今日の収穫

無線・写真・登山のブログ

御岳&御嶽でD-STAR

2013年09月29日 13時58分44秒 | 無線

 CQを出したがらない私の無線ライフ=山の上からレピーターアクセス。 いや、レピーターとは本来「そんなもののためにあるはずはない」、と思いながらもついついやってしまうのがD-STARの新たな楽しみ方。 アナログFMのAPRSより断然楽しめるような。←APRSはやっていませんが・・・

 

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(201系現役時の青梅線/この駅は6両編成が停車できない:川井/奥多摩行)

 

 これまで踏み入れることがなかった御岳山。 JR青梅線立川からの通し運転が少なく、その大半は青梅乗り換え。 立川‐青梅は10両編成の運転が多くなったことと、一部駅を除き4両編成しか運転できないことが、この区間のネックなのでしょうか。

 

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 青梅線御嶽駅から京王バスケーブル下行バスで10分程度。 御岳登山鉄道滝本駅からのケーブルカー。 運賃は片道570円(往復1,090円?)。 suica・PASMOに対応していますので、券売機混雑なら、時間短縮のためにも往復割引を切り捨ててでも簡易改札機へGOでしょう。

 

 最急勾配は25°と申しておりましたがピンときません。 たまたま見えた勾配標識によると、383と470となっていましたので、1000分の383‰と1000分の470‰で、ここが最急こう配なのでしょうか。 (JR京葉線越中島-潮見間の地上へ出る勾配で35/1000‰。 箱根登山鉄道で80/1000‰。 ※470/1000‰であれば、水平方向で1000m進むと470m登る。)

 

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 いやあ、今の世の中はなにごとにも見える化が大事であることが良く解ります。 御岳山からJP1YDG・JP1YIWともに、ほとんど真東向き。 御岳山ケーブル駅でも電機大はOK。

 

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 最大の問題は、”青梅線からアクセスしてみよう”大会。

 

 御岳からのお帰りで特別快速”ホリデー快速おくたま号”をご利用の際には、6両目(一番後)の前から3番目の乗車位置で西東京にアクセスしてください。 なお、ハンディ機は1.8m付近の高さに合わせ、立ち位置は上り線の柵に立ったまま寄りかかる。 かつスピーカーマイクを使う。 これが条件です。 他は試していませんのであしからず。 標準ホイップでも反射して貫けていくことが確認できましたので、どなたか古里(こり)・奥多摩でお願いします。 ただし、ホリデー快速は古里を通過します。

 

 ぜひ奥多摩にもD-STARレピーターを!!

 

 

 

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 奥多摩へは”ホリデー快速おくたま・あきがわ号を。(写真は東京延長運転前のおくたま号新宿行)

 

 旧国鉄時代は新型高性能電車”101系”で”休日臨時特別快速おくたま・あきがわ号”。 このころは特別快速と同じように、先頭にプレート製のヘッドマークを掲げていました。 ホリデー快速と名称がつきますので臨時電車とも思えますが、この電車は土曜・休日のみでありながらも定期運転しています。 

 

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 本日乗車のおくたま4号は、奥多摩16:23発6両(おくたま号)・武蔵五日市16:47発4両(あきがわ号)で、青梅線・五日市線の拝島で連結(17:06・17:11着/17:13発)し、立川から中央線へ戻り一路東京18:03着へ。 立川からは中央線の特別快速(中央特快・青梅特快)と変わりませんので客層ががらりと変わり、登山・ハイキング<一般の関係となります。

 

 三鷹-国分寺・国立-立川の高架化の恩恵かどうかはわかりませんが、中央線車内からレピーターがアクセスしやすいこと。 地上高120mの条件もあり、ロケーションの悪い三鷹6番線停車中でもQSOが成立してしまいます。

 

 このおくたま・あきがわ4号は東京に到着すると、折り返し18:09発中央特快河口湖(大月)行になりますので、東京駅で整列乗車を実施していないと、奥多摩→東京→大月)6両+武蔵五日市→東京→河口湖の壮大な寝過ごしができそうです(河口湖21:05着)。 もし、整列乗車がなければ、家を出発→御岳山・大岳山の登山→温泉→青春18きっぷでホリデー快速乗車&休憩・仮眠+高尾から先でちょっと車内軽食→富士吉田・河口湖で宿泊→翌日富士登山→その日のうちに帰宅などということも理論的には可能そうです


