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**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

ER ローズマリー

2006年05月28日 | 白・薔薇色のイングリッシュローズ
久しぶりのローズマリーです。
なんだか調子が悪く、枝は細くて弱々しいし
今年は樹を育てる年と割り切って
このほかのつぼみは切りました。
2本太いシュートが上がってきたので
3年後にはしっかりするでしょう。

雨続きで せっかくの優しいクリーム色が茶色くなってしまいます。
涼しいのは歓迎なんですが・・・。
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生きる気力

2006年05月28日 | 病棟
Kさんが夜中にひっそりと旅立ちました。
ラウンドの合間のたった一時間の間に
誰にも世話をかけず 静かに逝ってしまいました。
エコヒイキはいけないのですが
いつも穏やかな空気を纏ったKさんが わたしは大好きでした。

Kさんは昨日まで元気に畑仕事をしていたのに
急に寝たきりの状態になったのに気持ちが付いていけませんでした。
それでも最初は 若かった頃の話を不自由になった言葉で話してくれたり
大相撲の取り組みを楽しみにTV観戦しました。
それが嚥下反射が極端に悪くなり食事が取れないことが分かって
胃婁を造らなければならなくなり
家族が 自宅では介護できないのでどうしようか と相談を始めた頃から
Kさんは話すことをやめました。
TVを勧めても首を振り、一日中目を閉じたまま。
でも寝ているわけではないのです。
心配して助手さんは
 「Kさんは私のお父さんによく似てるの。
  Kさんがいるこの部屋に来るとほっとするの。
  いつまでもお世話させてくださいね」と話しかけ
胃婁になってからグンと生きる気力を無くしたように感じていた私は
マウスケアに濃く出したお茶を使って
せめて味わうことを楽しんで欲しいと願ったりしていたのでした。

10日ほど前、久しぶりにKさんの声を聞きました。
「・・・イ、イエ・・・カエリタイ・・・」
目尻に溜まった93歳の男の涙の重さに
もう少し元気になったら、とついた嘘は
あれで良かったんだろうかと悔やまれます。
正直に現状を伝え、それでも残された可能性を目指して
がんばれっていえばよかったのか・・・。

受け止めた気持ちに最善を返すなんて、未熟な私にはできない。
最善ってなんだったんだろう。
コメント (2)
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愛しのフェリシア満開!

2006年05月28日 | 我が家でつるになってないオールドローズ
香りは強くシャリファアスマに似て香水のように複雑で
花つきは それこそ一枝で花瓶に飾れるほどつぼみが付いて
アプリコットがかった桃色は暖かく優しく
病気に強くて太いシュートもよく上げて
花持ちがとっても良く、個々が1週間以上綺麗に咲き続ける。
私的には あまりに完璧すぎて時に風景化して
申し訳なく思う薔薇なのです。
我が家の外通りに漂う香りは、間違いなくフェリシア。
コーネリアもメアリーローズも きっと
「フェリシア様」と呼んでいるに違いありません。
写真うつりはパッとしません。地味です。
でも嫁に貰うなら フェリシア だな。

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