長野はすべて山の中

長野周辺の山散策日記 山の風景やランニングのこと
時に自転車や気になる音楽の話しに暫しおつきあいの程を・・

志賀高原

2011年06月28日 | スポーツ
日曜日は久しぶりに志賀に行って来ました
ゲレンデスキーをやらなくなって久しくこのあたりには足を踏み入れていなかった
竜王のゲレンデの中を通る道が舗装されてしまってからは夏の風物詩(?)だったMTBでの「志賀高原ヒルクライム」から「かやの平」岩場ダウンヒルも絶えて久しい
懐かしさもありこの山に登りたいという永年の憧れもあり今回の山行は行く前から大変にたのしみだった
岩菅山
一の瀬をスタート ゲレンデ脇から小川沿いを回り込む
瀬を渡るあたりから道は一気に斜度を増し しばらく湿度の高い樹林帯の中の斜面に耐えようやく見晴らしのきく尾根筋にでる

目前にはいよいよ頂が
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足場の悪いのを気にしながら時々目をやるカール状の谷あいは緑のグラデーションが目に鮮やか
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そして頂上
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足元にはイワカガミが咲き頂の木々の中には桜もようやく花を咲かせていた
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裏岩菅をピストン 寺子屋 東館を経て出発地点へ
距離は思った程ではなかったがアップダウンがキツく結構こたえました
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憧れていた山だっただけに少しの雨も気にならず行けて良かったです
この時期の恒例登山にして欲しいくらいです またあの冷涼な頂にたてるだけの体力は維持しておきたいと思った
店長 参加された皆様お疲れさまでした またお願いします


賢者の石

2011年06月24日 | 音楽
久しぶりにCDを購入した
ベルファストの巨人 VAN MORRISON 「THE PHILOSOPHER'S STONE」
本人プロデュースによる未発表曲を含む2枚組みアルバム

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彼の音楽との付き合いはどのくらいになるだろう もうずいぶん長い付き合いだ

特に’79のアルバム「Into the Music」はRy Cooderがその中の1曲に参加していたこともありずいぶん聞き込んだ覚えがある
傑作の一枚と思っている

不思議なミュージシャンだと思う
時折唸るように囁くように そのあまり美声とも言えないような独特な歌声で感情を曲に乗せストレートにこちらに訴えかけてくるボーカルスタイル でも不思議に感情の高ぶりよりその静寂感や秋の高原を思わせる澄み渡るような空気感が心に残る

あまり表に露出するタイプのミュージシャンではなかったためそのライブの模様や動き表情をつい最近まで目にすることは出来なかった
The BAND の解散ライブ映画「The Last Waltz」で僅かにその姿を見る事が出来たくらいだった

最近「YOU TUBE」でタイトル曲「THE PHILOSOPHER'S STONE」のスタジオライブ映像を見ることが出来るが今まで抱いていた印象とは少し違っていた
その隠避した生活ぶりから巷間変人堅物扱いされるきらいもあったが
その映像を見る限り回りへの細かな気遣いがすぐに見てとれる
パートごとの完璧な「音」を求めるがための姿勢なのだろうが 
オーケストラのコンダクターさながら
最高の音を引き出し自分の音世界を作り上げて行っているようだ・・
と言うのは言い過ぎか

オリジンがアメリカ南部ブルース R&B SOUL に根ざしているのでアルバムには何曲かそういったリズムの曲も含まれていて もちろん大好きなのだが
私はむしろイギリスの(北アイルランドがイギリスに属するのかは別として)なだらかな丘が延々とうねるように連なる風景を彷彿とさせてくれる曲のほうが好きだ

少し早いが夏の終わり頃に是非とも聞いていただきたい一曲を貼付けておきます

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YouTube: HAVE I TOLD YOU LATELY THAT I LOVE YOU -- VAN MORRISON (in HD)




やっぱり山のほうへ

2011年06月20日 | スポーツ
梅雨の晴間 というかこの所晴れが多く蒸し暑い
こんな時は山の風に吹かれたい

406を西へ やがて401 あの極寒マラニックを思い出しながら坂に取り付く
一面真っ白だった冬から季節は巡り山は滴るような緑で迎えてくれました
山あいの谷間を吹き上がる風は汗が吹き出した体にここち良くさわやか
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ホンドリスが目の前を横切り 木に残された爪痕がクマの存在を喚起させ冷汗
誰あ~れもいない森の中にこんな池があったり あまり長く居たく無い感じ
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倒された木に大きなキノコが生えていたり
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ようやく頂 
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全てオンロードで22キロくらい この自由な感覚はなかなか得がたい やめられません
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(一部ログがすっ飛んでます)

街におりてからは熱さにバテて歩きも交え帰宅
最終日を迎えたビッグハット「第62回北信美術展」にお邪魔
数々の力作を拝見させて頂きました


山で見たもの

2011年06月14日 | 環境
先日のトレラン 緑の中を気持ちよく走り終えた牧場の出口付近 
私が今まで覚えていた風景と大きく様変わりしてました
あたりの風景に全く似つかわしく無く忽然と現れた区画造成
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何が出来るのだろうか まさかアパートやマンションじゃあるまいし
自動車でそのまま乗り付けられるようなキャンプサイトかなあ?
いずれにせよ津村信夫さんが悲しむような
戸隠の原風景自然環境を壊してしまうものだけはこれ以上ゴメンなのだが



