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Ammazzare il tempo

夢を売る男

2013年06月13日 14時50分08秒 | 
百田尚樹の「夢を売る男」を読みました。
この単行本の帯には、「作家志望者は読んではいけない!」と書いてあります。
そのとおりです!
「夢を見るには、金がいるんだ」とも書いてありますが、これも正解ですね。
夢というのは年齢を重ねるごとに、つつましいものになっていくべきだと納得させられました。

本の中には、百田という作家はろくでもないと、自分のことを書いているユーモラスなシーンもありました。
読後の満足感に関しては、「永遠のゼロ」や「海賊とよばれた男」を書いた百田さんはどこへ行ったのだろうと感じるほど、軽いです。
どちらが彼の本当の力なのか、今のところはわかりません。
文庫本ですが「モンスター」という彼の作品を1冊すでに買ってあります。
それも読んでみましょう。
作家の評価なんて、乱高下するのかも知れませんね。

6月9日の「たかじんのそこまで言って委員会」という番組で、百田尚樹と何とか春樹のどっちの小説がいいかを話し合っていました。
私は昔、春樹の「ノルウェーの森」という題名の単行本を上下2冊買って、だいぶ長い間お金を捨てるようなことをしてしまったと後悔していました。
それほど春樹の小説が嫌いですかって?
その本に何が書いてあったのか、何にも覚えていないのです。
つまり、読む価値のない本だったのですよ。
春樹が、世間で、世界で騒がれているのが不思議です。
絶対に私は百田派です。


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