聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

【マ】

2010年02月28日 | 現代社会
 遊びに行った友人夫妻宅で、「夫婦で手の込んだご馳走を作ってくれるんだけれど、話をする暇もない。話ができるなら、カップラーメンで十分なんだけど・・・・・・。(おいしいものを食べるためなら、レストランへ行くよ。)」こんな気持ちになった経験は?。
 イエス一行の人数は多いので、部屋に入れる準備だけでもたいへんでした。姉のマルタは、せっかくだからと手の込んだ料理をしたんでしょう・・・たぶん。
 おいしい料理は食べてほしい。話をする時間も十分取りたい。こんな時、日本人なら「マリヤ、○○寿司に、特上15人前頼んで来て!。」で、済んだのかも。
 【さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。」主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」】

【ツ】

2010年02月22日 | 現代社会
 小さないのちを守る会という活動をしている水谷潔牧師は、「子どもは夫婦愛のおこぼ
れで育つ」を座右の銘にしているそうです。夫婦愛の深い家庭の子供はおこぼれも量が多
く、良い子が育つのでしょう。食卓上にあふれんばかりの量のパンがあるなら、当然、パ
ンくずも多いことです。
 【それから、イエスはそこを去って、ツロとシドンの地方に立ちのかれた。すると、そ
の地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私を
あわれんでください。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」しかし、イエスは
彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、「あの女を帰し
てやってください。叫びながらあとについて来るのです」と言ってイエスに願った。しか
し、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外のところには遣わさ
れていません」と言われた。しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。
私をお助けください」と言った。すると、イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上
げて、小犬に投げてやるのはよくないことです」と言われた。しかし、女は言った。「主
よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」
そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願
いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。】

【ペ】

2010年02月13日 | ことば
  子供の頃、夏休みに市民プールで"水上歩行遊び”をしたのを思い出しました。プールサイドを走って足をバタバタさせながら、できるだけプールの縁から離れた水中に落ちる。これが“水上歩行遊び”です。
 【それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自分より先に向こう岸へ行かせ、その間に群衆を帰してしまわれた。群衆を帰したあとで、祈るために、ひとりで山に登られた。夕方になったが、まだそこに、ひとりでおられた。しかし、舟は、陸からもう何キロメートルも離れていたが、風が向かい風なので、波に悩まされていた。すると、夜中の三時ごろ、イエスは湖の上を歩いて、彼らのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、「あれは幽霊だ」と言って、おびえてしまい、恐ろしさのあまり、叫び声を上げた。しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。すると、ペテロが答えて言った。「主よ。もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください。」イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。ところが、風を見て、こわくなり、沈みかけたので叫び出し、「主よ。助けてください」と言った。そこで、イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか。」】

【タ】

2010年02月07日 | 聖書
 ルカの福音書に寄ると、「イエスは山へ行き、徹夜で祈った後、十二人を選んだ」、ことが記録してあります。絵札に朝方の月を描きました。ちなみに、この欠け具合の月だと、旧暦の日付でいうと23日あたりとなります。
 「タダイ」は、ルカの福音書に出てくる「ヤコブの子ユダ」と同一人物です。新約聖書に登場する人名で、ややこしいのが「ユダ」と「ヤコブ」です。「ユダ」という名前の人物のうちで誰もがご存知なのが、裏切り者のイスカリオテのユダです。新約聖書の後ろの方に収録されている「ユダの手紙」の著者は、前の二人のユダとはまたまた別の人物です。ヤコブの話は、チャンスがあったらまたどこかで。ユダだけでも面倒なんで、「ユダでヤダになった」なんちゃって。
 【さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。】

【ガ】

2010年02月01日 | 聖書
 ガリラヤ湖についてです、新約聖書の方には、”テベリヤの湖”、もしくは”ゲネサレ湖”と別の名前でも出てきます。旧約聖書では、キネレテ湖とも記載されています。茨城県の霞ヶ浦とほぼ同じ面積の湖で、イエスの活動の中でも主要な場所です。福音書に単純に”湖”と書いてあるのは、このガリラヤ湖のことです。
 湖の大なぎは、海のなぎとは違って鏡のような水面になる事もあると理解できます。満潮干潮(月の満ち欠けに関連する)に係わるどうしてもとまらない波がありますから。
 【イエスがガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、】
 【イエスが舟にお乗りになると、弟子たちも従った。すると、見よ、湖に大暴風が起こって、舟は大波をかぶった。ところが、イエスは眠っておられた。弟子たちはイエスのみもとに来て、イエスを起こして言った。「主よ。助けてください。私たちはおぼれそうです。」
イエスは言われた。「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ。」それから、起き上がって、風と湖をしかりつけられると、大なぎになった。人々は驚いてこう言った。「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」】