yagiq

Ammazzare il tempo

震える牛

2013年06月25日 22時07分26秒 | 
相場秀雄の「震える牛」を読みました。
たぶん初めて相場秀雄さんの本を読んだと思います。

ストーリーは面白いですが、人物描写が物足りませんね。
話に出てくる「鶴田」は男でもよかったんじゃないの、と思います。
すでにこの本はドラマ化されたようですが、やはり著者は本を書き上げたあとのことを考えて、登場人物を決めるのでしょうか。

本を半分近く読んだだけで、スーパーやコンビニの加工食品を口に入れたくなくなりました。
しかし、安い食品を食べていても日本人って長生きするんですね。

相場秀雄は、スピード感のあるストーリーテラーでした。
ただ、読み終わって疑問が浮かびました。
エピローグが本当に必要だったのだろうか。
この作家を追って、次作を買うことはないでしょう。

ヴァイオレット絵画展

2013年06月24日 10時36分03秒 | 散歩


先週は雨続きで、なかなか豊中市民ギャラリーに足を運べませんでした。
やっと雨がやんだ22日の土曜日に「ヴァイオレット絵画展」を見に行ってきました。

ほとんどの絵が、「これが、素人の筆遣いですよ」と叫んでくる。
でも、「絵を描くことほど楽しいことはない」と、おしゃべりをしながら筆の先がキャンバスの上で踊っています。
見ているだけで楽しくなる絵画展です。

題材は様々で、魚、ざくろ、いちぢく、かぼちゃ、ひまわりやアジサイなどの花もありました。
驚いたのは花札を描いた絵を見たときです。
花札の図柄は昔からあるので、すでに著作権は消滅しているのでしょうか。

私の心をさらに楽しくしたのは、出品者一同がそれぞれ自画像を描いて壁にかけてありました。
ゆかいな仲間たちですね。

夢幻花

2013年06月20日 14時23分43秒 | 
東野圭吾の「夢幻花」を読みました。
読み始めてすぐ、強烈な話が始まりますが、その原因が最後で謎解きできるのです。

さすがに現在日本一人気のあるストーリーテラーです。
映画化しやすいように話を組み立ててあるし、美男美女の俳優をキャスティングしやすいようにも考えてあります。

現役の頃、yagiqは世界中でいろいろな経験をしました。
プライベートでハワイを訪れたときも、オプショナルツアーで実際にピストルを撃ったりとかね。
しかし、薬の経験だけはありません。
ストーリーにトリップなどと書かれてあっても、どういう感じなのか、想像がつきませんね。
現在、時々ニュースで騒がれる脱法ハーブからのアイデアで、こういう話を組み立てたのかも知れませんね。
人々の好奇心に火をつけるかも、と原作者が考えても無理ないことです。

本当のテーマは「負の遺産」なんでしょうが、娯楽作品としてテレビドラマ化や映画化をされてしまえば、作者の哲学的な真の意図は消されてしまうでしょう。
それほど、ストーリーが面白いという意味ですよ。

日本一

2013年06月13日 19時11分14秒 | 雑談
日本一と聞くと格好がいいが、今日の豊中市の最高気温37.9度の話です。

夕べは、この夏初めてエアコンをつけて寝ました。
今朝起きると、頭がぼーとします。
夕べ、初めてシングルモルトの白州を飲んだのが原因かなと思っていました。
でも深酒をした覚えはありません。

昼食の温野菜にドレッシングをかけようとして、手元が狂ってドレッシングをこぼしてランチョンマットを汚してしまいました。
食後、いつも生卵を割りいれる器を落として割ってしまいました。

駅前のスーパーへ買い物に行ったら、レジの女性が私のクレジットカードを床に落しました。
ドラッグストアでもレジの人が、私の1円玉を落しました。
みんな手元が危ないなあ。

夕食時、あと一口で食事が終わりというとき、こぼしてTシャツを汚してしまいました。
踏んだり蹴ったりだ。
その後の夕方のニュースで、豊中市が37.9度になったことを知りました。
だれか、どなたか、こういう日本一を譲ってあげますよ。

夢を売る男

2013年06月13日 14時50分08秒 | 
百田尚樹の「夢を売る男」を読みました。
この単行本の帯には、「作家志望者は読んではいけない!」と書いてあります。
そのとおりです!
「夢を見るには、金がいるんだ」とも書いてありますが、これも正解ですね。
夢というのは年齢を重ねるごとに、つつましいものになっていくべきだと納得させられました。

本の中には、百田という作家はろくでもないと、自分のことを書いているユーモラスなシーンもありました。
読後の満足感に関しては、「永遠のゼロ」や「海賊とよばれた男」を書いた百田さんはどこへ行ったのだろうと感じるほど、軽いです。
どちらが彼の本当の力なのか、今のところはわかりません。
文庫本ですが「モンスター」という彼の作品を1冊すでに買ってあります。
それも読んでみましょう。
作家の評価なんて、乱高下するのかも知れませんね。

