赤い椅子

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暑中お見舞い申し上げます

2024-07-28 13:54:32 | 日記

毎日の暑さに閉口しています。

お元気にお過ごしでしょうか?外に出ると危険を感じる毎日です。

今日も遠くで少し雷の音を聞いただけで、雨は全く降りません。

運動(たかが3000歩く)ことすら実行できない日を過ごしています。

幸い住まいの建物に図書館があるので、時々出かけて息抜きをしています。

 先日借りてきた本の1冊です。

 明治時代の大逆事件に連座して刑死した医師の大石誠之助(1867~1911)が主人公。

埋もれた歴史や現代日本にも通じる国家権力の危うさに光を当てた物語。

 日露戦争まっただ中の1904年、紀州・新宮に一軒の食堂「太平洋食堂」が開店した。主人は「ドクトル(毒取る)」と地元の人に慕われた大石誠之助。米国留学の経験があり、非戦論や公娼(こうしょう)廃止を唱え、貧しい人を無料で診察するかたわら新聞などに寄稿した。リアリストである誠之助は、幸徳秋水、堺利彦らと交流を深めたことで、「主義者」として国家に監視されるようになる。

 誠之助は国家権力によるでっち上げで死んだ。

適用されたのは、当時の刑法にあった大逆罪。

柳さんは、2017年施行の「共謀罪」法との類似点を指摘する。

「刑法は過去に起きたものに対して適用されるはずなのに、未来形の段階で罪に踏み込むとどうなるのか。

エンタメ小説を読んだ副産物として、考えてもらえれば」

 作中、「大逆事件」という言葉は使っていない。事件関係者とラベルを貼ることで、特殊な世界に見えてしまう懸念からだ。誠之助は、目の前の飢えた母子を真っ先に考え、意見し続けた。その姿は哲学者のソクラテスと「似ている」と柳さん。両者とも若者たちに持論を説き、国家の転覆や革命を志していなかったにもかかわらず処刑された。そんな誠之助を「ヒーロー像として提示したかった」と語った。(宮田裕介)=朝日新聞2020年2月12日掲載

社会主義、国家、共謀罪…などむつかしいことは分からないままに、夢中で読んでしまう大石誠之助の新宮での人とのかかわり方、子供たちとのかかわりのユーモアがあって分かりやすい生き方にひかれた。

歴史で学んだ人たちの名前、幅の広い交流、難しいところは居眠りをしながら読み進むが、大きな発見があった。

誠之助は若いころアメリカに長くいたため語学は堪能である。そのうえもともと耳が良い。語学や音楽の才能は音感が関係するらしい。

・・・ というところで改めて自分自身を振り返り妙に納得したことがある。そうなん!自分には音感がない、音痴だということは自他ともに認めているが、遊び半分ながら中国語に長くかかわってきた…なのに

そのことを正当化するわけではないが、ピンイン(4声発音)が苦手だ! 

なるほど~

この本には読み過ぎた個所にもこんな同じようなことが書いてあった。

新宮には敬語がない…ここにも生まれ育った大阪泉州の、どちらかというと、和歌山に近い地方の言葉使いがなつかしかった。

気軽く手にした1冊を借りてきたのだが…フムフム~

楽しく読み進むうちに主義の話が出てきて、難しかったが、あまり選ばないジャンルの本で、ある意味楽しく読んだ1冊だ。

過ぎた時代の話として読み過ごすのではなく、知っておく必要のある話として暑い日中を読んで過ごす日々だ。

それと、近頃知り合いになった宇治のお茶つくりの方とのつながりで、

『お抹茶のすべて』という1冊も借りてきました。

耳慣れない碾茶というお茶を知ったこと、お茶の歴史にも思いをはせて

暑い夏を過ごしている日々です。

  

抹茶にひく前の茶葉を手摘みで摘み、手間暇かけて抹茶となるのは

わずか5パーセント…いろんな世界を知ることができた夏です。

 

 

 

 

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お久しぶりです

2024-07-14 14:16:05 | 日記

随分ご無沙汰しました。

6月6日に引越しをして、マンションの8階に住んでいます。

引越しのバタバタや、新しいパソコンの接続や操作に

手間取って記事を書く暇が取れませんでした。

今まで夫と共用だったパソコン、自分用のを買ったまではよかったのですが、

いろいろの操作を娘ところに任せているので、時間やいろんな調節が

大変で、ほとほと疲れました!

住まいはワンフロアーで暮らせ、ずいぶん楽になりました!

東南向きにベランダがあり、朝日がが当たり眺めも良いです。

駅前で、下にはスーパーもあり、同じ建物には図書館もあり、

映画や落語会、コンサートなどのホールもあります。

半月ばかり前でしたが、十三夜の月がのぼってくるのが見えました。

和泉山脈、葛城、金剛が見渡せるベランダです。

携帯で写真を撮ったのですが、ここに持ってこれません(>_<)

 

先日空き家にしてきた旧宅に帰れば、風蘭が咲いていました。

ほったらかしできたのに、可愛いですね~

誰もいない夕方にきっといい香りを放つのかな~と

見てきました。

いろんなことに徐々に慣れていきたいですが、年齢的に

限界も感じつつあります( 一一)

またよろしくお願いいたします。

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80歳

2024-05-01 22:41:30 | 日記

母の日が過ぎ、昨夜から冷たい雨の1日。

花籠と鱧のしゃぶしゃぶセットをプレゼントされ、昨夜は鱧と新玉の鍋を

堪能しました。最後の雑炊も美味しかったです!

