アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

タアモ『あのこと ぼくのいえ』

2007-12-16 | 読書
ひたすら漫画を読んでます。
今日は3回もブログを更新してます(笑)
タアモさんコンプリートです!
これはすごく良かった!

『初恋ロケット』に関してはこちら
『少女のメランコリー』に関してはこちら
『いっしょにおふろ』に関してはこちら
『吾輩は嫁である。』に関してはこちら

ぼくの名前は海と書いて「かい」
恋する2歳である


「あのこと ぼくのいえ」3作と「こいうたばやし」の4本採録です。

第1話「この言葉は魔法」
高校の寮で男女交互に当番制でお散歩に連れてってもらってる犬の海(かい)_
今日あのこは学校で どんな話をしたのだろうとか
何を考えていたのだろうとか
今日の散歩の当番は誰なんだろうとか
毎日そんなことを考えてすごしている

いつも笑ってる雅ちゃん、初めて彼女を「河島さん」と呼ぶ人を見た_
藤田圭吾君と彼女は昔は仲良しだった…。
人は「言葉」を持っているのにどうして想いを伝えないのだろう?
言葉を話せたら ぼくならすぐに あのこに伝えるのに

「圭吾と もっと話したいの 会っていたいの
でも きっと伝わんない
今の圭吾はあたしの知らない人みたいだ」

「雅こそ
サルみたいだったのに俺の知らない人みたいだ」
「なんて言ったらいい?
なんて言ったら誤解がとける?」

「好き」
たったの一言で全てが変わる、まるで魔法の言葉_

第2話「ラブレター」
海の散歩中に中村が出会った女性、自分ちの犬が死んだのを思い出し泣いてしまう_
そのてっきり年下だと思っていた小西智恵は2週間でいなくなる教育実習生。
中村も智恵も海の散歩を口実にぎこちない交流_
「海ちゃん どうして人間には歳の差とか 先生と生徒だとか 障害が多いんだろうね」
2週間後のお別れの日、海の名を騙って小西先生にラブレター_
「本当?
あの手紙に書かれていることは本当?」

「……
本当です」
「こ…小西先生」

「もう先生じゃありません」
「智恵です 小西智恵」


最終話「ぼくの手」
海は生まれた時足が悪くてちゃんと歩くことができなかったんですね。
あのこの名前は中田朝香ちゃん
ぼくの好きな人だ

朝香ちゃんはぼくと一緒に
お医者さんに行ったり
リハビリをしてくれた

でも歩けるようになったら
前の飼い主さんが

「海はうちの犬なので返してくれない」
そんな海に
「安心してね
海ちゃんはここの子だよ」

と引き取ってくれたのが彼女でした。
でもクッキーちゃんを連れている藤原君がちょっと不安の種。
「会いに行かないで」と言う言葉を持たない犬の自分がもどかしい。
そんな朝香の落とし物の手帳を届けてくれた藤原君、男と一緒の写真を見てしまい
「死んだよ
もういないよ
もう一緒に写真を撮ることもできない」

そんな折り、海が行方不明になったのを一緒に探してくれた彼_
「海ちゃん聞いて あたし好きな人ができたかも」

ぼくは いつでも
君を想ってる
ぼくと君のいる
この場所で


「こいうたばやし」
夢の中ですぐ顔が赤くなるから「ペコちゃん」と呼ばれていた麻衣、夢の中で恋をして、想いを伝えることができずにその人は大阪に行ってしまった_
そんな悲しい夢で目が覚めた現在の麻衣はすぐに人を好きになる夢とは正反対の女の子。
でも「そこ」に行かなくてはならない気がする_
手掛かりは「左義長祭り」、大阪で夢に出てきた思い人似の少年の祖父に会ったら自然に言葉と涙が出てきた_
「お久しぶりです」
「お元気でしたか?」
「はい こっちに戻ってきたんですね」
時を越えて伝わった想い_
そして今井の母の旧姓は…。

犬と人間の交わりを描いた岡崎呼人『わんの実』全2巻もお勧めです。




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