じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

十和田湖外輪山の一つ、「白地山」へ

2022年06月15日 | 登山・トレッキング
6月14日(火)、待ちに待った「快晴」の天気予報を信じて、十和田湖外輪山の一つで、秋田県と青森県の県境付近にあり、東北百名山にも選ばれている「白地山(しろじやま)」に出掛けて来ました。

お目当ては、こんな風景です。

登山道の途中から、十和田湖が見えるのが楽しみなんです・・・。

さて、朝4時30分に自宅を出発し、国道7号線から小坂町を目指して、国道282号線に入ります。
国道ですが、山越えのくねくね曲がる道路を走ります。
と、突然目の前に黒い物が・・・。

車の中から、慌てて撮影したので、ブレてしまいましたが・・・、

「子熊ちゃん」が道路にいて、慌てて道路脇に逃げ出しました・・・。

あぁ・・・、前途がチョット不安になって来ました・・・。
この時期、山菜採りや登山者が熊に襲われる事件は良くある話なんです・・・。
特に、子連れの母熊が凶暴だそうです・・・。

「いやいや、きっと大丈夫。」と言い聞かせて、車を進めます。

車は、小坂町から十和田湖方面に向かう、通称「樹海ライン」を走ります。

登山口のある、鉛山峠の駐車場に到着しました。
駐車場には、こんな立て看板が・・・。

まだ、「タケノコ採り」の時期なんですね。

軽トラからオジサンが降りて、近付いて来ました。
「登山ですか?」、「はい」と答えると、入山料の請求は有りませんでした。

隣りにあった、登山口周辺の案内図です。

身支度を整え、6時丁度に出発です。

登山口の道標です。

「白地山」まで、7.3kmだそうです。
往復で、15km近くも歩くのは、久々ですね。

さて、歩き出すと直ぐ、階段の上りになりました。


6時10分過ぎ、「鉛山峠」に到着しました。

ここは、「紫明亭展望所」への分岐にもなっています。
「白地山」方面に進むと・・・、

緩やかに下って行きます。
途中で気付いたのですが、多少のアップダウンは有りますが、どうも「ミソナゲ峠」付近までは下りになっている様です。
帰り路が、上りになる様なので、体力を温存出来るペースで歩かなくては・・・。

途中で、展望が開けました。

「十和田湖」が見えましたね。
遠くには、「南八甲田連峰」の山々が見えます。
気持ちの良い、朝の風景です。

先に進むと、小さな白い花です。

「ズダヤクシュ」の様ですね。

さて、登山道は木道が現れたり、消えたりを繰り返します。

ここは、下っていますね。

やがて、こんな道標が現れました。

「鉛山峠」と「白雲亭展望台」の中間地点だそうです。
親切な様な、不親切な様な・・・、どうせなら距離を入れて欲しいですよね。

さて、今度は黄色い花が現れました。

「オオバキスミレ」の様ですね。

今度は、白い花です。

「ガマズミ」の花の様ですが、大分くたびれていますね。

おっと! 倒木です。

ここは、下をくぐり抜けられるので、そのままにした様ですね。
そうそう、登山道の両脇は、「チシマザサ」だらけです。
熊さんの好物ですが、人間が横取りしています。
私も大好きで、「タケノコ(ネマガリダケ)」採りに夢中になった時期がありました・・・。
こんな感じで・・・、

ニョキニョキと出ています。
今回は、登山に来たので、我慢・我慢です・・・。

やがて、「鉛山」の分岐にやって来ました。

ここからの風景です。

アップです。

手前の「中山半島」が、まるで「ネッシー」の様に見えますね。
そして、奥の「御倉半島」は、「宇宙人」が寝ている様に見えます。
私だけでしょうか?

