本日7月8日は休暇を取りましてD-STAR。 どうしてもゆきたかった東京湾フェリー。 前回の乗船からは8年くらいたっているのでしょうか。 キャノンズームブラウザがWindows10のおかげで使用できなくなり、その後放置していますのでいつ行ったのか調べるのはあきらめました。
久々に浦賀水道で聴取する国際VHFはBGMに最適です。 第四級海上無線通信士はあっても、無線従事者に選任されることはありませんので、16CHを受信して気分だけ盛り上げて!!
本日のお題「東京湾でD-STAR」。
とりあえず館山まで行き、内房線で浜金谷まで戻り、東京湾フェリーに乗船して、東京湾を1周のつもりでしたが・・・
東京駅八重洲口から出発する房総方面の高速バスも、東京湾アクアラインを通過するとは思いもしませんでした。 なにぶんバスでは車酔いしますので、基本は利用しない交通機関です。
計画では首都高湾岸線→東関道→京葉道路→館山道。 で、ヨッシャー!!のはずでしたが・・・
東京駅八重洲口→安房白浜行き。 日東交通高速バスの房総なのはな7号。 で館山駅まで。
首都高速の部分は割愛させていただき・・・ せっかくですので簡単に。
東京駅八重洲口を出発後、GPSがなかなか受信できず首都高へ進入。 ようやく受信できたころには新富町まで来てしまいました。
都心環状線の掘割の新富町あたりでもID-51で浜町・日本橋レピーターにらくらくアクセスできるのですから、なんと飛びの良いことか。 せっかくですのでレインボーブリッジ上からも初アクセス。 残念ながら、13号地海底トンネル、ではなく東京港海底トンネル手前の掘割では不調なアクセス。
あっ、13号地って死語ですか? ああ、そうですか。 そんなわたしは江東区生まれですので青海(江東区)・台場(港区)・東八潮(品川区)と言うよりは13号地・14号地・15号地という方がなじみが深いですね。 都営バスでは海01系統の門前仲町ー豊洲ー海上公園ー品川駅東口(現在は区間縮小)で、「13号地海底トンネル入口」バス停があり、ここから都営バスが首都高速湾岸線に入り13号地海底トンネルを通過していました。 今では京急バスの大井町駅・大森駅発の船の科学館行の首都高速経由一般路線バスがなんとか残っていますが。 <東99系統の件は省略します。>
海底トンネルの向こうの大井南出口付近は防音壁の影響で品川レピーターのアクセスは△。 レピーターから5.5km付近でようやく。 この先羽田空港の前後はトンネルですので、空港中央でレピーターアクセス。 わたくし個人の羽田空港でのアクセス優先順位第1位は? なんと東京都内のレピーターではありません。
見ていただくと、お分かりいただけると思います。
ブログの他の記事からお察しいただけるとは存じますが、「日本航空」派ですので羽田空港の搭乗前には港南台レピーターをアクセスしていました。 が、最近はサクララウンジなる良い場所にご案内いただける身分へ昇格させていただけましたので、出発時のレピーターアクセスは皆無。 展望デッキであれば都内のレピーターもアクセスできますが、東京湾越えの千葉県のレピーターが最有力。
首都高速湾岸線の空港中央付近も、長柄山レピーターが最もアクセスしやすくなっています。 この先の浮島ジャンクションからもID-51で何とかアクセスできましたので、この周辺の一押しレピーターでしょう。
東京湾アクアラインから館山道
浜町・日本橋・電機大・稲毛・木更津・長柄山・港南台レピーターなどなど、アクセスしてみました結果は画像のとおり。 木更津レピーターはRPTでしたのでアクセス記録には残らず。 以前は我が常置場所からもアクセスが可能でしたが、最近はまったくもって受信もできず。 モービルでしたら引き続き長柄山レピーターというのは、周知の事実であると思いますが、今回のコンセプトは「ハンディ機でのD-STAR」で、バス車内からのレピーターアクセスですので、その違いはご理解いただければと思います。
羽田空港第1ターミナル(2階搭乗口)でのレピーターアクセスで、港南台レピーターが選択肢となりますので、これで気づかれる方は東京湾対岸の千葉県内でもアクセス可能という予測に入られるのではと思います。 神奈川県にお住まいの方が千葉に行かれるときは港南台レピーター。 千葉県の方が神奈川県に行かれるときは長柄山レピーターという選択肢を取られるのではないでしょうか。
