アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

高屋奈月『フルーツバスケット』第16巻

2008-05-03 | 読書
佳境です。


総てを焼きつけておきたいと思うし
忘れてしまいたいとも思う


今日子ママと勝也パパのお話がメインの第16巻です。
荒れていた中学時代の勝沼今日子さん、やる気のない教育実習生だった本田勝也との出逢い。
第7巻で「父親はサラっとしてたから白のイメージ」との台詞があります。
そして昔、今日子さんと会っていた夾。
「責めてほしい」と云う言葉がお互いの中で重なります。

そして家族の前で「要らない」と言われた今日子にプロポーズする勝也。
「先生…っ
……
…かっ
勝也っ
さっき…
さっきの
本気じゃ…
ないよね?」


祝福はされない結婚だった
ただ一人 本田勝也の父親を除いて

そして透を身籠もる今日子。
「あたし…あたしに
人間を産む資格
あるのかな…?」


彼女自身が自分の親に言った、誰も産んでくれとは頼まなかったという台詞が頭を過ぎります。
産まれてくる子が一人の個人だと分かっている今日子は大丈夫だと言う勝也。

透は産まれた。

穏やかに 優しく 時は過ぎていった

風邪をこじらせて死んでしまう勝也。

「父さん昔…
"この世には必要な人間と必要じゃない人間がいる"って言ったでしょ
あれ
ウソだね


何故夜は明けるのだろう
何故あの人達は楽しそうに笑うのだろう
何故TVは明日の天気を予報するのだろう
世界は本当は誰も必要としていない
だから
人間は人間を求めるんだ


自分は透に好きになってもらう「資格」などないと思う夾、自分はこの世に必要なのかと自問する真知。
慊人を許す、否、もう誰かのせいにするのは嫌だと言い怪我をさせられる由希_


楽天ブログの方にフリーページ『フルーツバスケット』(1)~(10)『フルーツバスケット』(11)~(20)も途中まで作成してあります。

第17巻が現在「取り寄せ(1~14日以内に出荷予定)」です。

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