アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『週漫スペシャル』2010年4月号

2010-02-28 | 青年漫画
 
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メシ食ってコンビニに寄り週漫スペシャルと缶コーヒー(JT Roots Aroma Black)とハイライトを買ってきて座椅子でゴロゴロ読む。それが俺の月末アルバニトハルネクオリティ。


『毒の華~犯された桜~』/岬ゆきひろ・百田銀治
このシリーズは大好きなんだけど、単行本化してくれたら買いますよって人はやはりそんなにいないのでしょうか。ケータイ配信はされてるけど。
私はマンガというのは「暴力+セックス+α」という単純な方程式のαの部分に何を入れるかが勝負だと思うのですよ。もちろん式の解は人の数だけ無限に存在する。
αは「笑い」だったり「涙」だったり「夢」だったりするわけですが、これは言ってみれば「暴力+セックス+愛」。少年漫画や少女漫画ではなく、劇画で「愛」を描こうとしたらこれが正攻法なんです。古くさいって言うな!俺はこういうのが読みたいんだ!

瑠里の悪女ぶりもいいです。


『沿線不倫恥図~彼女がとろけた夜~』/北野信・小田はるか
トロけるおもちゃは遠回しに「一人でやって下さい」と言ってるようで失礼なお返しだと俺は思います。
420円のマンガを「とてもいい話なんで読んで下さい」と渡して済ませる俺より失礼です。


『恋文~恋は永遠に…~』/成沢功・大川功
恋文シリーズって終わっちゃうのか!
定年退職は終わりじゃない、始まりだ。60歳でもう老後だなんて虫が良すぎます。特に漫画家は一生描き続けるのが宿命です。…というわけで成沢先生の新連載(7月号~)も楽しみにしています。
ぜんぜん関係ないんですがうちの母が数カ月前から年金をもらい始めたそうです。支給までの手続きが面倒だと憤慨してました。高齢者の世帯には役所のほうから頭を下げてお伺いするべきではないでしょうか。
「奥様、このたびは65歳のお誕生日おめでとうございます。わたくし役所の○○と申します。今月より自分が奥様の年金をお届けに毎月ご訪問させていただきますので何卒よろしくお願い申し上げます。(深々とおじぎ)」。


『キャバクラ裏日記 セクハラ接客教育』/作間正明・香橋義高
キャバクラ嬢が蟹工船気取るなよ!
お前らは黙って搾取されてりゃいいんだ!(笑)
俺はキャバクラを「産業」だとは思ってません。
店長やりたい放題だったのに天国の裏路地は地獄だなあ。


『結婚への4連発』/美和剛
絶倫は正義で、ひと晩に4人を相手にする生命力がないと不景気な世の中では生き残れないんですね!
詳しいことはげきがウるふさんに任せた!
俺は美和先生にワイロなんか送ってないぞ!美和先生が勝手に描いてくれてるんだ!
アルバニトハルネはアルバニトハルネ語でアルバニトハルネって意味だとご存じだったんですか美和先生!(笑)


『愛を売る女』love.9/藍沢翔
明が可哀想だよ。人は独りで生きていけるほど強くないから自分を利用しているだけのヤクザの兄キでも信じてしまう。
俺はちゃんと実家に帰ってます。金持ちじゃなくても良い家族がいるから幸せです。


『マハルキタ~偽装結婚・前編』/間宮聖士・中山たくみ
中学生時代、私の家でもフィリピン人の不法就労者を使っていたことがあるんですよ。水商売ではなく掃除のおばさんでしたが。(→過去記事)。
同情したり、搾取していることに後ろめたさを感じるのも、自分が人並みの生活をできていればこそです。それを人は衣食足りて礼節を知ると云う。
(重箱の隅をほじくるようですが193ページの8コマ目に誤植があります。)


『Dream Birdie』round.5/蝦名いくお
芳文コーポレーションの社長を強請って喜恵を芳文女子オープンに出場させようとする大滝プロ。練習中に喜恵は世界ランク1位のポーラ・クリューマーと互角のショットを見せ「最終日・最終組で会いましょう」と声をかけてもらえるが、大滝が手にしたメンバー表には喜恵の名前がなかった!
せっかく世界が認めてくれたのにプロテストまでの金策がああ!
ソープで働くのはなしで知恵を絞って下さいよ、大滝プロ。


『風俗記者・どぶねずみ』#54/佐々木久・武守仁
鮎原がほんの気まぐれに呼んだホテトルがなんと、7年前に出て行った妻の菜穂子。もう大手の記者じゃないと言いつつも「スペシャル」を取材する鮎原。
黒幕の峯田は鮎原の7年前の過去を知っていた。奴を刑務所送りにしても菜穂子からの連絡は来ない…。
菜穂子がどうして風俗の仕事を始めたのか、鮎原は答えを見つけられるのか? 第1話では菜穂子が出て行ったのは4年前なので、作中では3年が経過しています(第1話は2005年11月号、『夜の事件簿』再録)。


俺の趣味は70年代のプログレです。
「太陽と戦慄って何?」
「歌の名前だよ」
「恐怖の頭脳改革って何?」
「歌の名前だよ!」
「原子心母って何?」
「だから歌の名前だよっ!」(笑)


今月は『毒の華』が一番良かった。斬新な漫画が注目されるのも良いことだけど、こういう永く親しまれてきた愛憎劇をこれからも載せて欲しい。


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【検索用】週漫スペシャル 芳文社 201004
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