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奉(とも)の独り言

「オギャー」と泣きながら生まれてきました。
だから、死ぬ時は、笑って死ねるように生きたい!

お金の値打ちを知る!

2007年03月27日 | 松下幸之助「人生談義」


金持ち喧嘩せず
      =人と争えば、損をすることはあっても得することはないから
       金持ちは喧嘩しないということ=
                   大あくび(スリーピー) 

                  「お金と」というもの
毎日のように、お金のことでいろいろなトラブルが起こっていますね。
しかし、何もお金そのものが悪いのではない。
やはり、それを使う人間の問題ですわ。

                  <不自由の中で知る値打ち>
お金の値打ちを知るということは非常に難しいことですね。
お金というのは、必要に以上に持っていると、気が大きくなって
目的以外のことにも使ってしまう。

僕の経験からいえば、むしろお金に不自由しているときの方が
いいですね。
資本を持って仕事を始めても、資本がなくなって困るようになって
初めて真剣になるし、お金の値打ちというものがわかるのです。
そうなれば、使うにしても真剣ですよ。
だから、お金の値打ちがそのまま光るのです。

ぼくが商売をやっていて、どんなところに品物を売ったかというと、
お金をたくさん持っている人よりも、たとえば夫婦一緒に働いていて、
かたい生活をしているところでしたね。
そういう人の方がお金の価値をよく知っているので、長い目で見たら
よいお得意さんになりました。
                  「松下幸之助:人生談義より抜粋」
                    なんだろう?(アラジン) 

                        写真:鳥越の峠の茶屋(熊本)
この時の思い出を素材にして不朽の名作「草枕」が書かれました。
この夏目漱石が歩いた道は今も残っており「草枕ハイキングコース」となっています。

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「学ぶ」ということ

2007年03月26日 | 松下幸之助「人生談義」

学びて思わざれば則ち罔し(まなびておもわざればすなわちくらし)
      =先生に教わっていくら学んでも、自分自信で
       考えてみなければ、本当に理解したことにならない=
           「罔し」は暗い。
               レコード(ベルリオーズ) 

          「学ぶ」ということ
全く同じ話を聞いても、「いい話だった」と感動する人と
「つまらない話だった」と思う人がいますね。ということは
話の善し悪しは、その内容より、むしろ、聞く側の態度によって
決まってくる。
聞く側に大部分の責任があるともいえるわけです。
ピューという風の音にでも悟る人がいるのですから・・・・・

           <社会は人生学校>
今年も多くの方が学校を卒業して社会に出られた事でしょうな。
会社に入れば、同僚や先輩と机を並べて仕事をする。

その場合、ただ単に自分に与えられた仕事をやっていれば
よいと考えて毎日を過ごしていたら、あまり楽しさを感じることも
できないでしょう、
ものごとを見る視野も限られてしまうと思いますね。

ぼくは、会社というもの、あるいは社会というものは、
人間なり人生について教わる学校だと考えてみたらどうかと
思うのです。

この学校にはいろいろな人間がいて、さまざまな人生模様が
繰り広げられている。
学ばなければならないことは無限にある。

そう考えれば、人生を学び、人生を探求するために、
何にでも進んで取り組もう、吸収していこう、
そういう意欲もわいて、日々楽しさも生まれてくるのでは
ないでしょうか。
                   <松下幸之助:人生談義より抜粋>
                    ダンス(ピノキオ) 

       写真:緒方弘之「素晴らしい自然」宇土半島・熊本県
有明海は干満の差が大きく、干潮時は広大な干潟を形成します。
その干潟は潮の流れで幾何学的なパターンができ、自然の造形が楽しめます。
この干潟が生みだす生き物は人々の生活を育んできました。

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熱意ということ!

2007年03月25日 | 松下幸之助「人生談義」

影の形に随うが如し(かげのかたちにしたがうがごとし)
        =影が実体について離れないように、いつもそばに
         つきそっている様子。=
                ウソ(ピノキオ) 
                   
           熱意ということ
何かを生み出すために、何かを成し遂げるために、何といっても
大事なのは熱意ではないでしょうか。
もちろん、知恵や才能はあるに越した事はありませんよ。
しかし結局は熱意のあるなしが成否を決めるカギに
なってくると思います

           ハシゴを考え出すのは・・・・
たとえば、「何としてでも二階に上がりたい」という熱意があれば、
ハシゴというものを考えつくんです。

ところが、ただなんとなく、「上げってみたいなあ」と思うぐらいでは、
そこまではいかない。

「どうしても、何としても上がりたい。自分の唯一の目的は
二階に上がることだ」
というくらいの熱意があった人が、ハシゴを考えついたと
思うのです。

もちろん、その人の才能が非常に優れているからハシゴを
考え出せる、という場合もあるでしょう。が、いくら才能があっても
「それほど二階に上がりたいとは思わない」
というのでは、決してハシゴは考え出せませんよ。
         <松下幸之助:人生談義より抜粋>
                 スノーボーダー(プー) 

              写真:熊本城 桜


秀吉と光秀

2007年03月24日 | 松下幸之助「人生談義」

一文惜しみの百知らず
      =僅かな金を惜しんだために、将来百倍の損を招く
       ことに気づかない愚かさを言う。=
      (目先の損得だけを考えず、将来の利益を見据えた
       金遣いが必要だとの戒め)
                                        ピーターパンとティンカーベル 

                              <長所と短所>
自分にとって不利だ、と思っていたことが有利なことだったり、
有利だと思っていたことが不利なことだったり、
人生とはおもしろいものです。
     キスマーク     浮かれる       モテモテ君 

