今年(2015年)1月からカウントすること、福岡出張はこれで11往復。5月13日のJAL332便は台風の影響を警戒して5月28日のJAL313便にすり替え、本日5月14日はJR東海エクスプレス予約で博多からの新幹線でのお帰りです。モバイルSuica+エクスプレス予約の組合せは便利です。ICご利用票が小さくて扱いやすいのは良いのですが、東海道区間の車内検札がまだ残っているのは時代遅れな気もします。
新幹線でD-STARの第4弾と言いながらブログ上は第2弾。今まではローカル局が乗車された新幹線をD-STARで追いかけていましたが、今回ようやく私の出番が参りましたので、博多から東京までのD-STARレピータのレポート。本日のお題→「新幹線でD-STAR」です。
●博多→小倉
博多発着では昭和60年6月以来2度目の乗車となる山陽新幹線。まずは「みずほ600号」から。ID-51のメッセージを「^_^ シンカンセン_ミズホ・600A」に設定。
レピータは福岡のみ。JR鹿児島本線・福北ゆたか線の吉塚駅を通過したあたりからアクセスしやすくなるのは、前に書いたブログの通りです。今回、相対するは在来線でなく新幹線。運転席に表示されるATCの信号は次々に速度表示が上がって行くようで、みずほ号ですと加速の中断もなく、あっという間にエリアから外れてしまいそうです。
GPSは博多駅のホームに入る前に受信状態にしないと小倉まで起動しない可能性もあります。シリコンカバーをご使用の方は少しでもGPS受信感度アップのため、博多駅発車前に外すことをお忘れなく。
博多駅周辺ではハンディ機でのレピータアクセスは、ちょっと難関です。福岡出張の際には筑紫口至近距離のホテルを定宿に、新幹線沿いの客室を指定しています。JR博多シティビルの反射を使いレピータがアクセス可能です。
福岡レピータ以降は本州までレピータがないのは残念。小倉駅周辺に関門海峡対岸の山口県下関市もアクセスできるレピータがあれば、さらに楽しくなるでしょう。
●小倉→広島
新関門トンネルで本州突入後、防府・周防大島・岩国のレピータがありますが、アクセスできたのは防府のみ。レピータまでの最接近距離は防府で2.9km、周防大島の18km、岩国の6.3kmです。(最寄りレピータ検索のタイミングでの計測ですので、この数値が最小値とは限りません)防府レピータは運用ログに残りましたが、周防大島・岩国はアクセスできず。岩国は6.3kmまで接近するもトンネルに阻まれる結果となり全容は今のところ不明。
山陽本線の117系電車(京阪神の新快速で走っていた車両)と厚狭?の気動車群で、国鉄色の多さに感動。次はぜひ写真撮影も合わせて行いたいですね。ところどころに鉄道車両の形式が出てきますが、私は鉄道趣味もありますので鉄道趣味+アマチュア無線=「鉄道でもD-STAR」を楽しんでいます。
●広島→岡山
広島レピータで本州最初の好アクセスを期待しましたが・・・。
広島駅に近いトンネルに入る手前まで距離が短くなり、最短で3.4kmまで接近。しかしトンネルを出たところからレピータとの距離が遠ざかり左は山でしたのでレピータとの最接近はトンネル内とみられます。広島レピータは右後ろの山影なのだろうと推測。その結果はこの日の14:00以降に秋葉原の某○○水産(私は有給休暇で無線を満喫しながら博多から東京に帰還)でアイボールした方に推測通りの答えを頂戴することに。広島駅発車後のレピータから10km程度離れた広島市東区役所の先で若干メリット上がるも、決定的なものにならず。レピータは右後方なのでA席(海側・進行方向右の窓側)で高利得の空中線とゆきたいところですが、JR西日本の500系・700系(レールスター)・JR九州のN700系でない限りは、A席に座ることはなさそうです。
