聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

【ダ】

2009年10月25日 | 歴史
 古代の王様というと、「わがままいっぱい、誰が何と言おうとお構いなし。」といった印象があります。しかし、少なくともペルシャでは、実際は法律を重視していたことがわかります。
 【「王よ。今から三十日間、あなた以外に、いかなる神にも人にも、祈願をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれるという禁令にあなたは署名されたではありませんか。」 ~ 中略 ~ 「ユダからの捕虜のひとりダニエルは、王よ、あなたとあなたの署名された禁令とを無視して、日に三度、祈願をささげています。」このことを聞いて、王は非常に憂え、ダニエルを救おうと決心し、日暮れまで彼を助けようと努めた。 ~ 中略 ~ ダニエルは連れ出され、獅子の穴に投げ込まれた。こうして王は宮殿に帰り、一晩中断食をして、食事を持って来させなかった。また、眠けも催さなかった。王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、獅子の穴へ急いで行った。その穴に近づくと、王は悲痛な声でダニエルに呼びかけ、ダニエルに言った。「生ける神のしもべダニエル。あなたがいつも仕えている神は、あなたを獅子から救うことができたか。」すると、ダニエルは王に答えた。「王さま。永遠に生きられますように。私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の害も加えませんでした。それは私に罪のないことが神の前に認められたからです。王よ。私はあなたにも、何も悪いことをしていません。」】

【ブ】

2009年10月14日 | 歴史
「鯊(ハゼ)の形をして、その上に音を立てて回っている輪がある。輪から吹いてくる風で空を飛ぶ。翼(ツバサ)はないが、尾があり、燕(ツバメ)のように速く飛ぶことも、雲雀(ヒバリ)の様に空の一点に止まっていることもできる。鯊(ハゼ)の頭と体の部分は馬車の輿(こし)の様に人が乗り込める。」これは、紀元前の人が“ヘリコプター”を見て説明したら、こんな風になると予測した文です。四つの生き物も、現代の人なら知っているものだったりするのかもしれないですよ。
【その月の五日に、カルデヤ人の地のケバル川のほとりで、ブジの子、祭司エゼキエルにはっきりと主のことばがあり、主の御手が彼の上にあった。
私が見ていると、見よ、激しい風とともに、大きな雲と火が、ぐるぐるとひらめき渡りながら北から来た。その回りには輝きがあり、火の中央には青銅の輝きのようなものがあった。その中に何か四つの生きもののようなものが現れ、その姿はこうであった。 ~ 中略 ~ 彼らの顔かたちは、人間の顔であり、四つとも、右側に獅子の顔があり、四つとも、左側に牛の顔があり、四つとも、うしろに鷲の顔があった。これが彼らの顔であった。彼らの翼は上方に広げられ、それぞれ、二つは互いに連なり、他の二つはおのおののからだをおおっていた。彼らはおのおの前を向いてまっすぐに行き、霊が行かせる所に彼らは行き、行くときには向きを変えなかった。】

【ヒ】

2009年10月04日 | 歴史
 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。ヒゼキヤ王は、アッシリヤ王の侵略に対し、引用箇所の前に、町の外の泉の閉鎖、城壁の再建、武器の作成、戦時隊長の任命などの備えをしました。
 【この後、アッシリヤの王セナケリブは、その家来たちをエルサレムに遣わして、──彼自身はその全軍を率いてラキシュを攻めていた──ユダの王ヒゼキヤとエルサレムにいたすべてのユダの人々に向かって言わせた。「アッシリヤの王セナケリブはこう言っておられる。~ 中略 ~ .今、おまえたちは、ヒゼキヤにごまかされるな。このようにそそのかされてはならない。彼を信じてはならない。どのような国、どのような王国のどのような神も、その民を私の手から、私の先祖たちの手から救い出すことはできない。まして、おまえたちの神は、おまえたちを私の手から救い出すことはできない。」 ~ 中略 ~
 そこで、ヒゼキヤ王とアモツの子預言者イザヤは、このことのゆえに、祈りをささげ、天に叫び求めた。すると、主はひとりの御使いを遣わし、アッシリヤの王の陣営にいたすべての勇士、隊長、首長を全滅させた。そこで、彼は恥じて国へ帰り、彼の神の宮に入ったが、自分の身から出た子どもたちが、その所で、彼を剣にかけて倒した。こうして、主は、アッシリヤの王セナケリブの手、および、すべての者の手から、ヒゼキヤとエルサレムの住民とを救い、四方から彼らを守り導かれた。】