館山道に入りID-51ではあっという間に長柄山レピーターはノーメリットとなった後も、港南台レピーターにはアクセス可能でしたので、最寄りレピーター検索の最短レピーターにはに頼らずにいくつかのレピーターを巡ってみましょう。 この時点で港南台レピーターまで30km。 最後にアクセスできた地点は館山道の70~71.5km付近で、片側2車線から対面通行に変わる手前あたりでした。 館山道と東京湾の間には山の障害物がありますのでハンディ機には相当のビハインドです。
これより先は残念ながら館山までレピーターにはアクセスすることはできませんでした。
館山駅周辺から浜金谷へ
東京駅八重洲口を9:20に房総なのはな7号は出発。 10:19の港南台アクセス後、11:02まで待たされることに。
東京からわざわざ館山まで行ったのなら、多少なりとも滞在すべきところ、館山駅での滞在時間はわずか8分。 房総なのはな7号の館山駅到着予定時刻は11:08のところ館山駅下車の時刻は11:12。
まず探すべきは喫煙所。
(駅前での1枚:バスは房総なのはな7号)
そして館山からはJR内房線で浜金谷へ。 こんどの上り電車は11:20発各駅停車(千葉行168M)。 発車時刻まで残り8分。 じつに申し訳ございません。 本日最大のイベントは浜金谷と久里浜の間にあるため、お土産も買わず、何も見ず、駅前で写真を撮って電車へ。 大変失礼なことをいたしました。
ここで心残りが・・・
千葉県内のJR東日本路線で保田ー館山ー安房鴨川間と久留里線全線は未乗区間です。 本日こうして館山に来たにもかかわらず、館山ー安房鴨川間を残してしまいました。 が、裏を返せば再び来る理由があるということです。 夕方の予定がなければ、館山から内房線で安房鴨川へ。 安房鴨川から鴨川日東バスで館山駅へ戻り、内房線で浜金谷へ向かい、内房線制覇という構図ができていました。
館山11:20発の内房線上り168M電車からのD-STAR。
南房総レピーターはどこまでアクセス可能か。
千葉方面に向かって1駅目の那古船形(なこふなかた)到着前にノーメリット。 理由は画像のとおりです。 かなり残念。 これより先は11:45到着の浜金谷まで、あちらこちら試行しましたが神奈川県下のレピーターを含めアクセスできず。
東京湾フェリー
浜金谷11:45到着。
房総の新型電車? いえいえ違います。 わたくしのD-STARのご師匠様の御用達路線からのおさがりです。 「平成6年 東急車輌」製。
どこかの鉄道マニアがつけた俗称「走ルンです」(富士フィルムの写ルンですをもじっています。)。
東日本旅客鉄道の次世代型電車”209系”。
「寿命半分・価格半分・重量半分」のコンセプトを元に、どこまで鉄道車両の製造・維持コストを下げられるかに挑戦した、JR東日本・東急陣営の鉄道標準車両です。 「この電車は従来の半分以下の電力で走っています」の表示はなくなっていましたが。
京浜東北線・根岸線から、内房線・外房線・東金線・総武本線・成田線(松岸方)・鹿島線へ転用の際に、10両編成を4両と6両編成に再組成。 通勤型の3人・7人掛け座席の一部をボックスシート化。
冷房は動作しているんですけど、車内の湿度が高くて汗止まらーず。
汗かき、アイスで冷却しながら金谷港へ。 東京湾フェリーまで5分ほど。 今度のフェリーは12:20と思いきや、12:00。 券売機に到達したのが出航3分前。ちょいと悩みましたが、13:50発まで待つには外は暑すぎるので、出航1分前に乗船。
本日最大のメインイベントです。
メッセージは「^_^ マリタイム_ウラガスイドウ」
決して水道工事店ではありません。 東京湾の浦賀水道です。
よ~く考えてみると、このメッセージわかりずらいですね。 プレジャーボートか、釣り船か。 はたまた小笠原丸か判断つかないことに後々気づいてしまいました。 本日乗船の東京湾フェリーは「かなや丸」。 国際VHFの16CHを聴取しながらのD-STAR。
とりあえず近くて強そうな湘南工科大学レピーターにチャレンジ。 金谷港の出港後すぐに大当たり。
結果をご覧いただきますと、金谷港・久里浜港ともに湘南工科大学レピーターでしたので、フェリー航路の全区間でアクセス可能とも取れますが、航路中間ではアクセスできず。 湘南工科大学は三浦半島の反対側ですので、障害物に阻まれながらも金谷港からレピーターアクセスができたのは関心事です。
いえいえ感心していては駄目です。 無線の楽しさと見えない電波の恐ろしさ。
~12:07時点でのレピーター検索結果~
どのレピーターもアクセスできず。 金谷港出港後すぐの湘南工科大学レピーターアクセスは、船内2階客室(窓席)からでした。
~浦賀水道中間付近でレピーター検索結果~
結果の最初の候補の中でアクセス可能なレピーターは港南台レピーターでした。
本日の東京湾フェリー航路上の気象状況です。
1番目
(房総半島が見えづらく画像を補正しました。)