※東海道・山陽新幹線の16両編成の車両は、博多に向かって左側からABC(通路)DEの5席の並び。山陽・九州新幹線の8両編成はAB(通路)CDの4席の並びでゆったり。 窮屈な5列シートではA席ではなくE席(山側・進行方向左側の窓側)を指定。ちなみに九州-関西間は通路を挟んで2席2席の4列シートの新幹線に人気があり、旅客機は減便傾向です。
福岡⇔広島と同様に対新幹線でのレピータの間隔は長く、広島⇔倉敷のレピータの間隔は最寄レピータ検索の結果を単純に数値で表すと130km。尾道あたりにレピータがあると、しまなみ海道でのアクセスにも良さそうですね。広島レピータのロケーションアップもぜひお願いしたいところです。最寄りレピータ検索で候補に5エリア(松山・高松)が登場しますが、山上なら間違えなくアクセスできる距離(45~55km)でも、さすがに新幹線からはアクセス不可能なレピータです。
ようやく次のレピータのある岡山県に入り、倉敷レピータのアクセス範囲へ。レピータから18km付近からアクセスでき始め、13km付近でメリット上昇。最接近距離は11kmですので、A席なら岡山まで粘れるでしょう。
昭和63年1月以来の岡山駅で213系電車(当時は瀬戸大橋を渡る本四備讃線の快速電車の車両)を発見。旧国鉄色(オレンジ色)のキハ40形気動車が何両も留置されていたのはうれしいことです。
●岡山→新神戸
JR赤穂線の播州赤穂付近と山陽本線の相生付近からアクセスを期待すると、相生手前の姫路奥山レピータまでの距離29km付近でS9。しかし姫路はノーメリット。姫路は西に対して奥山よりエリアが狭く、東は奥山とさほど変わらず。総体的に姫路のアクセスエリアが狭いことを確認。新幹線からは姫路奥山に資源集中をするのが良ですね。
ちょっと欲を出して六甲南を確認してみることに。レピータから30km離れた所からアクセス可能であることは確認。兵庫県加古郡播磨町付近からは十分なくらいの状況。あっという間に六甲のトンネル群に突入するので、西明石付近までに抑えるようにして下さい。 新神戸駅構内では、六甲南はアクセスできず。駅の外ならいいのでしょうか?
●新神戸→新大阪
六甲のトンネル群を出て左斜めに航空機の離着陸(伊丹空港)が見えれば、そこはまさしく池田レピータのアクセスエリア。新幹線から見て左(宝塚の方)に向かって航空機が離陸してゆけば、離陸したあたりからもう少し左に向くと阪急宝塚線の石橋・池田駅付近等のレピータ設置場所の周辺となりますので見通し距離範囲内。
ここから新大阪発車後までしばらくの間は、池田に限定するのが手堅く運用するというコツは、今までいただいた情報と今日の実績の総合計。新大阪寄りの最後のトンネルを出たところで、池田レピータまで11km。A席であれば生駒山でも良いと思われます。
●新大阪→京都
新大阪で終点の「みずほ600号」から「のぞみ222号」へ乗り換え。ID-51のメッセージを「^_^ シンカンセン ノゾミ・222A」に変更。
ここからは池田・生駒山・京田辺・比叡山のレピータを組み合わせるとなんとかつながりそうですが、京都まで14分程度ですので池田と比叡山に注力?していいかもしれません。
新大阪発車3分後に柏原レピータが入ってきましたが、E席では生駒山レピータ同様にエラーになる確率は高いです。大阪中央・谷町・天王寺・日本橋・寝屋川・堺・阪南の各レピータはあきらめましょう。京田辺レピータのピークは進行左手に「椿本チェイン」なる会社が見えたあたりです。
「まもなく京都です。・・・」のアナウンスで河原町レピータの受信可能エリアに。 ただし、進行方向左手のJR京都線西大路駅の先(京都駅寄り)までは弱く、嵐山の方がやや強いのが実感。京都駅停車中には、河原町はほぼ望めません。中央口(京都タワー側)の駅ビルと周辺のビルが壁になるとの事です。
