アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

麻生みこと『ことのは』

2007-12-19 | 読書
『ことのは』、読みました。
「創聖のアクエリオン」がガンガン部屋に流れてます(笑)

文字通り「言葉」をテーマにした作品が4本採録されています。

「ことのは~薄墨の付け文~」(「ララDX」平成平成16年5月号)
これが一番良かったです。
入学式の部活説明会で書道同好会(「書道部」に昇進)の部長に一目惚れしてしまった前田このは_
「このは
ことのは
綺麗な名だな」

心を奪われた
告白できないまま「墨の匂いが超好きだったから」と恥じらい、想いを隠しつつ_
だが藤崎部長が卒業して上海に留学してします。
「たとえ響かなくても想いは伝えなくちゃならなかった」と上海にラブレターを送るも、先輩は文中の「添削してほしいです」を真に受けて(?)本当に朱で添削して手紙が返ってきてしまった_
やはり「言葉」「ことのは」を伝えなくちゃ駄目だ
「好きです」「好き」「すきです」と書きまくるこのは。
「だけど最後に この手紙の手本 書いてやる」

「ことのは~人魚姫の声色」(「ララDX」平成16年11月号)
水泳部に途中入部した真鍋は高嶺の花_
だが彼女が喋らないのは泳げるようになるための願掛けだった。
そんな真鍋と深沢の交流を描いた作品です。
そして彼女の「喋らなかった言葉」は日記に綴られ海に沈められていた_

「ことのは~天井桟敷の内緒話」(「ララDX」平成17年5月号)
演劇部の新歓公演に感動した1年生の中島とその脚本を書いた三原律先輩_
彼女は自分を切り刻んで言葉にしていた。
演劇の脚本と「言葉」を絡めてあります。

「ことのは~詩人の恋」(「ララDX」平成17年9月号)
あなたを知って
心の在所(ありか)を知りました

文芸部(?)の熊沢の詩の綴られたノートを見てしまった佐古君_
ネタっすから
ネタっすからアレ

と誤魔化すものの、そこには黒木への想いが綴られていた。

描きおろしの「詩人の害」「詩人の愛」が巻末に採録されています。
絵は巧いとは言い難いんですがなんかこう、少女漫画らしい少女漫画ですね。

麻生みことの既刊に
『Go!ヒロミgo!』全8巻完結、他の作品は品切でした。

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