海抜60mのスカイツリー

2013年09月16日 20時07分02秒 | 写真

 常置場所(給電点)は海抜60m。 マンション購入時に現在の景観は保証しませんということでありました。 が、現在のところその景観の障害は、実は豊島区の東池袋・雑司ヶ谷周辺の再開発です。 マンション周辺の農地?と思われる空地の大半は一戸建て分譲となり残りもさほどなく、新たに分譲したマンションも影響はなし。

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カメラ機種名 Canon EOS 10D
撮影日時 2013/08/24 6:16:12
撮影モード 絞り優先AE
Tv(シャッター速度) 1/640
Av(絞り数値) 5.6
露出補正 -1
ISO感度 100
レンズ 100.0 mm
ホワイトバランス 太陽光

 スカイツリーの右に建つはサンシャイン60。 左の煙突らしきは豊島清掃工場。 サンシャインのさらに右に豊島区役所建築の計画がありますが、とりあえずスカイツリーの邪魔にはならなそうです。


宝永山とD-STAR

2013年09月15日 16時33分55秒 | 無線

登山シーズン終了の富士山。

 

 登山道は閉鎖(通行止)となって、来年7月までは登山が出来ない?わけではありませんが、通行止登山道への入山には登山計画書をということで、富士宮で提出。

 

 計画では七合四勺までの予定でありましたが、宝永山の雨と空気の薄さが効き、御殿場下山道の下り六合で断念となりました。

 

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 富士宮五合目のトイレとともに雲海を失礼いたします。

 

 この場所からは静岡県内レピーターのうち焼津・島田・浜松が良好に入感!! 2400mのロケーションは最高ですが、空気の薄さで私は今一。 30分以上五合目に滞留していましたが、これより先の空気の薄さに対する不安は払しょくできず。

 

 伊豆の国・裾野は若干向きが悪く、アクセスは可能ですが、安定度は今一歩です。

 

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 富士宮の時点では天気は良好でしたが、2000m付近に雲が発生してきましたので、これから先は悪天になるであろうことは、容易に想像できました。 (富士宮)六合目までは地図では20分でしたが、空気の薄さになかなか慣れず30分程度。

 

 

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 富士宮登山道から離れ宝永火口へ。 右手は急斜面。 いくらでも滑落しそうな斜面も、雄大な景色。 この辺りに空中線を立てると、0.1Wでも紀伊半島まで飛びそうな雰囲気です。

 

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 宝永第二火口で休憩中。 すり鉢の中ですが良く飛びます。 

 

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 駿河湾からですと富士山と宝永山の位置関係がわかります。 このロケですので浜松もRS59です。

 

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 ログでは宝永第二火口は2436m。 宝永山は2702m(公称2693mで誤差10m程度)となり、標高差約270m。 すり鉢を一気に登りますのできついこと!! わたしがきつい最大の理由は空気が薄いので、いわゆる不完全燃焼状態。 何度となく酸素の燃料切れによる停止を繰り返しながら登った先は・・・

 

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完全に雲の中へ。 富士宮で予測通りの天候となりましたが、第一の目的は達成。 この数分後に激しい雨のお見舞いとなり、3050mはこの天候により断念。 すでに30分も遅れていましたので、仕方がありません。 地表の2/3の薄さが、ここまで覿面に出るとは思いもしませんでした。 ここまでを標準時間で到達できなければ、プリンスルートでの富士山頂到達はありえないこともわかりましたので、当面の目標は宝永山の標準時間内到達と宝永の登り技術の獲得。

 

 宝永山からは1エリアレピーターのアクセスエリアになりますが、このあたりでは堂平はノーメリット。 浜町も残念ながらアクセスできませんでした。 なお、-シフトレピーターは1・2エリアのダブルアクセス以上となりますので、使用不能となるレピーターが大半となると思います。 よってお使いの際は+シフトレピーターをお薦めします。 

 

