28日に発売された、創刊43年の『デラックスマーガレット』7月号がその号を以て廃刊と知り、今の私はネガティブです。
紙の本など買わずに漫画も小説もケータイで読めという風潮にも、レコード屋にもライブにも行かず音楽はネットでダウンロードしろという流れに対しても。こういう世相は今後、人類は飲酒も喫煙もセックスもせずに、検閲された健康と健全さに塗れた清潔・無欲で共産主義的なユートピアで生きろという統制に繋がるかのようだ。
『渚秘記~忘却の渚』/成沢功・大川功
『恋文』シリーズに続く、成沢功の新連載。記憶をなくし、能登半島の輪島温泉で中居として雇ってもらった過去を知らない女が、生きることに絶望した客と触れあっていく物語。インターネット回線の向こう側にいる作られた人格などではなく、生身の人間と肌と肌を触れ合わせることで「生きる意味」を人々が見出していく、「信頼」をテーマに据えた漫画だ。
『Dream Birdie』round.7/蝦名いくお
終わってしまった…。金髪と3Pができなかった大滝プロがかわいそうだ(笑)
『破戒坊・源界みだれ行脚』其の五<前編>淫ら禁門/ケン月影
この人の劇画を初めて読んだ時、感激した。週漫スペシャル掲載分はHOUBUNSHA MY PAL COMICSにまとめてほしい。
『結婚かバックレか キャバクラ裏日記』/作麻正明・香橋義高
キャバクラ嬢としての「リマ」の顔と、芳文商事のOLである「真里」の顔を使い分ける主人公は、何十億もの財産を持つブサメンに惚れられてしまう。結婚を迫る渡瀬を、OLの自分からキャバ嬢の自分から奪うか、OLの自分が許すか迷うが、「50億かな…」と聞いて卒倒してしまう(笑)
『キミがついた嘘 桃色ランジェリーももか』/舞大夢
風俗に行くと不幸が起きるというジンクスを軸にしたお話が面白かった。男キャラの描き方がわりといい加減なのが気になりましたが。
『午後の淫雲』/竹下純也
犯人は誰だったんだよ!?
『見よ!熟年の技術』/美和剛
絶倫で喫煙者のお父さんダンディーでかっこいい!!
メディアは「草食男子」がモテるなどという戯言を垂れ流すな! 大沢三郎のような男が成功できるのがあるべき世の中の姿だっ。
来月号から始まる佐々木久先生(原作:武守仁)の新連載『ザ・AV面接官』が楽しみです。
私は基本的に「漫画を読まずに大人になった奴」を信用しない。現在漫画家を生業としている先生方はほぼ例外なく、漫画を読んで育った人達である。全ての男子は中学に進学するかしないかの頃に週刊誌のヌード写真や拾ったエロ本、時には脳内で誰かをオカズにオナニーをすることを覚える。女子のオナニー事情は知らないが、少なくとも私は「性欲のない女性」というものに遭遇したことはない。ちなみに俺は週刊誌のヌードグラビアの存在に気付く前はジクソーパズルのカタログに載っていたしょぼい裸写真をオカズにしていた(小学6年生頃)。「漫画を読んだことがない」という言葉は「オナニーをしたことがない」という物と同様に信用できない。漫画を読んで育たなければ漫画を生み出すことができないように、オナニーをしたことがない者には子づくりもできないのだ。
漫画が「エロ」を描くのは当たり前のことである。それを否定する奴らは工場で造られたロボットなのか? お前らだって男と女がセックスをしてこの世に生を受けたんだろ。
ネガティブな記事ですみません。俺は今デラマの廃刊に落ち込んでいるんですよ。
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【検索用】週漫スペシャル 芳文社 201007
性欲なぁ…ありすぎても困りますよ(笑
私は今ほとんどなくなりましたけど、高校時代はもう猿状態でした(笑
今の俺は根画手部不吉です。デラマ廃刊は俺のせいではないのに自分を責めてます。
週漫スペシャルの火まで消したくありません。