薔薇 「クレメンティーナ・カーボネリ」

そして　美味しそうなクレメンティーナ。
フルーツの香りがします。

薔薇 「メアリーローズ」

クレメンティーナ・カーボネリに隠れるように
恥ずかしげなメアリーローズ。
光の中で　笑っている。

薔薇 「ロサ ムンディ」

あまりにも有名な薔薇。
一輪ごと違う姿で咲き　散ってしまえば二度と同じ花は見られない
そう思うと　いとおしい。



はらりと花びらが散ったあとには
花火のような花芯

うんちのにおい

寝たきりになると　どうしても便秘がちになります。
体を動かさないことに加え、経管栄養が命を支えていること
それも原因だと思う。
少ない量で吸収しやすく完璧な栄養素を含む、
とても便利で無くてはならないものかもしれない。
宇宙食のように科学の粋かもしれない。
・・・でもね、無駄も命を支える重要な因子だと思う。
日々完璧な栄養を取っていなくても　トータルでどうなのか　
そういったファジーな部分で健康を保っているでしょ？
２．３日肉ばかり食べたから　野菜を食べよ♪とか
今日はワシワシご飯を食べたい！とか・・・。
それが出来ないから　ウンチが出たり出なかったりではなく
出ないとなったら出ない。
だから定期的に下剤のお世話になったり　摘便がルーチンになったりする。

うんちコントロールは　簡単なようで奥が深い。
摘便は痛みを伴うし　なるべくならしたくない。
でも同じ薬を同じ量使っても　同じに出るとは限らない。
体調や気温や気分、そんな些細なことにも左右される。

難しい。
やりすぎると　水様便で寝巻きやらシーツやら体交枕やらうんちまみれ、
洗濯に消毒と手間がかかる。
そんなわけで　控えめに薬を使い、摘便で刺激を与えて出るのを待つことも多い。

嫌じゃないよ。患者さんがすっきりするんだし。
でもね、臭いって強敵なんだ。
医療用の薄いゴム手袋二枚重ねでやっても
臭いは染みて来る。
終わったあと　いつまでもうんちの臭いが手から消えない。
家に帰って夕飯を作っている時にふと匂う。
お風呂に入っても　布団の中で湧き上がってくる。
何度洗っても消えない　匂い。

うんちのにおいは　強烈で、看護婦を続ける限りついてくる。

ダマスクローズ 「マダム ハーディ」

Mme　Hardy。

一季咲きの清らかな薔薇。
どの花見ても　整って
少しつんとしたレモンの香りをまとっている。

美人すぎて近寄りがたい、そんな雰囲気を漂わせる白薔薇。

イングリッシュローズ 「ザ ピルグリム」

たくさんの小さな花びらを抱え
柔らかい黄色に咲く薔薇。
淡い淡いクリーム色に変わった外側が
少し濃い花びらを抱いている。
中では思い思いに　踊るように　小さな花弁が並んで・・・。

開きかけの姿を　どうぞ。

相棒 不調

ずっと薔薇を撮り続けてきたデジカメの調子が
なんとなく良くない。
ピントが甘くなってきた。
もともとちょっと甘めでは　あった。
三脚使ったのになあ・・・と思うことも・・・。

色味の自然さや　自分で操作を決められるところ
重いけど　電池で動くところ
いい点が一杯の相棒なので
直せたらいいんだけれど・・・。

カシオのＱＶ４０００．

ＥＲ 「メアリーローズ」

一番最初に植えた薔薇。
黒点病で　丸裸になっても
水切れで苦しい夏を越えても
枯れることなく　忠実に蕾を上げてくれる。

朝晩の空気が冷たくなってくると
こんなにこっくりとした深い色で咲いてくれる。
カップも崩さず美しいまま　はらりと散ってゆく。
秋には花が咲きにくいといわれるが
そんなことはない。
満開ではないが　ひとつふたつの寂しさでもなく
つぼみを開き続ける薔薇。

特徴の無い・・ともいえるけど
信頼の厚い薔薇なのです。

薔薇 「Ｌｉｌｌｉａｎ Ｇｉｂｓｏｎ」

1938年　Ｈａｎｓｅｎ作
一重かと思ったら　葉陰には半八重が・・・。

モスローズ 「prince de vaudemonｔ」

1854年　Ｒｏｂｅｒｔ作
モスローズ