アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『花とゆめ』2012年4号

2012-01-25 | 少女漫画
 
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『暁のヨナ』第49話「暗黒龍と ゆかいな腹へり達」/草凪みずほ
ヨナ一行、賊を始めてしまう。留守番をしている時の、ヨナとシンアのやりとりに、じーんと来る。
名前をあげたシンアを闇から連れ出したい、けれどシンアを追い詰めたりはしない。そういう、弓や剣とは正反対の「強さ」を、ヨナは持っている。


『天使1/2方程式』13時間目/日高万里
マナくんのことばかり考えているゆい子。「5秒」で済む本の貸し借りを続けている上野くんを、どうやら「男」と認識していない。『有閑倶楽部』をもう一度借りたいという選択も渋い。


『月刊なかとば』/山口舞子
この煎餅の袋は思い出の品!


『モノクロ少年少女』#56/福山リョウコ
「応えたらアカン」理由が、姫菱先輩の口から明らかに。そして今の呉羽も、姫菱先輩が好きだった子と同じ、「最後の審判」を下す立場にいる。「出来る限りの可能性を残しといてほしいんや」という、皆を思いやる言葉が、とても残酷だ。


『声優かっ!』voice.51/南マキ
瑞希先輩と久遠千里が、シロの取り合い(笑)をしている。
シロの正体を知らないくせに、久遠千里のほうが、シロと親密。そこが良いんだ!


『ろっぱん!!』Trick 9/トビナトウヤ・ハラダカケル
六本木さんの「蹴り」は、桃の一言から始まった。こういう、童話のような世界で芽生える友情の描き方が楽しい。


『女王様の白兎』episode.10/音久無
レイシーがどんどん素直になっていく。「文献」で得た知識しか持っていなかった異星人の王女が、地球人と共同生活をしながら「経験」を積んでいる。「病気なのかも知れない」と勘違いした、その気持ちをレイシーがどんなふうに理解するのかも楽しみ。


『俺様ティーチャー』第77回/椿いづみ
夏男が仕掛ける、頭脳戦、七色の声、霊視…は、ことごとく頓挫。それでも野上番長まで辿り着けてしまい、「遅れて ごめんね」の一言で、夏男は歌音の、王子様になれる。ただし、あくまでも「男装」なので、歌音の「王子嫌い」が完全に克服されるまで、夏男=真冬だとバレるわけにはいかない。まふまふは、背負っている重荷を自分で増やしてしまう不器用さんだ。


『それでも世界は美しい』第6話/椎名橙
ニケ姫、なんと威厳のあるお姿、本当にご立派な王妃候補になられて…。と、思ったら、「やっぱり一発殴らせろっ」と、いつもの性格が露呈。それでこそニケ。
第1巻が、ようやく届いた。6号から連載になるようで嬉しい。



『Unknownの魔導書』最終回/師走ゆき
このシリーズは良かった。これまで出てきた、「現実逃避」「残留思念」「自己顕示欲」のどの悪魔も、否定的な意味を持つ言葉なのに、それを題材に心温まるお話を創っている。最終話の悪魔は「疑心暗鬼」で、人が持つ負の感情としては、誰でも抱いたことのある、最も身近な物だと思う。もしかしたら作者は、最後にこれを描こうと、「疑心暗鬼」を最終回のためにとっておいたのかもしれない。


ヨナ、モノクロ、それでも世界は美しい。



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