聖書カルタ 「イエス様の44言」 読み札・絵札

聖書トランプ 
週一の追記予定です。

【ザ】

2010年03月15日 | 現代社会
 どんなに優れた選手でも全競技・全種目の金メダルというのは無理です。“100m走者としての金メダリストが、マラソンでも金メダリスト“というのは、まずないでしょう。別分野(たとえば、計算スピード)ならなおさらです。ということは、一つの事柄でトップにいたとしても、ひとりの例外もなく劣等感と向き合う必要性があるということになります。
 ザアカイの物語は、短身長劣等感によるゆがんだ人生観を持った男の改心物語だと言われています。
 【それからイエスは、エリコに入って、町をお通りになった。ここには、ザアカイという人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった。彼は、イエスがどんな方か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることができなかった。それで、イエスを見るために、前方に走り出て、いちじく桑の木に登った。ちょうどイエスがそこを通り過ぎようとしておられたからである。イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。これを見て、みなは、「あの方は罪人のところに行って客となられた」と言ってつぶやいた。ところがザアカイは立って、主に言った。「主よ。ご覧ください。私の財産の半分を貧しい人たちに施します。また、だれからでも、私がだまし取った物は、四倍にして返します。」】

【マ】

2010年02月28日 | 現代社会
 遊びに行った友人夫妻宅で、「夫婦で手の込んだご馳走を作ってくれるんだけれど、話をする暇もない。話ができるなら、カップラーメンで十分なんだけど・・・・・・。(おいしいものを食べるためなら、レストランへ行くよ。)」こんな気持ちになった経験は?。
 イエス一行の人数は多いので、部屋に入れる準備だけでもたいへんでした。姉のマルタは、せっかくだからと手の込んだ料理をしたんでしょう・・・たぶん。
 おいしい料理は食べてほしい。話をする時間も十分取りたい。こんな時、日本人なら「マリヤ、○○寿司に、特上15人前頼んで来て!。」で、済んだのかも。
 【さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。」主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」】

【ツ】

2010年02月22日 | 現代社会
 小さないのちを守る会という活動をしている水谷潔牧師は、「子どもは夫婦愛のおこぼ
れで育つ」を座右の銘にしているそうです。夫婦愛の深い家庭の子供はおこぼれも量が多
く、良い子が育つのでしょう。食卓上にあふれんばかりの量のパンがあるなら、当然、パ
ンくずも多いことです。
 【それから、イエスはそこを去って、ツロとシドンの地方に立ちのかれた。すると、そ
の地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私を
あわれんでください。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」しかし、イエスは
彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、「あの女を帰し
てやってください。叫びながらあとについて来るのです」と言ってイエスに願った。しか
し、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外のところには遣わさ
れていません」と言われた。しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。
私をお助けください」と言った。すると、イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上
げて、小犬に投げてやるのはよくないことです」と言われた。しかし、女は言った。「主
よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」
そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願
いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。】

【ゼ】

2010年01月25日 | 現代社会
 「人間をとる漁師に・・・・」と言われて網を捨てた兄弟の漁師が、出現しました。その後別の兄弟二人が父を残し、網を捨て出て行きました。
 息子たちに逃げられた父親は、漁師でした。魚を上手に捕まえて、逃がさないのは、得意でした。でも、この息子たちは、魚に代わって人間の心をぐっと掴んで離さない人に捕まって逃げられませんでした。
 もうひとつ別の話。今の世の中、引きこもり、とか、ニートとか、色々な面で自立できていない成人した息子や娘を持つ親に比べたら、やりたいことを見つけて、飛び出して行ったために残された親の方が幸せだと感じます。
 【イエスがガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、ふたりの兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレをご覧になった。彼らは湖で網を打っていた。漁師だったからである。イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」彼らはすぐに網を捨てて従った。そこからなお行かれると、イエスは、別のふたりの兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイといっしょに舟の中で網を繕っているのをご覧になり、ふたりをお呼びになった。彼らはすぐに舟も父も残してイエスに従った。】

【ハ】

2009年11月03日 | 現代社会
 ハガイからさかのぼること600年、ダビデ王と預言者ナタンを介した神との対話:【「ご覧のように、この私が杉材の家に住んでいるのに主の契約の箱は天幕の下にあります。」 ~  中略 ~ 「わたしが全イスラエルと歩んできたどんな所ででも、わたしの民を牧せよとわたしが命じたイスラエルのさばきつかさのひとりにでも、『なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか』と、一度でも、言ったことがあろうか。」】
ハガイの預言と、対をなす内容です。追うと逃げる、振向くと近づいてくる、恋の駆引きにも似た……。
 【ダリヨス王の第二年の第六の月の一日に、預言者ハガイを通して、シェアルティエルの子、ユダの総督ゼルバベルと、エホツァダクの子、大祭司ヨシュアとに、次のような主のことばがあった。「万軍の主はこう仰せられる。この民は、主の宮を建てる時はまだ来ない、と言っている。」ついで預言者ハガイを通して、次のような主のことばがあった。「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。今、万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考えよ。あなたがたは、多くの種を蒔いたが少ししか取り入れず、食べたが飽き足らず、飲んだが酔えず、着物を着たが暖まらない。かせぐ者がかせいでも、穴のあいた袋に入れるだけだ。  
 万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考えよ。山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、わたしの栄光を現そう。】

