消費税を増税するとなぜ消費は低迷するのでしょうか。その謎を算数を駆使して解明したいとおもいます。
W君はマンガが大好きで、毎月マンガをたくさん買っています。
ある月は、400円のマンガを20冊買いました。消費税率は5%です。
すると本来は400円x20冊=8,000円の買い物なのですが、消費税が上乗せされ8,400円を支払うハメになりました。
実にマンガ1冊分の金額を、丸ごと消費税として取られています。
もしも消費税が存在しなければ、マンガを20冊しか購入できなかったW君は、21冊購入できたのです。
この計算は本体価格が500円でも600円でも同様に成り立ちます。古本屋で買っても貸本屋から借りても同様です。
消費税が10%に増税されるとどうなるでしょう。
400円のマンガには40円、523円のマンガには52円の消費税が課せられます。
つまり10冊購入した時点で1冊分の消費税を支払うことになります。
仮にW君が一年間で100冊のマンガを買ったとしましょう。しかし彼は本当は110冊買えたのです。この買えなかった差分の「10冊」が、積もり積もると恐ろしい事になります。
仮に増税されてから10年間で1,000冊買ったとすると、「買えなかったマンガ」は100冊にふくれ上がります。
この数字が100万人の読者にのしかかると、実に1億冊ものマンガが「売れるはずだったのに売れなかった」ということになるのです。
そしてその売れなかった1億冊の本体価格と同額の消費税およそ500億円は、出版社も作家も潤す事はなく、国庫に入ります。
「消費税は社会保障に使われている。医療費や年金で戻ってくるんだ!」。
そう言われたW君は反論できずに黙り込んでしまいました。
このブログも、仮に毎日更新できれば(そんなに更新できないけど)一年間で365冊のマンガをご紹介できるのですが、消費税のおかげで347冊より多くはご紹介できません。1000文字の文章を書こうとしても952文字しか打てません。166.4センチあるはずの身長も158.5センチに縮こまってしまいます。それでもW君は「強い経済」というスローガンを信じて、黙って納税しているのです。
まとめ。
ぼくは消費税のことを調べていて、「身長を伸ばそう」とおもいました。
にほんブログ村
この記事は嘘です! |
身長に絶望して牛乳をヤケ飲みしました(笑)