さてさて、先に進みましょう。

やがて、白い花の群生が見えて来ました。

「マイヅルソウ」ですね。

6時35分頃、東屋が見えて来ました。

「白雲亭展望台」に到着です。
道標です。

そして、ここからの風景です。

これが見たくて、「白地山」に登りに来たんです。
でも、少し雲が多くなって来た様ですね。
ここで小休憩です。

さて、先に進みましょう・・・。

朝の光を浴びて、新緑が綺麗ですね。

こんな、明るい樹林帯が大好きです。

続いては、途中の開けた場所からの風景です。

「鉛山」でしょうか?
少し、斜面が崩落している様ですね。

さて、先に進むとこんな場所が・・・、

小さな沢が現れ、その沢から「Vの字」に登山道が曲がります。
こんな場所が、数回現れます。

おやっ!今度は、紫色の花の群生です。

大好きな「シラネアオイ」です。
アップです。

素敵な花ですよね。

おやおや・・・。
ガスッて来ましたよ。

風も強くなって来ました。
天気予報は「快晴」だった筈なのに・・・。

7時25分、「ミソナゲ峠」に到着です。

変わった地名ですね。
ここは、ガスッていて展望がありませんでした。

先に進みます。

道端で、白い花が咲いています。

「ユキザサ」の花ですね。

今度は、開けた場所で・・・、

「タニウツギ」が咲き始めていました・・・。
どうも、里山と違って、花の時期が遅れている様ですね。

またまた、登山道が「V字」に曲がる沢が現れました。

こんな登山道は、初めてです。
変わった登山道の作りですね。

さてさて、8時25分頃、「997展望所」に到着しました。

ベンチが有りますが、ガスで展望が無いので、水分補給だけで先に進みます。

分岐からの登山道です。

道の両脇は、「チシマザサ」のジャングルです。

やがて、木道が現れました。

緩やかに上って行きます。

木道脇で、白い花です。

葉っぱの形からすると、「イワイチョウ」の様ですね。
そして、今度は・・・、

「ゴゼンタチバナ」三兄弟です。

やがて、木道が開けた場所に延びて行きます。

「湿原」に入った様ですが、水が見当たりません。
草茫々で、まるで草原の様ですね。

木道脇で、薄紫色の花が咲いています。

「ハクサンチドリ」の様ですね。

そして、湿原と言えば・・・、

「ワタスゲ」ですね。
でも、以外と数が少ないですね。

やがて、分岐の道標が現れました。

「長引山」への分岐です。
真っ直ぐ進みます。

今度は、「碇ヶ関分岐」の道標です。

こちらは、ほぼ廃道に近い状態だそうです。

おやおや、また「シラネアオイ」の群生です。

もし、この山の花を選ぶとしたら、私だったら「シラネアオイ」と答えるでしょうね・・・。
それだけ、あちらこちらで群生しています。

さて、また分岐の道標が現れました。

熊にでも齧られたのでしょうか・・・?
文字が見えませんし、倒れかかっています。
それに、案内の先は「チシマザサ」のジャングルの中ですが・・・。(?)

さて、今度は「花火」の様な花が現れましたよ。

「ショウジョウバカマ」ですが・・・、面白い形の花ですよね。

8時55分頃、頂上に到着しました。

三角点です。

そして、頂上の標柱です。

空は晴れて来ましたが、次々と十和田湖の方からガスが流れて来ます。

振り向くと、遠くに「岩木山」が見えました・・・。

撮影しようとすると、ガスに隠れてしまい、やっと撮影しました。

こちらは、南方向です。

鹿角市の一部が見えている様です。

他の方向の展望は、有りませんでした。

さてさて、風が強くて、身体が冷えて来ましたので、行動食を食べたら帰りましょう。

9時10分、下山開始です。

途中、木道脇で小さな花を発見しました。

「ツマトリソウ」の様ですね。
可愛い花ですね。

9時35分頃、「997展望所」に帰って来ました。

今度は、湖が見えていますね。
こんな感じです。

やはり、ガス(雲)が流れて来ますね。

さて、先に進みましょう。

やがて、道端に白い花が見えて来ました。
近付いて、アップです。

「ツバメオモト」の花の様ですね。
可愛いですね。

10時35分、「ミソナゲ峠」に帰って来ました。

大分、空が晴れて来ましたよ。
展望は、こんな感じです。

「南八甲田連峰」の山々が一望出来ますね。

そうそう、途中で6・7人の登山者とすれ違いましたが、地元の方と思われる登山者は、皆さんビニール袋を持っていました・・・。
中身は、「タケノコ(ネマガリダケ)」です。
目に入ると、採らないで済まないんでしょうね・・・。

さて、11時20分過ぎ、「白雲亭展望台」に帰って来ました。

看板です。

そして、展望です。

晴れ渡って、素晴らしい風景ですね。
半島方向をアップです。

後方には、十和田の山々が連なっています。
素敵な風景ですね・・・。

11時30分、小休憩後、出発です。
出来れば、東屋に座って、ずーっと景色を眺めて居たいのですが・・・。

続いて、「鉛山」分岐にやって来ました。

こんな感じの展望です。

半島の先に、「遊覧船」が見えましたよ。
ググっとアップです。

新緑の半島巡りも、良いもんでしょうね・・・。

さてさて、やっと「鉛山峠」に帰って来ました。

ここからの道は、下りだけです。

12時過ぎ、登山口に帰って来ました。

久々の長丁場で、足が疲れました・・・。

そろそろ、真面目にウォーキングに取り組まないと、アルプス登山に間に合わないかも知れませんね・・・。(頑張らなきゃ・・・。)

さてさて、お腹が減りました・・・。

昼食は、「道の駅こさか七滝」にしました。
道の駅です。

そして、レストランと売店の建物です。

今回は、大奮発して「ご当地グルメ」に挑戦です。
小坂町の「ご当地グルメ」は、「かつラーメン」だそうです。
これです。

ラーメンの上に、かつ丼の具がのっていると言う感じですね。
お腹がいっぱいになりました・・・。

そうそう、「七滝」と言えば・・・、「日本の滝百選」に選ばれている名瀑です。
こんな感じです。

滝をアップです。

本当は、七段の段瀑だそうですが、樹木に隠れて、下からは見えませんね。

さてさて、今日はこれで帰りましょう。

今日は、風景や花達に癒され、満足の一日になりました・・・。