山多クラフト James ブログ

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※山多クラフトは趣味の倶楽部みたいなものです^^実在する会社ではありません。

山多ワイヤーベンダー(仮称)を試してみた。

2021-10-21 | ワイヤー曲げツール

 

昨日、作った試作ベンダーで鋼線ワイヤーをシリコン型に合わせて曲げてみました。

工程でいうと、手で力一杯絞ってループを作っていた部分がベンダーに代わって

楽になった事です。

Rの部分を力いらずで作れるようになって、サイズも同じ物が作れて便利です。

 

2通りの手順で作ってみましたので、こんな感じです画像。

 

※その1・・片方づつ曲げた場合(普段のJの曲げ方)

 

今回は32Rの型で鋼線ワイヤーを曲げてみます。

型に合わせた長さでワイヤーをカット。

 

 

片方をU字に曲げて置いてから

 

 

 

プライヤーで補助しながらベンダーでRを作ります。

 

 

 

Rが出来たら取り外して冶具へ

 

 

 

ジグのピンにセットしたら

 

 

 

RになっていないワイヤーをU字に曲げていきます

 

 

 

U字に出来たら冶具から外して、再びベンダーへセット

 

 

 

またラジペンのアシストで鋼線ワイヤーをRにします。

 

 

 

冶具のおかげでいい感じの長さになりました。

 

 

 

耐熱シリコンの膨張も考慮された長さです。

 

 

 

左の画像の工具で力任せに作っていた部分が

右側のペンチ改ベンダーで力を入れずに曲げられるようになったのがメリット。

 

 

 

 

※その2・・もう一つの曲げ方は先にU字を2つ作ってからベンダーで曲げる方法です。

 

 

先にU字をピンの幅で曲げておきます。

 

 

 

 

後からRのループに加工します。

 

 

 

 

こちらも問題なく出来ましたが、ピッタリのワイヤーになりました。

収縮の関係ないハンドメイドミノーとかには良いと思います。

1の作り方より、ほんの少し短くなりました。

ピンの間隔を調整すればこちらの曲げ方の方が早くて手順が少なく楽だと思います。

 

32Rの冶具の穴を開け直してこちらの方法でループを作ってみます。

冶具で曲げたU字とベンダーで曲げたRで4工程で出来ますから。

※シンプルな通しワイヤーの場合に限りますが。

 

まだベンダーの精度もないのでアイが曲がったりしています。

手づくりなので・・まぁ~こんな物でしょ。

まだ改善の余地ありですね。

 

 

※追記・・あれからワイヤー曲げしていたら、ピンが外れました。

ステンテス棒のロウ付け部分からピンが外れました。

ピン自体が多少動いてもR部分を作るには問題は無いのですが・・

ピンが脱落しない方法を考えないといけないようです。

ピンも消耗するので理想はピンに溝を入れてEリングで取り付けとかですかね~

3mmのピンに溝を入れたいけど旋盤とかないし・・

何か考えてみます。

 

Rを曲げる時の挽き絞りで、かなり引っ張られるのでピンが抜けました!

ロウ付けでの固定は無理でしたね。

ピン自体は動いても曲げる際の影響はないのですが、ピンのポロリ落下は何とかしないと。

 

 

Eリングでピンを抜けないようにすればいいんだけどね、ステンの棒の溝をどうしましょ?

こういう時に旋盤があると便利ですよね、Jは持っていません・・

 

 

出掛ける用事があってダイソーで2号機用のペンチを買ってきましたが・・

先日捜したけど発見出来無かったハンマーの代わりを買い忘れました。

 

 

※一部仕様変更しました。

 

外れたピンを脱着式に改良します。

 

 

 

 

余分なハンダを取り除こうとしたけど取り切れないので元の穴の位置に3mmで穴あけ

 

 

 

無謀にもルーターで溝が掘れないかチャレンジ、無理でした。

 

 

 

ホームセンターで3mmのステンレス釘を見つけたので、これを使うことにしました。

 

 

 

溝を掘る位置を見て印をつけます。

 

 

 

ワイヤーソーで溝が作れるか試したけどワイヤーが弾力があり回転させての削りは無理!

手で回しながら精密ヤスリで溝を掘りました。

 

 

適当な長さでカット、ベルトサンダーで釘の切り口を平らにします。

 

 

 

Eリングでピン(釘)の固定と交換が可能になりました。

 

 

 

裏側の釘の頭も大きいので外れることはないと思います。

 

 

 

改良後新たにワイヤーを曲げてみる・・

 

 

 

特に変わりなくワイヤーが曲がりました。

 

 

 

ワイヤーを曲げるために使った冶具やペンチ類。

 

 

 

※追記・・応用編(ハンドメイドルアーの場合)

 

 

バルサミノーのようなアイが3ヶ所の場合

 

 

 

中央から曲げて行きます(U字)

 

 

 

鋼線を外してベンダーでR曲げ

 

 

 

また中央にセットして直角に曲げるための印をつけます

 

 

 

ココは手で曲げました

 

 

 

 

前後の愛をU字に曲げて

 

 

 

 

後はベンダーで曲げていけば完成

 

 

 

 

U字に曲げる際に手の保持が緩くてワイヤーが引っ張られてしまいました

釘でも穴を開けてピンでもいいので

前後のU字を作る際は引っ張られないようにすればOKですね。

 

 

※追記・・1.2mmを曲げてみました。

 

 

 

1.2mmの鋼線ワイヤーが出て来たので曲げてみることに。

 

 

 

ワイヤーの巻き癖はそのままです、曲げられるかのテストなので。

 

 

 

甘いRですが曲げられました、ただ1mmと違いかなり力が必用になります。

ペンチの柄の長さより長いタイプの物ならもう少し楽に曲がるとおもいます。

 

 

そのまま冶具にはめて反対側も作ってみます。

 

 

 

 

U字に曲げるのも1mmより硬いです。

 

 

 

やはりペンチの柄では少し力が必要になります。

 

 

 

1.2mmだと鋼線も自由には曲がらなくなりますね・・

 

 

 

ギリギリ1.2mmは曲がりましたがこのペンチ改ベンダーではキツイです。

 

 

 

当然サイドの部分にも入りませんでした・・

 

1.2mmでこれですから、その上のワイヤーは無理かと思います。

万力とか何かのプレス出来る道具を使えば楽に曲がるとは思いますが

ペンチの方がステンレス線に負けて直ぐに使えなくなりそうです。

 

 

 

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