プチトレランレース

2011年06月13日 | スポーツ
雨上がりの日曜 プライベートプチレースに参加させて頂きました
1917メートルの山頂をコース内に含む30キロ

山の朝は気持ちがいい 
カッコウやホトトギス ツツドリの声の中 
6:40頃ゆるやかに静かに始まりました
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でいきなり突き上げ 山ツツジがやさしく迎えてくれます 
でも斜度はキツくて厳しい岩場 次第に高度は上がります
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ラジエターからの水漏れ
大量のが噴き出てきます
ひーこら言いながら何とか山頂へ
トップグループの皆さんはとっくに折り返し 速や
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周りを眺める余裕も無くピストン
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登りとは別な登山道 ハードロックなセクションをヘッドバンギングで下る
急な岩場の下り うっすらと濡れた岩もあり緊張を強いられます

アコースティックギターとリコーダーの音色が聞こえてきそうな
「Stairway to Heaven」 足にきます
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着いた先はやっぱりheaven・・こんなきれいな所や
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最近とみに有名になった こんな所を過ぎ
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なつかしの「ささやきの小径」を通り
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牧場 キャンプ場からスキー場を経てスタート地点に戻りました
楽しい一日でした

店長さん ホットドッグ 自家製ソース とても美味しかったです
帰らずに待っていて迎えてくださったトップ集団の4人様 参加された皆様 
ありがとうございました
またよろしくお願いします

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虫たち

2011年06月07日 | 自然
我が家の山椒の木も毎年大きく成長を続け今年は葉もワサワサ
そうなるとやってきましたアゲハ達
この前卵が産みつけられたかと思っていたらアッと言う間に最終齢
ニラミをきかせています
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こちらは煙こそ吐きませんがさながら2重連機関車のよう
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かと思うとまだまだチビさん
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葉っぱもまだまだ豊富 アシナガや寄生バチの被害に遭わずたくさん育つといいネ


この時期野山を散策すると広葉樹の下によくこんなものがたくさん落ちている
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オトシブミの仕業だ 
中に卵がひとつ産みつけられていて幼虫はこの巻かれた葉を食べて育つ
以前何かで親虫が葉を巻き産卵を終え枝から切り離すまでの一連の作業の映像を見た事があったが本当に器用だった
この地球上全ての生き物が同じように命のサイクルをずっと続けてきている
こんな小さな虫達の人智のおよばない命の営みを見るまでもなく

人間もっと「謙虚」にならないといけませんな


トレラン

2011年06月06日 | スポーツ
いつものホームコースをラン 久しぶりに山登り
いつの間にか緑も濃く春ゼミの合唱 すっかり初夏でした

このひっそりと山中にたたずみ 錆びてしまっている機具
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その昔たくさんの子供達に囲まれ 歓声とともに小さな希望を見続けていた地附山スキー場のロープ塔
こんなに小さなスキー場だったんだ 
今はコースに木も茂りもはや見る影は無いけれど・・

途中熱烈な歓迎を受けたり
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山あいの集落の風景を楽しんだり
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谷筋 木々の中のコースにつきGPSログが途切れたり乱れております
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気持ちよかったです

昨日のランのお供
パンツは 「MONTURA モンチュラ FREE SYNT PIRATA」
店長お勧め 買って良かった ランに最適 軽いし細身 かといってタイツのようには締まっていない 
膝周りも楽 かといってゆるすぎない 腰もずり落ちる心配も全く無し 
冬は下にタイツを履けばオールシーズン対応出来るのではないかと思うくらい優れもの 
今のが痛んだら次も是非使おう と思っていても丈夫で痛まない

シューズは「サロモンXR クロスマックス ニュートラル グリーン」
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オフもオンも対応してくれる 軽くて走りやすい靴
私の足には少々甲部分の抑えがゆるい感じがするのでヒモを締めるのだが このシューストリングがサロモンのお得意ワンタッチ機能のもの 
甲の部分だけをを締めたくてもヒモの滑りが良すぎてそのテンションが他になじんでしまう つまり全体を締めるか全体に緩めるかしかなく
一番上のヒモ穴を使わないようにして締めたくてもヒモがつながっていてそれも出来ず 
足首はゆるく 足の甲を強めに締めるのが好きな私にはちょっと歯痒い 
少々格好悪いが短い従来素材のヒモを甲部分のみに別に通し必要な部分だけを締めたらどうだろうか 
昔 ヒモの代わりにベルクロ使っていた靴を使っていて(トライスロン用か?) それは部分で締め上げられたけどベルクロも少なくて大雑把だった 
部分的に強弱を加えられるランシューズ 特にトレラン用のなんてどのメーカーにも無いけどね
あとかかとの浮きが少し気になるかな


What's Going On

2011年06月02日 | 社会
マービンゲイの名曲がある
「What's Going On」

反戦のメッセージを強烈に込め’71年リリースされた
たおやかに洋々と流れる大河に身をまかせているかのように静かに歌い出されるボーカルとギターリフ
しかし裏腹にするどいメッセージが込められた渾身の一作だった

「Dirty Dozen Brass Band」というニューオリンズのブラスバンドグループがある
ハリケーンカトリーナで壊滅的な被害を被った南部への援助や政策があまりにおそまつな当時の政権への怒りを込め’06年What's Going Onというマービンの名アルバムを彼ら流に解釈し直しリリースした

当時CDショップの店頭で試聴した
ヘッドプォンから私の鼓膜を振動させた1曲目 ノックアウトされた あまりにカッコよすぎる 興奮しすぎて冬なのに汗ばんでしまったのを覚えている 勿論即購入
当時は楽曲 ビートのみに意識が向いていたのだが カトリーナがもたらした悲惨な状況と立ち遅れた復興対策への怒りをそのコンセプトとしていた事を知るにつれ 震災以降の昨今の日本の状況が酷似しており この国のふがいない為政者達にも今また是非このアルバムをお聞き頂いて脳みそを少しシャッフルしてもらったら・・と思う
「なにやってんだろうかこんな時に」

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YouTube: What's Going On by the Dirty Dozen Brass Band featuring Chuck D



このdirty dozen 長野でライブしたの知ってました?