それなりにバタバタ過ごして記事を書くのをご無沙汰しています。

もう50日以上前の話だが、3月19日に80歳になった!

人の歳のような響きだが、私の歳である‼

家族がよって誕生日のお祝いを京都の十牛庵でしてくれた。

秋に息子夫婦と行って、すごく気に入ったから、

そこでみんなが集まってくれることに予約を入れて準備をしてくれた。

私たち夫婦と総勢10人、孫たちも集まってくれ嬉しい会になった。

前回の2階のお座敷もよかったが、今回は1階の広い庭に面した能舞台のあるお部屋に案内された。

桜にはまだ早いが、前夜の雨も上がり門から入つた庭の苔や植木のなんとみずみずしいこと!

 

総勢10人、いつまでこんな集まりができるやら~と思いながら、

楽しい日を過ごせたことが嬉しい(^_-)-☆

       

親子5人のすがたも嬉しい。みんな元気で集まれることの幸せをかみしめた。

     

         誕生日の集まりということで、まず乾杯の盃とお赤飯。

いろいろなお料理を堪能したが、写真が上手く出てこない"(-""-)"

〆は料理長手製の桜餅とお抹茶。  八寸のきれいな料理など残念だが~

3時間ほどで料亭を見送られて出る。

満腹だが、ゆっくりお茶でも~ということで娘の案内で京都フォーシーズンズホテルへ!

外人客が多く、10人ゆったり座れ、庭園の見える席でまたもやワイワイ!

  ケーキもアイスクリームも美味しゅうございました。

 

突然ですが、近ぢか、引っ越しすることになりました。

2階に台所のある今の家が住みずらくなり、一大決心です。

今の家からも近いし、駅近だしスーパーもマンションの下にあります。

残り何年になるのか、頑張ってそこで暮らしてみようと思います。

なにかとバタバタしています。少しでも元気なうちに引っ越しをしようというところです。

落ち着いたらまた書き込みます<(_ _)>

 

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あべのハルカス美術館

2024-03-08 22:29:11 | 日記

ぜひ見たいと思っていた円空仏展を見に行ってきた。

2月22日、友人を誘うと即、是非ということで待ち合わせて出かける。

ハルカス美術館は久しぶりだ!

 

修行の旅に生涯を捧げ、人々のために祈りを込めて仏を彫った円空。

生涯に12万体の神仏を彫る誓願を立てたといわれ、飛神の剣のようにノミを振るい、

神仏を彫り続けました。 謎の多い一生ですが、その生きた証として、

優しく微笑む観音像、迫力に満ちた護法神像など、今も5千体を超える神仏の像が伝わり、

人々に愛されています。(以上展覧会のHPから~)

 

会場入り口には、立ち木に彫られたと伝わる金剛力士(仁王)立像がいきなりの迫力。

                       

横からの写真。ごつごつとした木・・・そのままです。下の写真はその様子を描いたと言われる資料。

円空没後100年近く経った後に出版の書物(近世奇人伝)も出展されて興味深い。

飛騨の千光寺の住職との交友などについて書かれている。

何年か前に伊吹の友人が連れてくださり、一体の円空仏に出会ったことがあり、

ず~と心に残っていた素朴な仏様だった。

会場は一部写真撮影可能だということで、たくさんの人がカメラに収めている。

  千光寺という寺の住職と意気投合し

しばしば滞在した寺に伝わる仏様たち・・・

 観音様のほほえみが素敵です。

写してきた写真もなかなかうまく取り込めなくて、時間がかかりました!

ハルカスの15階の展望台に出たら、三椏の花が咲いていました。珍しいです!

            

会場を後にして友人とランチをして、お喋りをして、満たされた楽しい1日でした。

 

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中之島図書館

2024-02-23 22:01:40 | 日記

以前から、一度入ってみたいと思っていた中之島図書館へ

行ってきました(1月31日)たまたま娘が一日空いたから・・・と

同行してくれました。

久しぶりに淀屋橋を渡って市役所界隈を歩きました。

暖かい日で有り難かったです!

昔、この界隈のイルミネーションを見に来たことがあり、

その時に図書館の玄関のマッピングを見たこともありましたが、

入館は初めてです。

蔵書数は約55万冊だそうです。東大阪市の大阪府立中央図書中央図書館が

一般書から学術書まで幅広い分野の本を所蔵しているのに対し、この図書館は

古文書や大阪関連の文献、ビジネス関係分野の書籍・資料に特化しているらしいです。

1904年(明治37年)竣工の建物は重要文化財に指定されています。

正面玄関を入った所のドーム天井のステンドグラスが素敵です!

   

クラシック感満載のらせん階段、3階記念室。

こんななんだか懐かしいセントラルヒーティングもありました。

3階に喫茶室もあり、なかなか雰囲気が良かったです!

アフタヌーンティをご馳走してくれました。

蕪村の分厚い資料が目についたので、しばらくそれを読んで楽しみました。

機会があればまた一人ででも来て、ゆっくり珍しい本を眺めて過ごしたいな~と思いました。

 

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