●京都→名古屋
ここから先は意外と難所。山科・関ヶ原と敵は大きい。山科トンネルを挟んでいずれも比叡山レピータ。琵琶湖と新幹線の距離が開きますので、レピータは比叡山から守山にQSY。守山レピータとの最短距離が10km付近の新幹線保線基地あたりで守山のピーク。
この後、ふたたび琵琶湖が寄ってくるので彦根付近からは再度比叡山レピータ。彦根・米原は新幹線のアルミ合金車体と小さい窓がネックとなるため、ここでも高利得の空中線で勝負したいところです。米原まで比叡山レピータを追い続けると、関ヶ原でのひと休憩の時間が少なくなるため深追いは禁物。以前に比べ関ヶ原越えの時間が短縮されたような気がします。
彦根辺りの手前でたまたま左下を向くと、近江鉄道を走る元西武鉄道の車両を発見。西武池袋線からはすでに引退していますので懐かしくも思える感触です。ちなみに私の常置場所は、西武池袋線沿線です。
本日は岐阜羽島付近の岐南レピータが弱かったような気がしますがいかに。新幹線からのアクセスでは愛知県下で強い岐阜県のレピータなので岐阜羽島通過の先、木曽川付近から一気にメリットが良くなるはずです。
木曽川を越えるとそこは愛知県。名古屋駅構内はいろいろと悩まされた結果、弥富レピータがS9なので停車中の短時間でゆけるでしょう。
●名古屋→新横浜
イメージ的には日進レピータのエリアが広いようですが・・・。あちらこちらとQSYしてしまいましたので名古屋周辺の決定打は打てず。西尾レピータはゲートが×のためかRPT?でゲート越え出来ずでしたが、Sは強いので次回以降のお楽しみに。幸田レピータもSは強いのですがゲートが×のためか、RPT?で残念賞。
この区間の新幹線の速度が上がったと思うのは私だけでしょうか。名古屋市から額田郡幸田町までこんなに早かったかと・・・。2015.3.14のJRダイヤ改正で東海道新幹線の最高速度が引き上げられましたが、どこで最高速度が上がったのは分からず。
西尾・幸田がアウトでしたら豊橋の先で浜松レピータのロケーションが開けますので少々の我慢。浜松のピークは天竜川を越えた先のレピータまで6.1kmのところ。掛川の先まで受信可能。牧之原レピータはゲート越え×。よって静岡空港の先、島田レピータまでお待ちください。今回は島田もゲートが×のためかRPT?。
焼津レピータへ移るも島田市内ではS弱し。Sが上がったところで焼津のアクセスエリアの端まで時間がないので、気を抜いた時点でアクセス失敗の敗戦が確定します。島田~焼津のアクセス可能時間は3分30秒に満たないので、最寄りレピータ検索で「島田←(同一距離)→焼津」となれば、即焼津でアクセスしてみて下さい。
焼津さかなセンターの位置を事前に把握することが勝機となりますが、焼津さかなセンターは見つけづらいでしょう。東名高速日本坂PA(パーキングエリア)なら見つけやすいかもしれませんが、日本坂PAが見えた時点でレピータアクセスもほぼ終了。焼津の端に寄った時点でトンネル(東名高速ではトンネル火災で有名な日本坂トンネル)に入るので、トンネルを出るまで静岡でご待機を。
静岡レピータは、安倍川越えで躊躇せずアクセスを。静岡は静岡駅をピークにロケは悪化。東海道本線東静岡駅付近から先は好転せず。旧清水市内もハンディでは難しい状況。 このまま、富士市内からアクセス可能な伊豆の国レピータまでお待ちください。
とはいうものの、安倍川と同様に富士川を見落とした時点で、島田から伊豆の国までのアクセス失敗の4連敗が確定するので、決してトイレには行かずトンネル内でも必ず窓の外を覗いていてください。慣れてくると、新幹線に乗車している側も新幹線を呼び出す側も新富士通過のタイミングが読めるようになります。
