聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

コロサイ

2010年11月23日 | 現代社会
 エペソ書、ピリピ書に続いて、獄中書簡です。パウロがローマで捕えられていた時、書いた手紙です。昔の牢獄はどんな待遇だったのでしょうか。政治犯は、当然ながら、外部との通信・手紙の検閲・廃棄などあったでしょう。しかし、神との祈りという通信は、だれにも止めることができません。
コロサイ1:1-6【神のみこころによる、キリスト・イエスの使徒パウロ、および兄弟テモテから、コロサイにいる聖徒たちで、キリストにある忠実な兄弟たちへ。どうか、私たちの父なる神から、恵みと平安があなたがたの上にありますように。
私たちは、いつもあなたがたのために祈り、私たちの主イエス・キリストの父なる神に感謝しています。それは、キリスト・イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対してあなたがたが抱いている愛のことを聞いたからです。
それらは、あなたがたのために天にたくわえられてある望みに基づくものです。あなたがたは、すでにこの望みのことを、福音の真理のことばの中で聞きました。
この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。】

ピリピ

2010年11月14日 | 政治
 ノーベル平和賞を調べてみると、ここ20年あまりに、受賞した人の、約3割が投獄・追放・軟禁などの経験のある人です。ノーベル賞を受けた後も、投獄・軟禁などの状態になっている人もいます。
 平和を作る人自身は、平和もしくは平安な境遇で無い方が多いのかもしれません。
 ピリピは、エーゲ海の北側に位置し現在のギリシャ共和国の敷地内です。パウロの時代はマケドニアの地域となっていました。
 ピリピ4:11-18【乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。それにしても、あなたがたは、よく私と困難を分け合ってくれました。ピリピの人たち。あなたがたも知っているとおり、私が福音を宣べ伝え始めたころ、マケドニヤを離れて行ったときには、私の働きのために、物をやり取りしてくれた教会は、あなたがたのほかには一つもありませんでした。テサロニケにいたときでさえ、あなたがたは一度ならず二度までも物を送って、私の乏しさを補ってくれました。私は贈り物を求めているのではありません。私のほしいのは、あなたがたの収支を償わせて余りある霊的祝福なのです。私は、すべての物を受けて満ちあふれています。】

エペソ

2010年11月01日 | 化学
 獄中書簡と呼ばれる手紙のひとつです。「鎖につながれていても、・・・大胆に」と記されています。
制約があってこそ、産み出されるものがあります。精進料理、ロミオとジュリエットの恋、日本とドイツの磁器、などです。
日本の有田の磁器は、秀吉の朝鮮出兵の際、連れて来られた李参平が、良質な原料を発見し、それによって始まったものです。
 また、ドイツのマイセン磁器も、幽閉された錬金術師ベトガーによる発明によります。
 東洋・西洋離れた場所での磁器発明がつながれた人に寄ったというのは、興味深い話です。
 さて、エペソは、東洋と西洋の境界、トルコの西部で、エーゲ海の近くの街です。
 エペソ3:18-24【すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように私のためにも祈ってください。私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。
 あなたがたにも私の様子や、私が何をしているかなどを知っていただくために、主にあって愛する兄弟であり、忠実な奉仕者であるテキコが、一部始終を知らせるでしょう。テキコをあなたがたのもとに遣わしたのは、ほかでもなく、あなたがたが私たちの様子を知り、また彼によって心に励ましを受けるためです。
 どうか、父なる神と主イエス・キリストから、平安と信仰に伴う愛とが兄弟たちの上にありますように。私たちの主イエス・キリストを朽ちぬ愛をもって愛するすべての人の上に、恵みがありますように。】