6月9日の「たかじんのそこまで言って委員会」という番組で、百田尚樹と何とか春樹のどっちの小説がいいかを話し合っていました。
私は昔、春樹の「ノルウェーの森」という題名の単行本を上下2冊買って、だいぶ長い間お金を捨てるようなことをしてしまったと後悔していました。
それほど春樹の小説が嫌いですかって?
その本に何が書いてあったのか、何にも覚えていないのです。
つまり、読む価値のない本だったのですよ。
春樹が、世間で、世界で騒がれているのが不思議です。
絶対に私は百田派です。

久しぶりの最寄りの居酒屋

2013年06月12日 16時12分43秒 | 
昨日はあんずどんが泊まりに来たので、家族も含めて3人で居酒屋へ行って夕食をとりました。
最近はビールが好きになって、この時も生中。
料理は、3人でわけわけして食しました。


ホタルイカの沖漬け
2皿注文
これはあまり私の好みではありません。




家族が注文したシメ鯖




私が注文したカツオ




あんずどんが注文した平目




ハモシャブ2人前
菊菜の野菜もたっぷり付いていました。
これ、絶品でしたよ。




激辛ソーセージ
2皿注文




薄アゲの焼いたの
思ったより美味しいでした。




ノドグロの一夜干し
ノドグロというのは高級魚らしいですが、私の好みはやはり寒ブリのカマ塩焼きです。




タコの天ぷら




最後に漬物の盛り合わせを注文して、この日の晩ごはんを終えました。

ダックみやざわ

2013年06月08日 12時55分18秒 | 
昨日は、阪急デパートで夢さんとあんずどんと3人で買い物を楽しんで、9階のクリブキルトの作品展を見ました。
3時のおやつには阪急デパート8階のコロンバンでモンブランとアール・グレーのアイスティー。




阪急デパートの13階にできて、以前から気になっていた「ダックみやざわ」というレストランで食事をしました。

http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/restaurantguide/restaurant06.html/

生ビールの中と小をぐいぐい飲みながら・・・

特製ダック1/2羽を注文。
1人3枚ずつありました。




ふかひれの姿煮込み、もちろん1人1皿。
しかし、昔シンガポールで食べた煮込みのフカヒレより、1本1本が細いでした。




海の幸サクサク揚げ
エビ・白身魚・玉ねぎ・マイタケがサクッと揚げてありました。




牛肉とピーマン炒め
これは値段のわりに量が少ない。




サンラータン麺は1人前を3つに分けて入れてもらいました。
酢とラー油がきいていて、夏の一品ですね。




蟹肉入レタス炒飯




全体的に美味しかったですが、リピーターにはなりません。
座席が狭すぎるのが一番の原因です。
なんでも狭いというのは貧しい気分になります。

主よ、永遠の休息を

2013年06月06日 14時15分02秒 | 
誉田哲也の「主よ、永遠の休息を」を読みました。

事件記者とコンビニのアルバイトの若い女性の2人を一人称で書いてあるが、わざわざそうする必要があったのかは大いに疑問です。
それに、百田尚樹を読んだあとだからか、文体が軽く感じます。

「ジウ」という作品と同様に、グロテスクな描写をさせれば天下一品の誉田さんですね。
誉田哲也の「ストロベリーナイト」は完成された優れた作品ですが、この本はオススメではありません。
なんとも物悲しいストーリーでした。

向陽会絵画展覧会(水彩)

2013年06月06日 12時53分39秒 | 散歩
今週の豊中市民ギャラリーの催し物は、「向陽会絵画展覧会(水彩)」でした。



どの作品も穏やかな雰囲気で、グループの皆さんはそれなりの腕をお持ちのようでした。
あっさりとした水彩画ですから仕方ないのかも知れませんが、どれもいい作品と言える半面、強烈に見る者の心に印象を残す作品はありませんでした。

来週は、残念ながら展示はないそうです。
小学生を対象にしたワークショップで、ダンボールのトンネル迷路を作って遊ぶそうです。
18日以降の油絵の絵画展に期待しておきます。

海賊とよばれた男 上・下

2013年06月02日 12時40分49秒 | 
百田尚樹の「海賊とよばれた男」上・下を読みました。
いつも文庫本を読んでいるのに、久しぶりに単行本を買いました。
なぜこの本を手に取ったかといえば、百田尚樹さんの「永遠のゼロ」を読んで感動し、もう少し別の作品も読んでみたいと思っていたときに、本屋に「本屋大賞 第1位」として「海賊とよばれた男」が飾ってあったのです。

期待どおりの力作でした。
面白いことに、先に読んだ「永遠のゼロ」には「宮部」という名前の航空兵が出てきますが、一瞬、この作品にも出てきます。
百田さんのちょっとした悪ふざけでしょうか。

さすがに「本屋大賞」をとるだけあります。
読んだ人にとっては一生忘れられない作品になるでしょう。
もちろん オススメです!