotと同じつづりです。しっかりと見て選んだロトが外れくじを引いてしまいました。
 【その地は彼らがいっしょに住むのに十分ではなかった。彼らの持ち物が多すぎたので、彼らがいっしょに住むことができなかったのである。~(中略)~
 そこで、アブラムはロトに言った。「どうか私とあなたとの間、また私の牧者たちとあなたの牧者たちとの間に、争いがないようにしてくれ。私たちは、親類同士なのだから。全地はあなたの前にあるではないか。私から別れてくれないか。もしあなたが左に行けば、私は右に行こう。もしあなたが右に行けば、私は左に行こう。」
 ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる以前であったので、その地はツォアルのほうに至るまで、主の園のように、またエジプトの地のように、どこもよく潤っていた。それで、ロトはそのヨルダンの低地全体を選び取り、その後、東のほうに移動した。こうして彼らは互いに別れた。】

【ノ】

2009年03月01日 | Weblog
【ノ】
 箱舟は帆もない、櫂もない、もちろんスクリューもない漂うための船です。二組の夫婦で乗っていたヨットのマストが折れて、三河湾を漂っているところを救助されたことがあると知り合いの方から、聞いたことがあります。ノアの箱舟に乗っていたのは、四組の人間の夫婦とたくさんの動物のつがいでした。
 【ノアは、ノアの息子たちセム、ハム、ヤペテ、またノアの妻と息子たちの三人の妻といっしょに箱舟にはいった。彼らといっしょにあらゆる種類の獣、あらゆる種類の家畜、あらゆる種類の地をはうもの、あらゆる種類の鳥、翼のあるすべてのものがみな、はいった。こうして、いのちの息のあるすべての肉なるものが、二匹ずつ箱舟の中のノアのところにはいった。はいったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。
 それから、大洪水が、四十日間、地の上にあった。水かさが増していき、箱舟を押し上げたので、それは、地から浮かび上がった。水はみなぎり、地の上に大いに増し、箱舟は水面を漂った。水は、いよいよ地の上に増し加わり、天の下にあるどの高い山々も、すべておおわれた。 ~(中略)~
 こうして、主は地上のすべての生き物を、人をはじめ、動物、はうもの、空の鳥に至るまで消し去った。それらは、地から消し去られた。ただノアと、彼といっしょに箱舟にいたものたちだけが残った。】