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 非常に分かりづらいプリンスルートと御殿場下り登山道の合流(御殿場下り六合目)。 本日の最高到達点(ID-51で2777m)。 予定していた最高到達地点まで誤差を含め計算すると、約240mでしたので、スローペースで登れば到達可能でしたが、山頂から下山された方の話をまとめると、宝永山時点で断念したこと、これ以上には進まずが正解であったと思われます。 

 

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 宝永山山頂と雲海ですが、この場所からの無線も格別なものです。 富士登山で1エリアのレピーターを拝借するなんて思いもしないことでしたが、これから先の御殿場登山道は地獄絵図に例えると無間地獄となりますので、i-gateのある電機大レピーターがある程度までダイレクトでアクセスできるのは、非常にありがたいことです。

 

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 雲の外であれば山頂まで見えますが・・・

 

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(まさしく無間地獄一歩手前)ということで、これから先しばらくの間は延々と続く単調な状態。 単独山行初挑戦ではGPSがないと脇へそれてしまう程のルート。 おかげさまでCS-51で流し込んだGPSデータは大砂走りの下(次郎坊→大石茶屋)で有効活用! ID-51様々でした。

 

 ※ログデータを見ていただくと若干お解りいただけると思いますが、2150m付近では電機大はノーメリット。 そのかわり川越がアクセスできました。

 

(ID-51ログ「fujisan-log.txt」をダウンロードです。一部加工あり。)

 

 御殿場ルートの醍醐味は「大砂走り」ですが、登山経験のない私にはハードルの高いルートでした。 ハイカットのトレッキングシューズの半分が砂礫にもぐり、膝をうまく使わないとやられてしまう。 それが延々と続く。 スキーの膝使いとストックの使い方を思い浮かべて、楽に下りられると思い込み、スキーの調子で勝手にやっていました。 (が、この先のお茶屋さんでの会話の中で、それが実は正解であることが。)

 

 延々と一時間近くはやはりきつく、常に膝を気にしながら、かつところどころに休みを入れないと下までもちません。 ただし、次郎坊を越えると急に地面が硬くなり、今まで感じなかった背中の重みが一気にのしかかり、急に絶望感が沸き上がってきますので、なんと大砂走りは楽だったことがわかりました。 (慣れればノンストップで楽に下りられるルートなんだと思います。 しかし下山者は少なく私を抜き去ったのは4人で、しかも私のような下山者は見当たりませんでしたので、御殿場ルートはやはりハードルが高いのでしょう。)

 

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 軌跡の密集している左下は、宝永第二火口です。

 

 今回は目の前の3050mも届かなく、シンプレックスも試せなかった。 と、非常に残念だらけでありましたが、宝永の山頂からレピーターもアクセスできましたし、なんとか登れましたので十分な結果です。

 

 ※ある方の登山経験をつづったホームページと、御殿場五合目上のお茶屋(休業中)で聞いた話によりますと、富士宮→宝永→御殿場登山道→山頂(プリンスルート)のうち、宝永第二火口→宝永は山頂登山の中で一番きついとのことでした。 お茶屋さんでの談では、初めての登山(しかも単独)で、「宝永→御殿場を選択するのはすごいですね。」とのことでした。 十分な装備もしていましたので経験者に見えたようですが、実は高尾・大山で、しかも遊び程度の勘違い経験しかない、なおかつ富士山は初で、単独であることをお話ししてまいりました。

 

 いあや間違いなくきつかったですし、運動不足ですし! 皇太子さまは適度に運動しているし、私はメタリックボディではなくメタボリックですし、その差は歴然です。 運動は適度にしましょう(私宛)。 そして痩せましょう(これも私宛)。 そうすれば高尾6号路を再び21分で登れるかもしれない。

 

 

 

 ID‐51のGPSと自動応答に助けられた登山でありました。

 

 無線で応答いただきました皆様、APRSで追っていただきました皆様、ありがとうございました。

 

 ちなみに私の奥さんからは3050m打ち切りのあおりと台風で早く帰ってくる羽目になり、結局は登るためだけに御殿場へ行っただけだ。 どこにも行けなかったじゃないのと言われました。

 

 だからIC-DPR3を渡しておきたかったのに。