ここでロングQSOになるとあっという間に線路は切り通しでロケーションの悪い区間に引き込まれて、伊豆の国は不安定となりますので出来る限り2分で終了しましょう。ロングQSOを望む方はやはり高利得の空中線&A席(海側)で。私個人もそうですし、ブログ第一弾の時にご乗車いただきました方も、A席は選択無用の座席となっています。
富士山が愛鷹山の陰に隠れた時点で裾野レピータへQSY。しかし、御殿場線との交差地点の僅か1地点がアクセスの鍵。裾野市内でもハンディ機ではアクセス不能となる箇所(確認できているのは裾野運動公園周辺の一部:GW(ゲートウェイではありません)にリニューアルの滑り台を子供と滑りました)があるので、非常に難しいレピーターです。これから先は湘南平を越えた平塚市内までしばしお待ちを。
どうしても我慢が出来ないのであれば小田原の先、鴨宮付近の小田原ダイナシティ(東京に向かって進行左手)辺りで湘南工科大学レピータを1発勝負。中井町のロケの悪そうなあたりでアクセス可能なので、ポイントは丹沢反射ではないかと勝手な想像をしていますが。小田原厚木道路に隠れているJR東日本国府津車両センター(御殿場線と交差した所の左側にあり)付近は×。そこから先はトンネルの連続ですので、湘南平を越えるまでは休憩。トンネルを出たのち湘南工科に気を取られすぎて相模川を越えてしまうと、海老名レピータのアクセスポイントを逃してまい新横浜までだるま状態ですので、相模川橋梁上で海老名へQSYしましょう。
●新横浜→品川
新横浜停車中の13~14号車付近であれば、建物の隙間を抜けて青葉レピータがOK。安定をご要望でしたら港北レピータに。日吉付近のトンネルの連続を過ぎ、多摩川まで港北となりますので、青葉はアクセス確認のみに限定を。
多摩川を渡り東京都内に入ると横須賀線との平行区間は切り通しの中を走行し、良いレピータも無いので大田区馬込の環七交差地点(都営地下鉄浅草線馬込駅上)から先の横須賀線との2層構造区間で品川レピータをお試しください。
●品川→東京
とりあえず日本橋レピータ。ぐっとお待ちいただき浜松町辺りでちょっとアクセス。山手線なら新橋から東京電機大学レピータのアクセスエリアですが、新幹線なら有楽町からエリアへ。しかし山手線ほど期待はできないので浜町レピータへ。確実視するなら、日本橋→浜町の選択となります。
~今日の収穫~
福岡市→東京23区で1日のレピーターアクセス・ゲート越え数=31箇所。(RPT?を入れれば34箇所。)
交信成立を条件とした場合は、福岡・倉敷・姫路奥山・六甲南・池田・嵐山・比叡山・守山・岐南・弥富・日進・浜松・島田・焼津・静岡・伊豆の国・海老名・港北・日本橋・浜町となるのは間違えありませんので20レピータ。(図6)これはあくまでE席(山側・進行方向左側の窓側)からが条件です。最近の新幹線は窓が小さいので、車内から電波が飛びづらくなっています。
今回は、私の趣味が入り「みずほ」と「のぞみ」の2列車にしましたが、どなたか博多から「のぞみ」で東京まで1列車連続運用をお願いします。
新幹線にご乗車の方を追いかけるときは、APRS+D-STARログ+JRサイバーステーションの運転状況でご確認ください。GPSデータがゲートを越えなくてもコールサインがサーバーに到達すればログは残ります。しかし、レピータにアクセスできなくてもJRサイバーステーションで新幹線電車を個別に追うと、ザックリですが運転区間が分かります。適度に更新(F5)を活用すると、次の駅通過が確認できます。
APRSの地図に表示される位置情報は、だいたい10秒前の位置情報です。東海道・山陽新幹線の最高速度(270・285・300km/h)で走行していると12~13秒で1kmを通過しますので、表示された時には1kmほど先を走行しています。