浦賀水道の中間付近から房総半島は見えずらかったので、視界は5kmあるかないかくらいでしょう。 実際にはここまで見えていませんでした。
画像上寄りの左の船舶は東京湾フェリー「しらはま丸」。 右の船舶は浦賀水道航路進入前の貨物船。 特に気になる画像ではありませんが、東京マーチス(海上保安庁東京湾海上交通センタ)のレーダーで見ると、かなり気になる状態なのかもしれません。
2番目
(視界不良のため前ピンに。)
東京湾フェリー「かなや丸」「しらはま丸」ともに、航路上の速力は13.5ノットのようです。 対して浦賀水道航路の制限船舶の速力は12ノット。 貨物船は浦賀水道航路にはまだ進入していないとおもわれますが、大型船舶で簡単には減速できませんので、すでに12ノットでの航行と思われます。
レピーターアクセスに集中していて、国際VHFを聴取しきれませんでしたが、1番目の画像の時点では東京マーチスのレーダーには10分後の予測進路が交差していて、貨物船宛に注意喚起が出ていたのかもしれません。 貨物船は大型で減速が利かないので、国際VHFの船舶相互チャンネルで通信し、「しらはま丸」が進路を譲ったものと思われます。
話がそれました。 本線に。
東京湾フェリー航路の千葉県寄りでは堂平山レピーターにアクセス可能でした。 しかし航路全般では御岳山レピーターが安定しています。 ただし久里浜(三浦半島)に寄って行くにつれ、どのレピーターも観音崎が障害となっていたようで受信感度は低下の方向。 1レピーターで完全制覇の場合は利得の高いアンテナのご用意をお願いします。
長柄山レピーターは、どうしても富津付近が障害となり常用には至りません。 ダウンリンクがノーメリットで、アップリンクが到達していることもあります。 御岳山レピーターのアクセスではGPSデータがAPRSに到達せず、位置情報は反映ませんでした。
しかし港南台レピーターがこれほどに東京湾に強いとは。 という結果です。
なお、金谷港から御岳までは直線で91km。 堂平で109kmですので、航路上ではおおむね80~107km程度の、長距離アクセスになる模様です。 最寄りレピーター検索で確認しなかったのは残念! (これまでの最高記録は宝永山(富士山:御殿場市)から東京電機大学レピーターまでの105.5km。)
三浦半島越えでの湘南工科大学のアクセスの答えはこの画像の中にありそうです。 久里浜港入港前で正面は三浦半島です。 画像の左右は手前に低い山がありますが、中央部分は開けていることと、周囲に比べ山は奥にあることです。
地図で確認してみると、湘南工科大学の方向に対して、標高の低い地形が読み取れます。 金谷港の時点では三浦半島の突端からの回り込み、または直線で山越えが考えられます。 久里浜港では正面の低い地形を通り抜けてるのではないかと思われます。
本日のアクセス結果をもとに千葉県内内房のモービルからのレピーターアクセスで考えられるのは、
千葉県側で富津(16号線)までは長柄山レピーター。
127号線の浜金谷までは港南台レピーター。
127号線の保田以降は湘南工科大学レピーター。
この推測どおりにアクセス可能であれば、現在のレピーター設置状況でもモービルホイップであれば、千葉県内房の大半はほぼD-STARレピーターのアクセスエリアの中に入りそうですね。 しかし、御岳山・堂平山と内房の国道の位置関係からは、ところどころ山の陰に入ってしまい、金谷までの127号線のすべての区間ではアクセスは難しそう。 この影をカバーできるのは港南台レピーターなのかもしれません。 普通四輪の運転免許を所持していない私個人では確認ができませんので、どなたか答えをお教えください。
GP設置のプレジャーボートであれば、東京湾の大半は御岳山レピーター、太平洋寄りは湘南工科大学レピーターでカバーできそうな気もします。
アクアラインの時点では御岳山・堂平山という超広域レピーターの存在を忘れておりましたことは残念な1日でした。
東京湾フェリーの後は横須賀線でのご帰還です。 鎌倉駅周辺はは鎌倉レピーター。 大船駅構内は港南レピーター。 根岸線の本郷台から桜木町間は港南台レピーター。 横浜は港北レピーターの順でのアクセスとなります。 時間があれば、八重洲口→館山→安房鴨川→館山→浜金谷→久里浜→鎌倉→江の島→ご帰還というのもできたのですけど、次回以降のお楽しみです。
わたしのD-STARライフのその2は、ID-51で40km越えのレピーターアクセスです。
(※その1はハンディ機でD-STAR)
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