【エ】

2009年08月23日 | 現代社会
 世代交代のための教育、後継者を育成する方法も数々あると思います。その中でも、師匠が弟子をとる方法での教育を再評価すべきと思います。いつも近くにいて、しぐさから癖までも、まねをして技や芸を受け継ぐのがそれです。師匠によっては、何も教えず、あたかも盗むように真似させる人もいます。学校で学ぶ場合、先生は生徒を教える義務が発生します。弟子をとるなら、「やる気がないなら、家に帰れ。」という事もできます。後継者側の学ぶ気構えが全然違ってきます。
 【エリヤは自分の外套を取り、それを丸めて水を打った。すると、水は両側に分かれた。それでふたりはかわいた土の上を渡った。渡り終わると、エリヤはエリシャに言った。「私はあなたのために何をしようか。私があなたのところから取り去られる前に、求めなさい。」 ~ 中略 ~ こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、一台の火の戦車と火の馬とが現れ、このふたりの間を分け隔て、エリヤは、たつまきに乗って天へ上って行った。エリシャはこれを見て、「わが父。わが父。イスラエルの戦車と騎兵たち」と叫んでいたが、 ~ 中略 ~  引き返してヨルダン川の岸辺に立った。彼はエリヤの身から落ちた外套を取って水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられるのですか」と言った。彼も水を打つと、水が両側に分かれたので、エリシャは渡った。】

【フ】

2009年08月09日 | 現代社会
 「パッ」と、瞬時に明るくなるのが白熱灯の特徴です。蛍光灯は、明るくなるのに多少時間が掛かります。彼は、すばやく「ひらめく」必要がありました。さて、照明用発光ダイオードは、「パッ」と点くのでしょうか?。
 【するとフシャイはアブシャロムに言った。「このたびアヒトフェルの立てたはかりごとは良くありません。」フシャイはさらに言った。「あなたは父上とその部下が戦士であることをご存じです。 ~(中略)~ もし、民のある者が最初に倒れたら、それを聞く者は、『アブシャロムに従う民のうちに打たれた者が出た』と言うでしょう。そうなると、たとい、獅子のような心を持つ力ある者でも、気がくじけます。全イスラエルは、あなたの父上が勇士であり、彼に従う者が力ある者であるのをよく知っています。私のはかりごとはこうです。全イスラエルをダンからベエル・シェバに至るまで、海辺の砂のように数多くあなたのところに集めて、あなた自身が戦いに出られることです。われわれは、彼を見つけしだい、その場で彼を攻め、露が地面に降りるように彼を襲い、彼や、共にいるすべての兵士たちを、ひとりも生かしておかないのです。もし彼がさらにどこかの町に入るなら、全イスラエルでその町に綱をかけ、その町を川まで引きずって行って、そこに一つの石ころも残らないようにしましょう。」アブシャロムとイスラエルの民はみな言った。「アルキ人フシャイのはかりごとは、アヒトフェルのはかりごとよりも良い。」】

【ギ】

2009年07月05日 | 現代社会
「“ギデオン“どこかで聞いたな」という人が結構いるんじゃないでしょうか。ホテルに置いてある聖書にとか、学校でもらった聖書に、持ち手が付いた壺から炎が上がっているマークが描いてあったのを思い出してください。このマークの日本国際ギデオン協会という団体が、これらの聖書を贈呈しています。アメリカに本部があり、キリスト教徒の中で実業人に入会資格のある団体です。キリスト教徒の少ない日本では更に少数になり、正にギデオンの精鋭です。
 【そして、彼は三百人を三隊に分け、全員の手に角笛とからつぼとを持たせ、そのつぼの中にたいまつを入れさせた。 ~(中略)~ 角笛を吹いたなら、あなたがたもまた、全陣営の回りで角笛を吹き鳴らし、『主のためだ。ギデオンのためだ』と言わなければならない。」
 ギデオンと、彼といっしょにいた百人の者が、真夜中の夜番の始まる時、陣営の端に着いた。ちょうどその時、番兵の交替をしたばかりであった。それで、彼らは角笛を吹き鳴らし、その手に持っていたつぼを打ちこわした。三隊の者が角笛を吹き鳴らして、つぼを打ち砕き、それから左手にたいまつを堅く握り、右手に吹き鳴らす角笛を堅く握って、「主の剣、ギデオンの剣だ」と叫び、それぞれ陣営の周囲の持ち場に着いたので、陣営の者はみな走り出し、大声をあげて逃げた。三百人が角笛を吹き鳴らしている間に、主は、陣営の全面にわたって、同士打ちが起こるようにされた。】

【デ】

2009年06月29日 | 現代社会
 先週老人、今週女性の話題になりました。職業名の前に“女”“女性”“婦人”が付くと、違ったイメージになる仕事があります。世間一般で、「これこれの仕事は男性がするものだ。」という意識が強い職業ですね。逆に、ひと昔前はこの言葉に違和感がない、というか、疑問にも思わなかった言葉に、看護婦、保母、スチュワーデス、などがありました。
 ともあれ、聖書のこの続きは、デボラの他にも、もう一人の既婚女性大活躍のお話です。
 【そのころ、ラピドテの妻で女預言者デボラがイスラエルをさばいていた。彼女はエフライムの山地のラマとベテルとの間にあるデボラのなつめやしの木の下にいつもすわっていたので、イスラエル人は彼女のところに上って来て、さばきを受けた。
 あるとき、デボラは使いを送って、ナフタリのケデシュからアビノアムの子バラクを呼び寄せ、彼に言った。「イスラエルの神、主はこう命じられたではありませんか。『タボル山に進軍せよ。ナフタリ族とゼブルン族のうちから一万人を取れ。わたしはヤビンの将軍シセラとその戦車と大軍とをキション川のあなたのところに引き寄せ、彼をあなたの手に渡す。』」バラクは彼女に言った。「もしあなたが私といっしょに行ってくださるなら、行きましょう。しかし、もしあなたが私といっしょに行ってくださらないなら、行きません。」】