                               <秀吉と光秀>
信長は勇猛果敢な人ですわ。その下に秀吉と明智光秀と
いう優秀な家来がおった。
この二人の信長を見る目が違うのです。

秀吉は信長に非常に共鳴した。「あなたが勇猛活発だから、
とうとう天下がとれるようになりました。
心からあなたを尊敬します」
真に秀吉はそう思っていたでしょうね。

しかし、光秀は、信長は非常にえらい人だけど欠点がある。
それは、粗暴で、非常に気ままなことだ。と考えていた。
そこで光秀は「あなたは確かに勇猛なるが故に成功したが、
徳を持てばさらに立派になるでしょう」
と信長に説くわけですね。

そうすると信長はシャクにさわる。「やかましく言うな。
お前が出世したのはおれのお陰やないか」というようなもんですわ。
そこで二人は衝突する。
昔。講談本で読んだ知識で、本当かどうかわかりませんが、
まぁ、これも人情でしょう。

信長の勇猛な性格を秀吉は長所と見、光秀は短所と見た。
ただ、それだけの違いですが、人間関係に大きな違いを
生むのですな。

やはり、人間と人間のつきあいには長所を見るということが
必要でしょう。
もちろん、この点を直して立派にしてあげようという誠意も
一面には必要ですが、そればかりに終始すると、
人間関係は失敗しますな。

長所だ、短所だといっても、それは大きな目で見れば、
その人の持ち味、あるいは運命ともいえるものですね、
絶対的なものではない、
それをどう見るかが大切なところなのでしょうね。
       <松下幸之助:人生談義より抜粋>
                              登場!(ジーニー) 

          写真:熊本市・熊本城・(長塀通り)


自信を持つとは!

2007年03月23日 | 松下幸之助「人生談義」

諦めは心の養生
        =失敗や不運はいつまでも悔やんでいても仕方ない
         諦めてしまった方が精神衛生によいという事=
                 ベビーシッター(とんすけ) 

            <自信ということ>
自信というのは、生きる上で非常に大切なものですな。
第一そうしたものがなければ、生きていてもこんなに頼り
ないことはない。
もっとも、自信を持ちすぎるのも困りものですがね・・・

百の事を行って、一つだけ成ったとしたら、たいていの人は
事の成らなかった九十九に自信をなくし、もう再びその事を
試みなくなるでしょうな。
そうなれば、まさに失敗ですわ。

しかし、よく考えれば百が百とも失敗したわけではない。
たとえ一つでも事が成っているということは、他の九十九にも
成る可能性があるということですね。

そう考えれば勇気が出てきましょう。
そして、事の成った一つをなおざりにしないで、それを貴重な
足がかりにして、自信をもって九十九にいどむことができる。
そうなれば、もはや成功したのと同然ですよ。

よい面を見て自信を持つか、悪い面を見て自信をなくすか、
それによって人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。
        (松下幸之助・人生談義より抜粋)
                    メリークリスマス!(ダルメシアン) 

           写真:竹の丸から天守閣(熊本城)

 


幸せの原点

2007年03月22日 | 松下幸之助「人生談義」

負うた子に教えられたて浅瀬を渡る
         =背中に負ぶった子に、浅いところを教えられ
          ながら川を渡る。=
          (人は時には年少の者から、ものを教えられる
           こともある
               芝生にごろり 
              

            <心というもの>
年が改まれば心も改まりますね。
昨年と今年と、時の流れという点から考えれば、
何ら変わりがないわけです。
しかし、新しい年になったということで気持ちが変わる。
すがすがしい気分で「今年こそは頑張ろう」という気持ちになれる。
やはり、人間には節というものが必要なのでしょうな

                          ,<幸せの原点>
ごちそうでもね、たまに食べるからおいしいので、毎日食べていれば
すぐいやになるでしょう。つまり、ごちそうの味そのものは何も変わ
りはないのですが、人間の味覚の方がそれに慣れてくる。

だから、ごちそうを食べる事が、人間にとって一つの幸せで
あったとしても他の人より十倍よけいにごちそうを食べたからと
いって、十倍幸せを味わえるかというと必ずしもそうではない。

人間の五官というものはそんなもんですわ。
五官を通じて感じる人間の幸せというものも、ほんとうはあまりに
頼りにならない。

同じように、ぜいたくというものも、それを求めればキリ
がありません。

そして際限なぜいたくが際限な幸せをもたらすとは限らない。

一万円には一万円の値打ちがありましょう。
その価値を価値相当に生かして、キチッとした暮らしをすること
そこに人間の尊さがあるし、生きがいもあるのじゃないですか。
        「松下幸之助・人生談義より抜粋」
                 ハッピー! 

           写真:熊本市通り町筋


松下幸之助・人生談義より

2007年03月21日 | 松下幸之助「人生談義」

夜道に日は暮れぬ
        =もう日が暮れてしまったのだから、あわてて
         帰ることはないということ。=   

                カフェイン 

健康は何もにもかえがたいいわば宝だと思いますよ。
しかし、健康でないからといって悲観することはない。
病をわずらっても、それがまた人生の深さと広さを
知る上で貴重な体験になるのですから・・・

万物は日々生成発展をしているのです。
それがほんとうの姿だと思うのですね。
ですから、病も、老いも死さえも生成発展の姿である。
そういう見方をすると、いやだ、いやだと思っていたものが
いやでなくなる。
敵のように思っていたものが、やがては味方になるということに
なります。
何事もこだわってはいけませんね。
素直にありのまま見るということですね。
病とはそのような気持ちでつきあっていきたいと思いますね。
       (松下幸之助・人生談義より抜粋)
             サイクリング(ドナルド&デイジー) 

            写真:一心行の桜・ライトアップ